狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

明日は「大毅の歌謡ショー 」 アンコール歓迎

2006-08-19 08:24:43 | 県知事選

♪親亀の背中に小亀を乗せてー、小亀の背中に孫亀乗せてー♪、・・・・と続いていく戯れ歌。

延々と続く最後のオチは、♪親亀コケたラみなコケた♪で終わる。

親亀はコケてたまるかと強がりを言っているが、・・・・

「最強伝説」の亀田興毅がコケながらも「最弱王座」を手にした。

ところが、弟亀が明日の試合では今やコケる寸前。

弟大毅は前の試合では兄以上の強力パンチと言う前触れで大騒ぎだったが、明日の「現役インドネシア王者」との試合はシラけながらも、別の意味で注目を浴びてい。

各紙とも以前のバカ騒ぎはしていないが、仕掛け人のTBSとデイリースポーツはさすがに黙っているわけには行かない。

以下デイリースポーツの提灯記事。

                     *

大毅の歌謡ショー アンコール歓迎

ニューリングシューズを手に自信満々の大毅=都内の亀田道場  ボクシングスーパーフライ級8回戦(20日・横浜文化体育館)、アンコール大歓迎や!“浪速の弁慶”亀田大毅(17)=協栄=が17日、8・20横浜決戦後の“歌謡ショー”でアンコールを受け付けることを明かした。KO勝利後の恒例の“歌謡ショー”では、これまで1曲限定だったが、今回は夏休み限定の出血大サービス。真夏の横浜で自慢のノドを披露する。また、この日、ワニ革仕様のニューリングシューズが完成した。

 試合を3日後に控え、高ぶりは早くも頂点に達した。練習を終えた大毅は、力強い口調で言い切った。「今回も豪快に倒すよ。何ラウンドかは言えんけど、判定は考えてないからな。豪快に倒して歌を歌うだけ。みんな楽しみにしとってや」とKO勝利を公約した。

 恒例の“歌謡ショー”で夏休み限定バージョンを実施。1曲限定から、ファンの要望があればアンコールに応じる。2曲以上歌う可能性もあり、曲数、曲目などは当日のサプライズ。実現すればプロ5戦目にして本格的なリサイタルとなる。

 ニューリングシューズも完成。ワニ革仕様の特注品で100万円の豪華シューズだ。カラーは大毅の好きな黒とゴールド。「かっこええで。この世にひとつしかないリングシューズやからな。ごっつい気合が入るわ。これを履いてKOや」と鼻息を荒くした。

 すでにスパーリングは打ち上げ、この日は軽めの調整で汗を流した。兄・興毅がセコンドにつくことも決定。「親父とお兄ちゃんがセコンドについてくれれば心強い。いつもそうやけど、今回も家族みんなで勝ちにいく」と拳に力をこめた。(デイリースポーツ)
 


                   ◇

弱いと言われながらも兄興毅は練習熱心でそれなりの強さはあると言われているが、弟大毅はすっかりタレント気分で話にならないと聞く。

明日の試合では「100万円のワニ皮のリングシューズ」で登場とのことだが、親の顔が見てみたい、・・・・いや、もう充分見てしまったので改めて見ることも無いが。

兄貴のパンチは猫パンチだの、なんだらパンチだのと言われたがこうなったら、必殺コウキ、・・・いや、「気功パンチ」でもご披露して欲しいものだ。 勿論相手にパンチが触れる事無く相手を倒す必殺技。

相手はきっと大毅の「気」を感じてKOされるだろう。

明日の相手は協栄ジム発表によると「現役インドネシア王者」というふれこみだが、この発表もマユツバだという報道がある。

当日記は亀田興毅が人気沸騰の時から彼に真に強いチャンピオンになって欲しい気持ちから再三にわたり苦言を呈してきた。
亀田興毅への手紙http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/7225fd4b76b0c7365389c4a
88ff4286a

再び亀田興毅についてhttp://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/b90616182a2a34a32c13ab
6ec56cf4c4

再々・亀田興毅 亀田パパへの手紙http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/59a17c3cf7cb33ff496e44b
0221afc73

明日の試合は「ワニ皮のリングシューズ」は投げ捨てて(勿体無いから親父にひろってもらう)、普通のリングシューズに履き替えて「王者」相手にガチンコ勝負を挑んで欲しい。

それで力及ばなかったらリング上に砕け散っても良いじゃないか。

偉大なチャンピオン、具志堅用高さんがアドバイスする通り負けることから学ぶことは沢山あるはず。 真のチャンピオンを目指すなら。
・具志堅 亀田の場外バトルhttp://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/3cace9ce618a5f71d171ff9d
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以下JーCASTニュースの引用。

 

大毅対戦相手 「偽チャンピオン」?
   亀田興毅選手の世界タイトルマッチ判定「疑惑」バッシングが納まらないが、2006年8月20日に行われる弟の亀田大毅選手の試合についても、「疑惑」が浮上してきた。対戦相手のインドネシアフライ級チャンピオンだというウィド・パエス選手(24)が、実はキャリア3戦の無名ボクサーなのではないか、というのだ。真相ははっきりしないが、「亀田ファミリー」にトラブルが付きまとうのは確かだ。

   パエス選手について、亀田兄弟のオフィシャルホームページのブログでは、
「今度の相手はインドネシアの現役チャンピオン。まぁ大毅は強なってるから絶対KOするよ!」
と興毅選手の応援メッセージが綴られている。

実は、3戦の記録しかなく、1勝1敗1分??

ボクサーの戦績情報サイトでは、パエス選手の戦績は1勝1敗1分
   しかし、

「大毅の対戦相手の本当の姿は、対戦経験わずか3試合、ブランク1年以上、唯一勝った相手は亀田大毅にも負けるようなロートルという無名の弱小噛ませ犬です。まさに亀田興毅並みのインチキ八百長試合です」
   と書かれたブログがいくつかある。
   06年8月15日付の日刊ゲンダイも、
「(パエス選手の)戦績がどうも怪しいのだ。興毅のデビュー戦を戦ったデンナロン・シスソバは『10戦のキャリア』とされたが、実は2戦2敗の選手だったという具合」と「前科」を指摘している。その疑惑の戦績の根拠としているのが『BoxRec』というボクサーの戦績情報サイト。
   J-CASTニュースがこのサイトで検索したら、パエス選手は3戦の記録しかなく、1勝1敗1分。インドネシアタイトル戦は05年1月に行っていたが敗退。最後の試合は05年6月で、この試合は勝利しているが、タイトル戦ではなかった。
   このへんはどうなっているのか協栄ジムに聞いてみると、

「パエス選手はインドネシアチャンピオンです。戦績は18勝4敗3分です。チャンピオンが3戦しかしていないというのはありえません」
   と答えた。

「現在調査中」とコミッション
   ただ、日本ボクシングコミッションでは「チャンピオンであるのか、ないのか現在調査中」としている。

   20日の大毅選手の試合は24:30の深夜に録画放送される。2日に行われた興毅選手の試合は42.4%という高視聴率を獲得したことで、大毅選手の試合も生放送、もしくは日中に放送すればかなりの視聴率になると予測できる。TBSが亀田親子を全面的にバックアップしてきた経緯があるだけに、あるブログには、

「期待されてないのかな?興毅は、タイトルかかってなくてもゴールデンで放送されたのに」
   など疑問の書き込みがあるのは当然だ。
   興毅選手の採点を巡る「疑惑」の話題がヒートアップ。一部マスコミに暴力団との噂などが報道されたうえ、テレビ朝日の番組で亀田父のやくみつるとの舌戦もあって、亀田親子にダーティーなイメージが完全に定着してしまった。フジテレビが格闘技番組「プライド」の放送を中止したように、TBSも亀田親子から距離を取り始めているのかもしれないのだ。J-CASTニュースがTBS広報に問い合わせると、


「もともと地上波での放送は深夜枠だったはずです」
と否定した。対戦相手パエス選手の戦績等を聞くと、

「細かいことまでわかりません」
とそっけなかった。

 

2006年08月14日19時24分 J-CASTニュース

 

 

