「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

島京子・婚約!、自殺に見せかけた殺人トリックに挑むゴリさんと令子

2013-09-07 06:58:00 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、1977年を締めくくる2作。
どちらの作品も主役格のセミレギュラーが登場、年末作品を盛り立てます。


第282話 52.12.23 婚約指輪 (殿下兄妹)

セミレギュラー:中田喜子(最終出演)

ゲスト:秋野太作
 渡辺知子 矢田稔 椎谷建治 相本好章 本田博太郎 三浦伸六 神山卓三 金子勝美 川畑恵子

脚本:小川英 うどふみこ
監督:小澤啓一

京都に在住している殿下の妹・京子は上京し婚約したことを殿下に告げた。
その婚約相手は達村明というデザイナーで、京子は達村が無理して買ってくれたという50万円もするダイヤの指輪を自慢げに殿下に見せた。
その後、当直だった殿下は京子に自宅キーを渡し署へ戻ったが、京子は殿下のアパートに向かう途中に襲われ、バッグと例の指輪を奪われてしまう。
そんな時、殺人事件が発生し、被害者宅から京子のバッグが発見されたことから、殺人被害者は京子の事件の犯人であることが判る。
しかも、殺害現場の状況から、2名の犯人が計画的に犯行を行ったことが確認された。
被害者宅から例の指輪も発見されたが、鑑定の結果ダイヤはニセモノであった・・・。

度々「話題」に上る殿下の妹・京子が約1年半ぶりに登場、今度は婚約者を引き連れて・・・。
その婚約者・達村明に秋野さんという豪華な布陣となっています。
この達村、秋野さんらしい「独特」な性格の持ち主で、善人なのか悪人なのか、はたまた真面目なのか不真面目なのか訳が分からない不思議なキャラクターとして印象深い人物であります、「デザイナー」という職業もこれまた一癖あったりして。。。
ただ、この達村のせいで京子は事件に巻き込まれてしまうわけですが(^_^;)


第283話 52.12.30 激突 (ゴリさん・令子)

セミレギュラー:長谷直美

ゲスト:河原崎建三
 明石勤 信沢三恵子 増岡弘
 徳弘夏生 関口篤 酒井郷博 山本恵子 戸塚孝 福田しん 

脚本:小川英 四十物光男
監督:竹林進

小学生の登校時間に交通課の令子は交通整理に勤しんでいた。
そこに、細い路地から左折してきた高田の乗る乗用車がやってきたので令子は制止させ、学童を横断歩道に誘導した。
ゆっくりと発信する高田の車、しかしみるみるとスピードを上げ、通行止めのバリケードを突破し前方のコンクリート壁に激突し炎上、高田は即死してしまった。
一部始終を見た令子は、明らかに車を使った自殺であると主張したが、死んだ高田が覚醒剤の売人だったことから、現場に駆け付けたゴリさんは組織による殺人の可能性があるとし、この事件を何者かによる「作意」があったという過程で捜査が行われることになった。
事件当時の高田の運転状況がおかしかったという目撃者を発見したゴリさんは、その証言から高田は自分の遺志で運転していなかったという仮説を立てるが・・・。


1977年最後の作品は、七曲署警察官による犯罪で締めくくられます・・・。
自動車のコントロールによる殺人、被害者の「なりわい」から自殺とみられた事件を殺人であることを証明していくゴリさん、現場にいたことによって、最終的には生命の危機に陥る令子、トリックとサスペンスが程よく入り混じる話です。
登場編から友好的関係であったゴリさんと令子が殺人か自殺かで激しく対立・・・というわけではなく、ゴリさんのプロの刑事としての解説などで、令子も必要以上に意固地になっていません(^_^;)、これは対ボンとは違います。。。

さて、自動車事業部諸氏には、暫く登場していなかったコロナの代わりとして、今回登場の40系セリカLB・ST「6794」と『華麗なる刑事』UPのギャランΣの白パトとの「事故」がトピックスかもしれません。
クライマックス、本来であれば寸止めにするところを足場が悪くギャランがスリップ、新車・セリカのドアに衝突、セリカはドアガラスも割れるという「アクシデント」が発生します。
その後暫くして復活しますが、色合わせが微妙なワインレッドのメタリックな為、色合わせが成されていない修理ということが実は一目でわかったりして(^_^;)
何れにしても、今後のメイン覆面車であり、スニーカー登場後までの長期間使用になります。
貴重なセリカ40系初期STの勇姿をご堪能ください。

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