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みのもんた「朝ズバッ!」でロシアを斬る!露漁船銃撃

2006-08-18 09:42:52 | 外交・安全保障

日本の領海内で操業する漁船がロシア警備艇に拿捕され乗組員の一人が射殺された。

それを「密漁中」だの「国境侵犯」だのとロシア側発表を鵜呑みにして報道するメディア。

ついこの間、日韓で「竹島だ、いや独島だ」と争い、国内でも日本固有の領土が「実効支配」いや「不法占拠」だと大騒ぎした。

今朝の「みのもんた」は生まれ変わったように日露の「国境問題」を明快に斬りまくった。

先ずTBSが準備した説明パネルに書かれた、日本漁船の「密漁」という文字に噛み付いた。

「自分の領海内で仕事をする漁民のことを、ロシアの発表のままに密漁者扱いで報道する日本のジャーナリズムにも問題がある!」と、出演のTBS吉川解説員に話を振った。

突然の振りに面食らったのは吉川美代子解説員。 何かモゴモゴと弁解がましいことをいっていたが意味不明。

さらに「みの節」は快調に進む。

麻生外務大臣の「日本漁船がわが国固有の領土である北方四島のわが国領海内で、ロシア側巡視船により銃撃を受けて拿捕されたことを意味する。到底容認できない」、

という抗議文をパネルで示し留めを刺す。

「麻生大臣はこれにもう一言加えて欲しかった」。

みのもんたは「旧ソ連は日本が降伏した後、日ソ中立条約を一方的に破棄して日本の領土を侵略したのじゃないか。 そして一方的に自分の領土と言ったいるだけじゃないか」、・・・と付け加えて欲しかったいうのだ。

その通りだが、当日記では更にもう一言付け加えて欲しい。

「ソ連の行為を、火事場泥棒という」

更に留めの一言。

「泥棒が自分の権利を主張する行為を、盗人(ぬすっと)猛々しいと言う」とも。

ここでついでながら日本のメディアが報じない事実を二つ。

一つは沖縄の新聞が「沖縄戦」の悲惨さを訴える時に使う枕言葉に「・・・日本で唯一の地上戦を体験・・」は明らかな事実誤認。

ソ連の北方領土の不法占拠の際、占守(シュムシュ)島での悲惨な地上戦について日本国民なら忘れてはいけない。

沖縄メディアは最近「住民を巻き込んだ」を枕詞をに付け加えているようだが、それでも「沖縄戦が住民を巻き込んだ唯一の地上戦」でない。

北方領土でソ連の被害にあった一般住民のことは知られていない。

もう一つ日本のメディアが報じないので忘れ去られた事実。

コラムニストの勝谷誠彦さんが「勝谷誠彦の××な日々」で強調している≪竹島では日本人漁民5名が射殺されたのも忘れるな。 ≫ということ。

今までの日本政府はこの種の国境問題にはいつも腰がひけた態度しかしてこなかった。

最近の「竹島騒動」そして「北朝鮮のミサイル乱射騒動」では安倍官房長官、麻生外務大臣のコンビは今までにない毅然とした態度を示した。

「朝ズバッ!」のゲストの大沢弁護士は「ロシアが拿捕漁民ををロシア国内法で起訴すると言うが、日本政府がこれを座して黙認したら、北方領土を事実上ロシア領と認めた事になる」という。

この意見は重大だ。

同じくゲスト出演の民主党の松原仁議員が良いことを言っていた。

「これを契機に国際司法裁判所に提訴するべき。 もしロシアが応訴しなかったらおのれに非があることを認めたことになるのでメディアを動員して国際世論にうったえろ」。

なるほど国際世論といっても他所の国の境界争いに興味は起こらないのが世の常だが、・・・人の死が関わると重みも自ずと違ってくる。

今回不幸にも火事場泥棒の凶弾に倒れた盛田光広さんの死を無駄にしてはいけない。

安倍、麻生の最後の大仕事としてロシアを提訴せよ。

メディアは終戦後に火事場泥棒を行ったソ連の蛮行を暴いて提訴の後押しをせよ。

火事場泥棒の強弁に荷担するようなメディアは日本には存在しないと思うが、・・・・もしあればそのメディアには「言論の自由という金看板」を下ろしてもらおう。

そうなれば国際世論も日本の味方になる。

盛田光広さんの死を北方領土奪還の礎にせよ。

                 *

今朝のみのもんたはハマコウに噛み付かれてTBSの呪文から解き放たれたかのように歯切れが良かった。

高校野球の智弁和歌山ー帝京戦を取り上げたパネルに「ストライクが出ない!」と書いてある。

控え室で「自分の責任だ」と壁に向かって泣く臨時投手を悲劇ドラマの主人公に持っていこうとしたTBSの意図をたった二言で打ち砕いた。

「彼の責任じゃない!」

「監督の責任だ!」

高校野球では選手、監督の批判は許されない。 

だが、批判は無くとも「押し出し」敗北を喫した投手を悲劇ドラマに仕立て上げたら当人はたまったものではない。

みのもんたの発言の当否はここでは論じないが、高校野球の監督の采配をテレビで真っ向から批判したのは私の知る限りみのもんたが初めて。

この数日すっかりみのもんたウォッチャーになった感がするが、それだけ、みのもんたの影響は大きいと言う事。

                   ◇ 


◆露漁船銃撃:船長を近く起訴 3人の拘束長引く可能性も

 【モスクワ杉尾直哉】北方領土・貝殻島付近の海域で北海道根室市の漁船「第31吉進(きっしん)丸」がロシア国境警備隊に銃撃・拿捕(だほ)された事件で、坂下登船長(59)ら乗組員3人の取り調べにかかわっている国後島・古釜布(ふるかまっぷ)の現地当局者は17日、毎日新聞に対し、同船長が近く密漁や国境侵犯の罪で起訴される見通しであることを明らかにした。残る2人を起訴するかどうかは取り調べ後に決めるとみられる。坂下船長の裁判で乗組員2人に証言させることも想定され、3人の拘束が長引く可能性もある。ロシア連邦保安庁サハリン国境沿岸警備局当局者によると裁判は古釜布で行われる予定。

 本格的な調べはサハリン州の州都ユジノサハリンスク(サハリン島南部)から軍検察の取調官グループが到着する17日深夜以降になる。

 一方、国境警備隊の銃弾を受け死亡した盛田光広さん(35)の遺体について、ロシア側は早期引き渡しに向け日本側との交渉に臨む考えだ。検視官が17日夜、ユジノサハリンスクから古釜布入りして18日に遺体の検視を行い、作業終了後に引き渡される予定。ロシア側は、日露中間ラインまで国境警備隊の船で遺体を運び、洋上で日本の海上保安庁の船に引き渡す案を検討しているという。

毎日新聞 2006年8月18日 3時00分

 

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八重山商工に拍手を

2006-08-17 08:12:10 | 県知事選

期待が大きいと希望が膨らむ。

希望が膨らむと欲が出る。

この欲を誰もとがめることは出来ない。

沖縄中が八重山商工の優勝を期待した。

春のセンバツ大会で優勝した横浜高を最後まで苦しめた八重山商工なら若しかして優勝も夢ではない、と県民が期待しても誰がとがめよう。

八重山商工は強豪智弁和歌山を相手に健闘した。

そして爽やかに散った。

沖縄代表高は離島のハンディを負っていると言われた時期があった。

強い練習相手を求める為の遠征費用。 指導者不足。

数えればきりがない。

沖縄代表高はこれらのハンディを乗り越えて全国レベル、いや野球強豪県と言われるまでになった。

八重山商工。

沖縄本島からはるか南に浮かぶ石垣島。

野球部員の全ては島の中学出身者だ。

八重山商工はかつて沖縄のハンディと言われた条件を凝縮した離島の高校だ。

全国の強豪高が集まる夏の甲子園で初戦を勝つだけで大変な事。

八重山商工は初戦、第二戦と勝ち抜きそして第三戦で惜敗した。

八重山商工よ、良くやった。

全国ベスト16高なのだ!

胸を張って誇りを持って帰って欲しい。

県民は諸君の健闘を賛えて拍手を送る。

いや県民だけではない。 全国に八重山商工ファンは多い。

彼らは今や「判官びいき」の拍手ではなくハンディを乗り越えた強豪高への賛辞の拍手を惜しみなく送っている。

 

以下朝日新聞記事転載。

朝日新聞
智弁和歌山、八重山商工を8―3で下し、8強
2006年08月16日

 第88回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)第11日の16日、3回戦第3試合で八重山商工(沖縄)と智弁和歌山(和歌山)が対戦、智弁和歌山が長打攻勢で逆転し、8―3で勝利した。智弁和歌山の8強進出は4年ぶり。智弁和歌山の高嶋監督は、春夏通じて甲子園50勝となった。
試合終了後整列する、八重山商工の選手たち。右端は伊志嶺監督=16日午後、阪神甲子園球場で
 

試合終了後、握手を交わす八重山商工(左)と智弁和歌山の選手たち=16日午後、阪神甲子園球場で
 

智弁和歌山―八重山商工 9回表智弁和歌山無死、広井は中越え本塁打を放つ。捕手友利
 

智弁和歌山―八重山商工 5回表智弁和歌山1死一、三塁、広井は左中間に3点本塁打を放つ
 

智弁和歌山―八重山商工 2回裏八重山商工1死二塁、金城賢は左中間に適時二塁打を放つ
 

 智弁和歌山は2点を追う5回、広井の3点本塁打で一気に逆転。直後に同点とされたが、7回には2死一、三塁から橋本の適時三塁打などで3点を勝ち越した。8回にも犠飛で加点し、9回には広井のソロ本塁打で試合を決めた。

 八重山商工は2回に金城賢の適時二塁打で先制し、3回にも1点を追加。逆転を許した5回にも友利の犠飛で追いついたが、6回以降は1安打と打線が沈黙。主戦の大嶺も、持ちこたえられなかった。

   ◇

 9回の広井の本塁打は、第66回大会に並ぶ大会タイ記録となる第47号。

 

 

 

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「みのもんたの朝ズバッ!」でハマコウが大暴れ!

2006-08-16 08:55:17 | 県知事選

「朝ズバッ!」でハマコウがみのもんたに噛み付いた。

途中から見たのだが画面ではハマコウが大声で吼えていた。

みのもんたは夏休みで「亀田騒動」からは上手く逃れたが、休みの間に靖国問題に勉強したのかそれともTBSのブリーフィングを受けたのか、番組復帰以来小泉首相の靖国参拝を激しく批判しつづけていた。

その日の番組構成も昨日(8月15日)の首相の参拝以来、反対論者をゲスト在日二世?の白議員を迎えて小泉批判と思われた。

司会のみのもんたは勿論、レギュラーの岸井成格とTBSの女性解説員も揃って参拝批判論者。

役者は揃っていた。

ハマコウ出演の経緯は良く分らないが、どうやらハマコウが靖国神社の宮司に面会して「土下座をして」A級戦犯分祀をお願いしたという。

という事は「ハマコウはA級戦犯の合祀されている靖国に首相が参拝するのには反対だ」とTBSは判断してハマコウをゲストに呼んだのだろう。

ところがTBSの思惑は見事にはずれた。

ハマコウの高等戦術にTBSが見事にハマってしまったのだ。

中曽根元首相が小泉の参拝を批判しているビデオが流れたあたりで、突然ハマコウが態度を変えた。

「この番組は生放送だろ。 言っておきたい事があるんだ。 大体、中曽根は靖国をこのように問題化させた張本人だ。 中曽根以前の大平や鈴木首相も靖国参拝をしていた。 その時はA級戦犯は既に合祀されていたが、中国は何も言わなかった。 中曽根が中国の脅しで参拝を取りやめてから、中国はこの問題を外交問題化し始めたのだ」

大体このような趣旨のことを大声で一気にまくし立てた。

こうなると、みのもんたの一夜漬け勉強では歯が立たない。

先ず白議員、岸レギュラー解説者そしてTBSの女性解説員(名前は失念)が代わる代わる反論したが勝負はハマコウの作戦勝ち。

誰一人ハマコウを論破できるものはいなかった。

「大体この『朝ズバッ!』は日頃政府批判が激しすぎると思っていたので一度文句をいってやろうと思っていたんだ」・・・と番組批判まで飛び出す始末。

ここまで来たらもう、番組は完全にハマコウ劇場。 もう誰も止める事が出来ない。 薄笑いするだけのみのもんたと凍りついたゲスト解説者達の表情が見ものだった。

これが録画放送だったらカットして編集だろうが。

そこが生放送の面白いところ。

まさかハマコウをつまみ出すシーンを見せるわけにはいかない。

反論できない解説陣に業をにやしたみのもんたは、今度は虎の威を借りようと、「海外の反応」をと韓国のご意見を中継で報じた。

お定まりの日本批判の現地新聞紹介の後、今度はアメリカの御意見はとワシントン特派員に画面を繋いだが、・・・・・

みのもんたの希望する「アメリカの日本批判報道」なく、結果的には小泉首相が「ブッシュはそんな大人げないことは言わない」を番組自ら証明した形になったのはお笑いだった。

みのさん可愛そう。

番組が思ったように進行しないので、みのもんたは、困ったように愛想笑いしながら加藤紘一宅の放火事件に話を振った。加藤は昨日は「朝ズバッ!」にも出演してかつての盟友を批判しまくっていた。

みのもんた:「ハマコウさん、加藤さんにお見舞いをしたいと思うのだがこういう場合何が一番いいですかね」

間髪を入れずハマコウが決めてくれた。

「そりゃ、家を建て直してやるのが一番だよ」

 

ハマコウは靖国神社が「A級戦犯」の分祀に同意しないのを承知の上で宮司に土下座をした。 TBSにゲストとしてお呼びが掛かるのを意識して。

TBSはまんまとハマコウの大芝居に引っかかった。

ハマコウ恐るべし!

                   *

テレビで高校野球の「早稲田実業ー福井商業戦」を見ながら書いているので気が散って筆が進まない。

早稲田7点、福井一点で、今9回の表福井最後の攻撃。

ワンアウト。 そしてツーアウト。

今最後の打者2番の中尾。 ヒットで出塁したが次の打者が討ち取られて結局早稲田実業の勝ち。

早稲田実業は投打のバランスの取れた好チーム。 特に斎藤投手はピンチで乱れない落ち着いた好投手。

八重山商業も智弁和歌山を破って早稲田実業と対戦して欲しい。

 

 

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小泉首相の会見 中国・韓国へキツーイ皮肉をニ発!

2006-08-15 09:55:28 | 県知事選

小泉首相が先ほど靖国参拝の後の記者会見を行った。

参拝批判の理由を自ら次の三点に絞った。

 ①中国・韓国が批判するから

 ②A級戦犯が祭られているから

③憲法違反だから

 だが、よっぽど①の中・韓からの批判が腹に据えかねているのか大半の時間を①への反論に費やした。

 ⇒日本の首相は民主的に選ばれている。

日本の首相が日本国内の如何なる設備を参拝しようとも中・韓にとやかく言われる筋合いはない。

 例えブッシュ大統領が参拝を反対しても私は参拝する。 

もっともブッシュ大統領はそんな大人気ないことは言わない、・・・と中・韓へキツーイ一発!

ついでにもう一発、中・韓は日本の国連安保常任理事国入りに反対しているが、だからと言って私が両国の首脳と会うことを拒否したらどっちを批判しますか? 私は意見が違う国の首脳とでもいつでも会います。

 ②A級戦犯合祀⇒(略)従来の繰り返し

 ③憲法違反⇒私は参拝によって神道の普及をしているわけではない。

 そのとおり。 参拝後の記者会見としてほぼ満点!

中国・韓国にキツーイ皮肉をかました点は、アッパレ!

                  *

政教分離の要点はただ二つ。

首相(為政者)が特定の宗教を強制する事。 例えば小泉首相が靖国を参拝して、他にも参拝を強制した場合。

 もう一つ、首相が特定の宗教を禁止する事。 例えば国民が靖国を参拝することを禁じた場合。

非常に単純な話。 

玉ぐし料とか、公用車か自家用車とか、礼服か私服か、私費か公費かは問題の本質ではない。

                    ◇

 <首相靖国参拝>小泉首相、靖国神社に参拝  

小泉純一郎首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝した。首相は「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳。献花料をポケットマネーから3万円払った。参拝方式は「一礼」だった。首相の靖国参拝は01年の就任以来6年連続で、これまで回避していた終戦記念日の参拝に、退任を控え初めて踏み切った。現職首相の「8・15参拝」は85年の中曽根康弘首相以来21年ぶり。首相は01年自民党総裁選の公約であることを参拝理由として説明するとみられるが、中韓両国の反発は必至で、自民党総裁選の論議にも影響しそうだ。 首相はモーニング姿で公用車に乗って公邸を出発、午前7時41分に同神社に到着し、本殿で参拝した。 首相は01年4月の自民党総裁選で「8・15参拝」を公約に掲げた。しかし、同年は外交上の配慮から8月13日に前倒しした。その後、春季例大祭初日の4月21日(02年)▽1月14日(03年)▽元日(04年)▽秋季例大祭初日の10月17日(05年)――と日付を変えて参拝、8月15日は見送ってきた。 しかし、首相として最後の参拝となる今年は、首脳交流を拒絶する中国への批判を強め、8月に入ってからは「公約は生きている」「公約は守るべきものだ」などと参拝の意向を強く示唆していた。 現職首相の「8・15参拝」は三木武夫首相が75年に初めて実施。その後、福田赳夫首相、鈴木善幸首相が行ったが中曽根康弘首相が85年に公式参拝として実施して以来、参拝自体が中断。その後、橋本龍太郎首相や小泉首相らが参拝した際は、別の日程を選んでいた。 首相が「8・15参拝」に踏み切ったのは、首相参拝を支持する安倍晋三官房長官の自民党総裁選での優位が揺るぎない情勢で政局への直接的な影響が回避でき、退任を控えての参拝なら中韓両国の反発も限定的との判断からとみられる。小泉首相の参拝への反発から中韓両国は首脳交流を凍結しており、今回の参拝で反発を強める近隣諸国との関係改善は次期政権の課題となる。【鬼木浩文、小山由宇】(毎日新聞) - 8月15日8時15分更新 中国韓国 国連常任国反対。 才媛と秀才 惜しい人を無くした。

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小泉首相 靖国神社を正装で参拝

2006-08-15 07:09:25 | 県知事選

先ほどからテレビ各社のワイドショーは首相の「神社参拝」で大騒ぎ。

官邸を出て神社に向かう公用車を上空からヘリコプターのカメラで追っていく局もあれば、みのもんたは「中国の代理人」加藤紘一をゲストに呼んで、小泉首相の参拝に猛反発。

これでは日本国中が猛反発しているような印象。

半世紀ほど前の岸信介首相時の「安保改定反対」を想いだす。

あの時もメディアの報道では日本国中が「アンポハンタイ!」かのような印象を与えた。 当時の学生は「アンポハンタイ」と言わなければ女の子にもてなかったと言う話も聞く。

だが、現実は依然として「アンポ継続中」である。

テレビカメラは小泉首相がモーニング姿で本殿を歩いている姿を映している。 にわかに激しい雨が降り出したようだ。

メディアがどのように反キャンペーンを行おうと、今日の一般参詣者は去年に続いて約20万にも達するだろう。

これも現実だし、次期首相候補の安倍長官も参拝賛成者であるのも現実。

今日8月15日。

あらため首相は今日の繁栄と平和の礎となった戦没者を深く追悼した。

                   *

えっ? 「日本の軍国主義は清算されていない」ですって?

中国の江沢民前国家主席は≪戦後、日本の軍国主義は清算されていない。軍国主義思想で頭の中が満たされている者が存在する≫と言う。そして日本には歴史問題を永遠に強調せよとも号令する。

こういう言い掛かりをつける強権独裁国家が隣人として存在するのも現実だ。

このような一方的な言いがかりに左右されず、日本はもう一つの現実を声高に世界に知らしめるべきだ。

もう一つの現実、・・・戦後61年、内に対しても外に対しても一発の銃弾も撃たず、途上国支援を惜しまず、国民の努力で経済大国になったのが日本だ。

江沢民さん、戦後61年間を世押して、日本ほど軍国主義という言葉にそぐわない国はない。 理屈はともかく現実が証明している。

例えばチベットへの侵略をはじめ「きな臭い匂い」や「軍靴の響き」をばら撒いているのはどこの国なのか。

                    *

小泉純一郎より中国への伝言。

 ≪15日だろうが、13日だろうが、4月だろうが、10月だろうが、1月だろうが、いつ行っても批判してるじゃないですか。

いつ行っても同じです。

1つの問題で首脳会談を行えないのはいいのかどうか。

私は日中友好論者ですよ、今まで。

話し合いをしてきましたよ。

他の閣僚、他の分野、交流は進まってますよ。

経済関係も深まってますよ。

戦争の反省をふまえて、戦後61年間、1回の戦争もせず、巻き込まれずに、平和国家として発展してきたんですから。

まさにこれが過去の戦争の反省をふまえて日本が進んできた道です。

現実が証明している。≫

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小泉首相8月15日に靖国参拝決定!

2006-08-14 20:02:23 | 未分類

 首相は15日に靖国参拝

 山崎前副総裁語る

 自民党の山崎拓前副総裁は14日午前のTBS番組で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「公約を守るという立場で参拝すると思う」と述べ、終戦記念日の8月15日に参拝すると明言した2001年の自民党総裁選での公約を実行するとの見方を強調した。

 一方、加藤紘一元幹事長は首相の靖国参拝見送りを求めた。

 山崎氏は靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)問題に関し「戦争指導者と赤紙一枚で戦地に赴いて尊い一命を失われた方々が同じに祭られている問題点がある」と表明。分祀(ぶんし)が実現すれば「天皇陛下の参拝も期待されるし、日中、日韓関係など外交上の問題が大きく変化する」と述べた。

(共同)
(2006年08月14日 10時59分)
 

「株式日記」の転載。
アンチ靖国派の世論工作は失敗したとみるべきでしょう。
政治 / 2006年08月14日

富田メモが出てきた直後でも四割が参拝に賛成という状況です。
アンチ靖国派の世論工作は失敗したとみるべきでしょう。


2006年8月14日 月曜日

「社民党の断末魔」 8月13日 時事ブログ「グースの勿忘草」

めっきり存在感が薄くなった社民党です。
 福島党首の演説ですが、アンチ靖国派の主張は大体似たようなものなので、この主張のおかしさをちょっと分析してみたいと思います。

■アンチ靖国派のおかしな論理(その1)
(1)靖国神社に戦争指導者(いわゆるA級戦犯)が祀られている。
(2)戦争を指導した人物には【責任】がある。
(3)だから首相は靖国神社に参拝するべきではない。
(4)なぜならば、首相が靖国に参拝することでA級戦犯の【責任】が帳消しになるからだ。
  (もしくは、A級戦犯の責任を否定し、英雄扱いすることになるからだ)

 細かい表現はともかく、概ねこんな感じの論理だと思います。
 この論理のおかしな部分は、【責任】の意味が曖昧なこと。「首相の参拝」と「A級戦犯の責任が帳消し」になることの間に因果関係がないと言う部分です。

(A)「法的な意味での責任」を考えてみると、刑が終わった(処刑)されたことによって責任を取ったことになります。近代刑法では刑の執行が終わればすでに犯罪者ではありません。靖国に祀られているいわゆるA級戦犯の方々は、法的な意味での「罪」も「戦争責任」も償ったわけです。
 罪も責任も償った方を慰霊・追悼しても法的には何の問題も発生しません。
 
(B)「道義的な意味の責任」を考えてみましょう。
 道義的というのは明確な基準はなく、半ば個々人の「感情」の問題になります。
 個人の感情は「心」の問題ですから他者に強要することはできません。日本国憲法でも思想信条の自由は保障されていますから、首相の「心の問題」に干渉することはできません。

 以上のように、(A)(B)どちらの意味で考えても、アンチ靖国派の論理は破綻しているわけです。筆者の見た感じだと、アンチ靖国派は(B)道義的な責任を追及したい意向のようですが、「自分の意見を他人に強要できる」と思っている時点で、精神的に幼稚ということができると思います。

■アンチ靖国派のおかしな論理(その2)
(1)首相が、終戦記念日に靖国神社に参拝することは政治的なメッセージになる。
(2)その内容は、戦争を肯定し、軍国主義を賛美するものである。
(3)だから首相は靖国神社に参拝してはいけない。

 これもよく見る論理ですね。
 この論理のおかしな部分は、
 「靖国参拝」と「政治的メッセージ」の関係が曖昧なこと。
 メッセージの内容が荒唐無稽なこと。
 この二点になります。

(A)国際的には戦没者の追悼は国家の権利として認められています。国際慣習・国際条約をみても、他国の戦没者や国家指導者の追悼や慰霊を制限したり禁止したものはありません。つまり、靖国参拝が(悪い意味での)政治的メッセージになることはありえない。

(B)上と重なりますが、国際的には戦没者の追悼が戦争賛美・侵略の肯定という理屈は通用しません。遺族が靖国神社に参拝したとしても軍国主義者とは言われない。これは首相が参拝しても同じ。
 国家の指導者が、戦没者や戦争指導者を追悼・慰霊することは国際法上は認められている行為です。戦争の勝ち負けは関係ありません


■アンチ靖国=利己主義
 要するに、アンチ靖国派の理論というのは、なんら「根拠のない思い込み」だけなのです。さらに始末に終えないことは、「俺の意見は絶対的に正しい」ものだから、「他人も俺の意見に従うべきだ!」と本気で考えている点です。例えば民主党の菅直人議員は、「国民が馬鹿だから自民党が勝った」と公言して憚らない人物ですが、かなり利己主義的な育ち方をしたのではないでしょうか。

 小泉首相が、「日本が敗北した日」に、「戦争で亡くなった方々の下」で、「不戦の誓い」をするのは別に悪くないと思いますがね。「心の問題」(思想信条の自由)を理解できず、他人の心を土足で踏みにじろうとする政治家よりも、非難を浴びながらも靖国神社に参拝する小泉首相のほうが人格者に見えるのではないでしょうか。


「朝日新聞の哀れな末路」 8月11日 時事ブログ「グースの勿忘草」

■朝日新聞の主張
 簡単にまとめてみました。
(1)自民党総裁選で派閥が機能しない。
(2)機能しなくなった理由は、「勝ち馬に乗りたい」という心理から。
(3)津島派(第二派閥)、丹羽・古賀派(第三派閥)は、親中派の看板だったはず。
(4)なのになんでアンチ靖国の谷垣を押さないのか。
(5)勝ち馬に乗るではなく、理念や政策で(靖国に参拝しない)総裁を選べ。
(6)それができないなら、自民党はもうだめだ。

論旨 親中派は派閥をまとめて安倍に対抗しろ。

 こういうことを言いたいのだと思います。
 世論の支持率が著しく低い谷垣氏を、靖国に参拝しないという理由だけで「総理・総裁にせよ!」、という意見を社説で語るとはなかなか朝日新聞らしいなと思いました。
 

■靖国は争点にならず
 朝日新聞は「分析能力が低い新聞社」なので理解できないかもしれませんが、すでに靖国は総裁選における重要な争点ではないのです。その理由は以下のもの。

(1)首相の靖国参拝は、国民生活に悪影響を及ぼさない。
(2)中国や韓国と首脳会談がなくとも、外交上深刻な影響はない。
(3)中国、韓国は、首脳会談拒否以外のカードがない。
  (このカードは実害がなくこれ以上の関係悪化はない)
(4)中国や韓国の対応に、日本国民は嫌な気分になっている。
(5)民主党が親中国の姿勢を明確に打ち出している。

 靖国参拝を控えたからと言って、国民の支持が得られる状況にはない。
 ここを理解できずに、靖国、靖国と繰り返しても世論が盛り上がらないのは当たり前。日本国民は朝日新聞よりも賢いのですから。

富田メモが出てきた直後でも四割が参拝に賛成という状況です。アンチ靖国派の世論工作は失敗したとみるべきでしょう。
 賛成意見の大半は、参拝するべきという「信念」があっての賛成意見でしょう。それに比べると反対意見のほうは必ずしも一枚岩とは言えないような気がします。
 
 選挙における投票行動を考えると、五割の反対意見の中で自民党支持層は「靖国参拝を理由に自民党への投票を控える」ことはない。浮動層も靖国をそんなに重要視していない(理由は上記、「靖国は争点」にならずを参照)。

 一方で、四割を占める賛成意見の大半は、首相が靖国参拝をするならば自民党に投票することになるでしょう。小選挙区は四割取れば勝てる制度ですから、世論調査を見る限り「靖国に参拝したほうが選挙に有利」という構図が見えてきます。
 アンチ靖国な方々は野党の支持層と重なりますから、首相が靖国参拝を控えても、自民党に投票するわけではない。ここが自民党総裁選の重要なポイントになります。

安倍支持への雪崩現象は、こういった分析があってのことなんです。
 一方の谷垣氏は実績もなくカリスマ性もない。
 靖国に参拝しないと明言したことで、自民党支持層からの反発を買うのは必至。土下座路線への回帰は国民に歓迎されない。これでは選挙にならないでしょう。
 もっとも、朝日新聞としては選挙で民主党に勝ってもらいたいのでしょうから谷垣氏を押すのは当然かもしれませんが。

■国を導くのは誰か?
 富田メモの日経新聞や朝日新聞、その他マスメディアがいかに中国のプロパガンダを繰り返そうとも、そんなものには騙されない国民が少なくとも四割はいるわけです。この四割の大半は自民党支持層なわけで、国を護った方々に感謝を忘れない人たちなのです。
 
 国を護った方々にツバを吐きかけるような恥ずかしい人。
 中国のプロパガンダに洗脳されるような思慮の足りない人。

 そういう人たちに国を任せるわけにはいかない。
 筆者はそう思います。


(私のコメント)
昨日の日曜日は終戦記念日が近い事もあってテレビ番組は靖国問題や日中戦争がらみのものが多かったのですが、朝のフジテレビの「報道2001」には秦郁彦氏が出ていたので富田メモの詳しいことが聞けるかと思ったのですが、メモにあるような発言は天皇の定説になっているというのみで、傍証になるような意見は出てこなかった。

後は政治家の先生方の決まりきった発言のみで討論会の意味はなかった。司会者の黒岩氏も深く切り込んで欲しかったのですが、秦氏の発言はあまりなく富田メモについての材料はなかった。テレビ朝日の昼の番組では実際にメモ全部を見た所功氏が、メモ全部に目を通してみるとニュアンスが変わってくると発言している。

 

だから日経新聞はメモ全文を公開すべきなのですが未だにしていない。もしかしたら8月15日の小泉首相の靖国参拝が過ぎれば公開されるかもしれないが、日経の目論見としては富田メモで世論を動かして小泉首相の靖国参拝を阻止しようと言う陰謀は失敗に終わるだろう。

富田メモの一部だけを切り取って発表するやり方は意図的なものであり、こんな報道のされ方をされたら誰でも怒るだろう。数人の学者がメモの未公開部分を見ているようですが、半籐一利氏や秦郁彦氏は天皇の発言と言い続けている。いかんせん検証しようにも日経新聞がメモの公開を拒んでいるからこれ以上はどうすることも出来ない。

この時期に富田メモが一部公開された事は中国と日経新聞の打ち合わせたものなのでしょうが、小泉首相の靖国参拝を阻止する事も安倍晋三氏が後継総裁になることを阻止する事にも失敗したようだ。何しろ対抗馬が中国のハニートラップにかかった谷垣氏では勝負にならない。

株式日記では中国や韓国が靖国参拝反対を叫べば叫ぶほど日本の世論は硬化して反中、反韓気分が高まると書いてきた。だから中国と韓国はもっと靖国参拝反対キャンペーンをやるべきだと皮肉っているのですが、さすがの中国も諦めてきたようだ。取り残されるのは国内の反靖国勢力であり、とくに社民党と朝日新聞ははしごをはずされた結果となった。

「グースの勿忘草」と言うブログでは富田メモに対する考察や朝日新聞などの批判について論点が整理されて論じられていますが、朝日新聞はネットのブロガーの格好の攻撃対象になっている。「2ちゃんねる」にもからかわれて祭りの対象になっていますが、もっと気の毒なのは朝日新聞に洗脳された読者達だ。

富田メモに何が 青山が受けた電話とは(1/2)(動画)

富田メモに何が 青山が受けた電話とは(2/2)(動画)

富田メモへの疑惑と秦郁彦の怪しさ#1(動画)

富田メモへの疑惑と秦郁彦の怪しさ#2(動画)



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八重山商工2回戦突破 おめでとう!

2006-08-14 08:01:29 | 県知事選

八重山商工2回戦突破。 おめでとう!

今朝の琉球新報には、

熱狂!「突っ走れ」

絶叫!「目指せ頂点」

の大見出しが踊って県民の喜びを伝へている。

だが、伊志嶺監督は手放しで喜んではいない。

「野球の神様に助けてもらってるような摩訶不思議な勝利。」

この言葉が全てを表わしている。

勝った八重山のヒット数が5本、負けた松代のヒットが8本。

5回の裏、八重山の攻撃の時、野球の神様は5回の攻撃で姿を現した。

1本のヒットも打たずに2得点。

いや、野球の神様は実際はその回の表に、既にヒーローを金城長靖に決めていた。

松代の攻撃。 1死。 ランナーは一塁。

打者が平凡なループ状のゆるいピッチャーフライを打った。

ピッチャー金城は難なく捕球すると思ったが、・・・瞬間ポトリと落とした。

「エラーだ!」。

そう判断した1塁ランナーは猛然と2塁に突っ走った。

雨で湿気を含んだグラウンドでボールは金城の意図がわかっているかのように目の前で静止していた。

金城は慌てず、ボールを1塁送球。

先ず打者は1塁でアウト。

2塁に向かった1塁ランナーも1塁に入っていた大嶺の素早い送球で二塁でアウト!

一瞬にしてダブルプレーが成立。

テレビの解説者は「金城は落球しても慌てなかったのが良かった」とヘンな誉め方をしていたが、解説者の目は節穴だった。

この場面金城の「慌てなかった」のを誉めるのではなく、金城の「頭脳プレー」を誉めるべきだ。

金城はわざと捕球せず、目の前に落球した。 打球の勢い、グラウンドの状態、・・・これらを瞬時に判断して。

金城長靖の頭脳プレーに、アッパレ!

アナウンサー何度も「金城はカット目を見開いて」云々の表現をしていたが、

無駄に目を見開いているんじゃない。

野球の神様はその瞬間、金城に取り付いたのだ。

その裏の攻撃場面でも(監督の)意図しない重盗で意図しないホーム・スチールを果たしたのも金城長靖だ! 野球の神様が後押ししたのだ。  

そして松代の闘志を打ち砕いた最終回の3点ホームランも又しても金城長靖だ。

伊志嶺監督は「ベンチの指示は伝わらないし・・・豆腐にクギだ。」とご立腹のようだが、神のご加護のある選手たちには、それこそ「暖簾に腕押し」、「糠に釘」ですよ。

豆腐は釘など打たずにチャンプルーにしたほうが旨い。

それでもご立腹が納まらなければ,豆腐には鎹を取り付けましょう。

                  *

<高校野球>八重山商工、逃げ切る 松代に5―3
2006年8月13日(日) 20時12分 毎日新聞 

 第88回全国高校野球選手権大会は第8日の13日、2回戦第4試合は八重山商工(沖縄)が5―3で松代(長野)を降した。
 八重山商工が逃げ切った。四回1死二、三塁から金城長と羽地が重盗を決め、先制。さらに敵失にも乗じて1点。五回は金城長が中越えに3ラン。当山、金城長、大嶺の継投で追い上げをかわした。松代は七回、松沢賢の適時打で1点、九回にも松沢賢の三塁打で2点を返し、粘りを見せた。

 

 ▽八重山商工・伊志嶺吉盛監督 あまりに内容が悪い。ベンチの指示は伝わらないし、大嶺もエースの自覚がない。気持ちを入れろと言ったのに、豆腐にクギだ。
 ▽松代・丸井多賀彦監督 序盤のチャンスで1点でも取りたかった。中断の影響は特にない。負けはしたけれど、ベストゲームでした。
 ◇八重山商工の玉手箱野球
 次々に飛び出す仕掛け。速さで崩して力で仕留める。雷と雨による49分間の中断をはさんでも、外野席最上段の客すら立たせない八重山商工の玉手箱野球だった。
 四回。先制のホームスチールを敢行した金城長の笑顔と対照的に松代バッテリーは、ぼう然としていた。「何がなんだか分からなかった」と捕手の松沢賢。
 1死二、三塁から選んだ策は、ヒットエンドラン。打席の仲里は空振りしたが、三塁から本塁目がけて走り出した金城長を見た松沢賢は慌てて三塁に送球。三塁に戻りかけた金城長は、くるりと反転して悠々の生還。二塁走者の羽地も三塁を陥れ、重盗を記録した。
 「うちは満塁でもヒットエンドランをかけますよ。打ちに行かせないと、自分から打たない。失敗を考えていたら何もできない」と伊志嶺監督。島育ちののんびりナインの尻をたたく策だ、と解説する。それができるのも、野球を通して幼いころから彼らの個性を知り尽くしているからだ。
 動揺を誘うには、これで十分。次は大技。「のまれてしまった。相手の(攻撃の)速いペースに合わせさせられた」とマウンドの堀。五回は金城長が低めのボール気味の球をバックスクリーン右側に運んで3ラン。投げても2年生の当山を、三回途中から救援した金城長、大嶺の2人が140キロ台の速球でねじ伏せ、14三振を奪った。
 金城長を中心に走攻守で圧倒。だが、「野球の神様に助けてもらってるような摩訶(まか)不思議な勝利。笛を吹けど踊らずですよ」と伊志嶺監督。まだまだ甲子園の常識を覆していくつもりだ。【藤野智成】
 ○…八重山商工の2年生左腕・当山は試合前日の朝、伊志嶺監督から先発を言い渡された。甲子園のマウンドに立つのは、センバツの練習以来。先輩たちから「自分たちが守っているから、リラックスして投げろ」と送り出されたことも力にした。三回、先頭打者に二塁打されたところで降板。「全然緊張しなかった。アルプス席の声援は鳥肌が立つぐらい快感だった。次はもっと長く投げてみたい」と41球を振り返った。
 ○…松代の全打点を挙げた1番・松沢賢。七回は一塁強襲の適時打を金城長から放ち、九回はエース大嶺との初対決。2死一、二塁で、「なんとかして、後ろにつなげたい」と打席に入った。2球目のカーブを右越えに運ぶ2点三塁打。「プロに注目される投手も同じ高校生。僕たちにも打てるんだ、と実感した」という。後続が倒れて逆転はならなかったが、「こんないい勝負が出来で、うれしかった」と納得の表情で話した。
 ★雷と雨で試合が中断 松代―八重山商工戦は三回表、2死二塁で松代の攻撃中、雷のため試合が中断。その後、降雨が続き、49分後に再開された。 
 
[ 8月13日 22時46分 更新 ] 

 

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報道2001 「・・・靖国と東京裁判」

2006-08-13 12:42:28 | 外交・安全保障

今朝のフジテレビ、「報道2001」。

テーマは「日本人は戦争責任を総括したのか?靖国と東京裁判」。

8月16日を目前に、「報道2001」も小泉・安倍包囲陣に一枚加わったかの印象の番組構成だった。

メモを取らずに聞き流したので出演者の発言を正確には記録できないが、大体の意を伝えるとして、同番組の偏向振りに抗議したい。

 先ず秦郁彦とはどういう人?

近現代史専門の学者で「富田メモ」に本物だとお墨付きを与えた専門家だと言うからえらい人なのだろう。

だが、今朝のフジテレビで見る限り、いや影響力の強いテレビだからこそ、その発言に疑問を持った。

「冨田メモ」について問われて、「今まで学者の間で定説だった事を裏付ける内容のメモなので、メモは本物」。

学者の発言にしては可笑しくはないですか。

学者の定説に合致するかしないかは結果論であり、メモの真偽の鑑定とは別問題でしょう。

何者かが、学者の定説に合わした偽メモを作る可能性は考えられないの。

 テレビで見る限り、自分の学説に合致したメモの発見で飛び上って喜び、学者としての真偽鑑定の目が曇ったとしか思えない発言だ。

そんな訳の分らん発言をするより、テレビに向かって「日本経済新聞さん。 メモの他の部分(未公開部分)を全て公開してメモの真偽を検証しましょう」と呼びかけた方が学者としての良心に適うとは思いませんか。

フジテレビに対してもう一つ、会場のお客さんってどんな方法で選ぶの?

 アジアの学生の発言と言うけど、お定まりの中国と韓国の学生二人の発言。

親日派の財産は没収してしまうような反日国家・韓国と、共産党一党独裁で言論の自由を封じられた中国の学生がテレビの前で何を発言するか聞くだけ野暮でしょう。

靖国参拝の賛否を聞かれて中国の学生なんぞは勢い余って「絶対、大反対(?)」と最大否定を二つも重ねて大コウフン。

日本のナショナリズム化を問われた日本の学生は、くどくど言っていたが結局,「最近の日本にはナショナリズム化を感じる」とのこと。

いわゆる新聞論調の「きな臭い匂いがしてくる」とか「いつか来た道」とか「軍靴の響きが聞こえてくる」と言った呪文に影響された発言だろう。

 「日本のナショナリズムを心配する前に、お隣の中国、韓国のナショナリズムを心配する方が先だろう」、と言った高市議員の発言はGJ!

 「日本に45年住んでいる外国人として言わして貰うと、現代の日本の若者が戦争に走る選択を取ることはありえない。 日本の若者ほどナショナリズムに欠ける若者を世界中のどこにも見ない」・・・これは台湾人の評論家・金美麗さんの発言。

常々思うのだが、金美麗女史は現代の日本が失った戦前の日本の美点を考え方にも話し方にも持ち続けている数少ない人。 

凛とした所作、話し方は品があってカッコいい! 小泉首相の靖国参拝を目前にして、「報道2001」は遂に中国、韓国の応援団と成り果てた。

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第38回思い出のメロディー 

2006-08-13 11:44:59 | 音楽

昨夜は途中からだが、NHKの「思い出のメロディー」を見た。 今までの先入観で、引退しかかった古い歌手を引っ張り出して歌わす「ナツメロ番組」かと思ったが、・・・NHKも味なことをやる。 手抜きでなく、増えつつある「団塊の世代ウォッチャー」を意識した番組構成。 古い曲を扱いながらも飽きさせない気配りが感じられた。 司会進行のアナウンサーと秋吉久美子には異論もあろうが、間に入れた「ヤスキヨ漫才」もサビが効いていた。 太平サブローのやすしになり切りトークはもう一つの芸になっている。

 きよし:「わしは、このホールに来るのにはるばる大阪から来た」。

やすし:「わしもじゃ」。

きよし:「いや、あんたは青山墓地からきたんやろ」。

 太平シローはお遊びのつもりだろうが、やすしのモノマネ芸の方が本業にみえる。 いらん心配だが、ギャラの一部でもやすしの遺族に廻すのかね。

 きよし:「あんたがNHKに最後に出たのはいつだった」。

 やすし:「7時のニュース以来や」。

やすし:「じゃが、あれはギャラが出ないワ」。

NHKもシャレが分るようになったね。 NHKギャグでも笑わしてくれた。

で、肝心の歌の方は、って?

ゴダイゴ ヒットメドレーから見始めた。 「モンキーマジック」は長女が幼い頃テレビを見ながら「モンキーマジック」を連発していたのを想いだした。「ガンダーラ」は今聴いても新鮮さを失っていない不思議な曲。 伊東ゆかり・中尾ミエの「ザ・ピーナッツ・メドレー」は即席ディユエットにして良く歌っていた。 中尾ミエもちゃんと歌えば綺麗にハモれるんだ。 同時代の歌手なのにご本家の「ザ、ピーナッツ」はどうして出て歌わないんだろう。勿体無い。 宮川秦の話題になって、

中尾ミエ:「宮川先生は、いい曲はみなピーナッツの方に持っていって、大ヒットさせた」。

伊東ゆかり:「違うでしょう。いい曲を私達に持ってきてもみなダメにしちゃったんでしょう」。

 いい突込みしている!

宮川秦の息子さんがバックバンドの指揮をしていたが、一寸した表情、しぐさが親父さんにソックリ。 DNAの凄さを感じる。 40年の時を超えてツーショットで「君といつまでも」を歌った、加山雄三と星由里子はいい企画だった。 当時の「若大将」と「すみちゃん」の映画を流して二人に当時を語らした。 二人とも素敵に歳を重ね「40年後の若大将とすみちゃん」の映画を撮っても可笑しくない程お似合いのツーショットだった。 金井克子・由美かおる・奈美悦子のレ・ガールズはさすがダンスで鍛えているだけあって、今でも充分様になっている。 宮川秦の追悼という事で「宇宙戦艦ヤマト」。 そして、ささきいさおの登場。 ささきいさおと言えば「宇宙戦艦ヤマト」しか思い浮かばない人が多いと思うが、彼が未だ10代の頃、リージェントをグリスで固めて「和製プレスリー」で売り出すべくポップを歌っている頃の佐々木功を知る人は少ないだろう。 当時、「東大進学を諦めてロックの世界に身を転じた」というのが売り物だった。 究極の一発屋、新谷のり子は一見金美麗さんかと思った。 一つの歌を長年歌いこんだせいか、以前より上手くなっているような気がする。 オオトリを夏川りみの「花」でしめたのは、今一番筍の歌手ということで納得だが、途中で川田正子の追悼で歌ったときの衣装は一体何じゃこりゃ。 同県出身の歌手を応援したい気はあるが、小林圭樹さんまで引っ張り出しての川田正子さん追悼なのにネックレスにバスローブに見まがう衣装は無いと思うが・・・。 トリの「花」を歌ったときの衣装も一見アイヌの衣装かと思ったが、どうもそうではないらしい。

今日は夏川りみの出身地、八重山・石垣島の八重山商工が長野代表松代高校と対戦する。

チバリヨー! 八重山商工!

★第38回思い出のメロディー 8/12 19:30-22:00 総合(再放送はBS1 8/16)  http://www.nhk.or.jp/omoide/

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拳友・・・友の墓前に誓う「岩盤パンチの男」

2006-08-12 11:22:34 | 県知事選

◆約束

強打を誇るボクサーのことをハードパンチャーと呼ぶ。

ハードパンチはボクサーの誇りであり、これをファンは色んな表現で例える。

戦前の有名なボクサー「ピストン堀口」はピストンのように休まず繰り出すパンチで知られたが、ピストンには強打のイメージはない。

強打のイメージはダイナマイト・パンチ、必殺パンチ等いろいろあるが、戦後のボクシング界に登場したハードパンチャーには固有の強打のニックネームがついた。

青木勝利の「メガトンパンチ」、海老原博幸の「カミソリ・パンチ」、藤猛の「ハンマー・パンチ」等いずれも強打の「必殺パンチ」を誇っていた。

普通ボクサーが誇るハードパンチにつけられた「必殺パンチ」、や「殺人パンチ」の呼称はあくまでも例えでありボクサー本人にとっては栄誉でこそあれ忌み嫌うべきものではない。

人間がもつ最も原始的な闘争本能を、拳というシンプルな手段で、本気でぶっつけ合うところに観客は感動を覚える。

大衆はそのシンプルな本能のぶつかり合い故にボクシングを支持するのだ。

だが、リング上で繰り出した「必殺パンチ」が文字通り相手を死に至らしめる場合がある。

「殺人パンチ」でトラウマに悩み、一時はボクシングの断念も考えたハードパンチャーがいた。

その男のパンチをその男のトレーナーは強さゆえ固いパンチ、「岩盤パンチ」と呼んだ。

                   *

8月9日の午後1時過ぎ、鳥取市の第二いなば墓苑で、元日本スーパーフライ級王者・田中聖二さんが眠る墓に黙祷する数人の男がいた。

その男は墓前に花束と線香を供え、そしてその日の墓参の主目的であったWBC世界スーパーフライ級のチャンピオンベルトを墓前に供えた。

数分間じっと手を合わせたその男は「世界戦で力を全部出した。その結果、きれいなチャンピオンベルトを墓前に飾ることができてよかった」と墓前に報告、「常にベストを尽くす」と誓った。

この男の名は名城信男、現役のボクシングWBCスーパーフライ級世界王者である。

名城は4ヶ月前の4月15日、田中聖二さんの一周忌にもこの墓をお参りしていた。

「初防衛戦も必死にやって、またベルトを持って来たい」。

名城は最後にもう一度墓前に誓った。

                                        *

http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20060810-73357.html

ローカルニュース 8月10日の紙面から

田中聖ニさんの墓前にベルト 名城選手、勝利報告

 
対戦後に亡くなった田中聖二さんの墓にチャンピオンベルトを持参し、勝利報告をするWBAスーパーフライ級王者の名城信男選手=9日午後、鳥取市


 「きれいなベルトを持ってこれてよかった」-。世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の名城信男さん(24)=奈良市出身=が九日、鳥取市八坂の霊園を訪れ、自分と対戦後に亡くなった故・田中聖二さん=当時(28)=の墓前に光輝くチャンピオンベルトを供えて王座獲得の報告をした。名城さんは墓参を一つの区切りに、「強くなれるところまで強くなりたい」と、ボクシング人生の新たな一歩を踏み出す。

 名城さんは昨年四月、鳥取市出身で日本チャンピオンだった田中さんと対戦。田中さんを破り、新王者に就いた。しかし、田中さんは試合後に帰らぬ人に。ショックでボクシングから遠ざかった時期もあったが、復帰後の今年七月、無敗で世界王者まで登り詰めた。

 名城さんはこの日、ジムの会長らと来鳥。田中さんの墓前に花や線香をたむけた後、ベルトを静かに置いて無言で手を合わせて黙とう。「いろいろなことが頭に浮かんだ」という。

 墓参は、世界戦を前に一周忌で来たのに続き四度目。「勝負は勝つか負けるか分からない。でも次もベストを尽くした試合をしてここに来たい」-。防衛戦でも全力で戦うことを誓った。

 

 
◆時間を1年四ヶ月前の2005年4月3日に巻き戻そう。

場所は大阪市IMPホールで、ボクシング日本スーパーフライ級タイトルマッチが行われていた。

タイトル保持者は中聖二選手(28)=金沢ジム=で、鳥取市出身ボクサータイプ。

昨年11月に日本同級王座を獲得し、今回が初防衛戦で戦績は26戦16勝(4KO)7敗3分け。

王者田中のボクシングスタイルは、相手の踏み込みにあわせてジャブ、右アッパー、左クロスといった多彩なパンチを叩き込む技巧派サウスポー。

相手のパンチを空回りさせるディフェンステクニックが持ち味でその技術で元世界王者ジェリー・ペニャロサも苦しめた。

'97年7月プロデビュー。'02年8月元世界王者ジェリー・ペニャロサと対戦8R出血TKOで敗れるも善戦。

'04年5月現役世界ランカーホバン・ホルダ(フィリピン)に判定勝ちし世界ランク入りしている。

'04年11月27日WBCスーパーフライ級13位の田中は日本同級王者有永政幸(大橋)に挑んだ。

川嶋vs徳山の代理戦争とも言われたこの試合は田中が右ジャブとディフェンス技術でペースを掌握して、有永の強打を最後まで空転させ3-0の判定で勝利した。

そして日本王座を獲得した。

一方挑戦者の名城信男は、「一撃必殺」の堅い左右パンチを思い切りよく振って、対戦相手を追い込む右ファイター。

強打を振ると体が流れてしまうなど決してバランスはよくないが、その流れた体勢から再びパンチを放つことができる天性の下半身のバネを持つ。

すべてのパンチを強振するため、カウンターを食う危険性も高いが、その潔いファイトはファンの共感を得ていた。

キャリアで勝る田中のディフェンステクニックとプロ6戦目ながら「必殺パンチ」が魅力の名城の攻撃力が見所だった。

試合は前半から名城が攻めた。 

序盤は王者のディフェンステクニックに攻めあぐんだ名城だが、持ち前の強打で徐々に田中を追い込み上下の打ち分けなどで終始田中のテクニックを圧倒した。

ラウンドが進むにつれ、攻撃力で上回る名城が終始圧倒。

運命の10ラウンドのゴングがなった。

名城が左右の強打を決め田中をロープ際に追い詰めたところで田中の立っているバランスがおかしくなってきた。

そこでレフリーが試合を止めて名城の10ラウンドTKO勝ちとなった。

田中は初防衛に失敗。戦績は名城が6勝(4KO)、田中が16勝(4KO)7敗3分け。

ここまではボクシングの試合で良くある光景であった。

悲劇は試合終了後に起こった。

田中は控室で嘔吐(おうと)するなど症状が悪化し、意識不明の重態に陥ったのだ。

大阪市の国立病院機構大阪医療センター病院に運ばれ、開頭して血を抜く手術を受けたが、
試合の12日後の15日午後8時43分、前日本スーパーフライ級王者田中聖二は帰らぬ人となった。

死亡した田中聖二は名城の親友だった。

お互いにスパー相手となり、後に「岩盤パンチ」とトレーナーに呼ばした右のストレートも田中のスパーで磨きをかけた。

名城は親友、いや拳友とも言うべき田中を皮肉にも自分の拳で死に至らしめたのだ。

ショックでトラウマに悩んだ。

家に引き篭り真剣に引退を考えた。

相手にパンチを当てるのが怖かった。

戦いを恐れる日本チャンピオンは生きる屍だ。

戦意喪失ではもはや日本タイトル防衛は不可能と考えて、その前にタイトル返上して引退したほうがましだと考えた。

だが、田中の家族からの励ましの言葉が名城の気持ちを変えた。

「聖二から受け継いだ日本タイトルを出来るだけ長く防衛してください。そして聖二の代りに世界タイトルを取ってください。 それが聖二への一番の供養です。 引退はいけません」。

名城の五体に力が甦った。

≪そうだ。 引き継いだ日本タイトルを防衛する。 これが一番の供養なのだ。 そしてもう一つ。 君が果たせなかった世界王者のタイトル奪取だ≫

≪約束しよう。 世界王者のベルトをきっと墓前に供えることを≫

日本タイトル初防衛の相手はWBA4位の世界ランカープロスバー松浦(国際)と決まった。 

そしてその勝者はWBA世界スーパーフライ級王者カステーリョへの挑戦権獲得が決定した。

(続く)

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具志堅用高の逆襲! 「亀田よ、挑戦を受けてみよ!」

2006-08-12 07:38:25 | 県知事選

亀田の記事もだんだん飽きてきた頃だが、 今朝の産経新聞に雑誌『WiLL』編集長花田紀凱が【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】を書いているが、亀田興毅について書いた文で、

≪小誌八月三日号で亀田を「まだ新人レベル」と評したWBC同級王者ブライアン・ビロリアは、この試合のビデオを見て、「これでカメダが勝ったのか?」と言ったきり、絶句した―〉

 これに尽きる。

 亀田が今、やるべきは自ら負けを認め、ベルトを返上、ランダエタに再戦を申し込むことだ。

 そうすりゃ、名誉も回復できるし、再戦を大みそかに中継すればTBSはまた視聴率が稼げて大喜びだろう(喜ばせたくもないが)。≫


亀田がランダエタの再戦を受けるとは思わないが、ランダエタ以外の相手でもTBSが大晦日に「亀田戦」をもってくれば視聴率は上がるだろう。

ところで同文中≪・・「これでカメダが勝ったのか?」と言ったきり、絶句・・≫のくだりで「これでメダカが・・・」と誤読して、WBC同級王者ブライアン・ビロリアは日本語のシャレのわかる男で「亀田はまだメダカの新人!」とかましたと思った・・・、が、おのれのつまらん誤読と分り残念!

亀田のことを「猿亀」とか「泥亀」とか「亀こう」とか種々あだ名がネット上を飛び交っているが「メダカの亀田」が一番本人を表わしている。

これで決まり! 亀田のニックネーム。

「メダカの亀田は未だオムツ!」by【WBC同級王者ブライアン・ビロリアランダエタ

「疑惑の判定」以来、金で王者の誇りを売った元世界王者たちが苦しい「亀田擁護」を繰り返す中、具志堅用高は黙して何も語らなかった。

ファンが今一番聞きたいのは具志堅さんのコメントだと当日記でも書いた。

あまりの沈黙に「まさか?」とも思ったが昨日元気に強烈な「時限爆弾」をメディアに披露したようで安心した。
 

以下サンケイスポーツ転載。

2006年08月12日 更新

【BOX】具志堅会長からの刺客!ついに動いた「反亀田派筆頭」

嘉陽(右)と具志堅会長

昨年12月に東洋太平洋王座を獲得した嘉陽(右)と具志堅会長。カンムリワシが、亀田に襲いかかる

亀田興毅(手前)と父・史郎

因縁の具志堅サイドからの挑戦。亀田興毅(手前)と父・史郎トレーナーは、さあ、どうする?

世界の闘拳に、カンムリワシ2世が襲いかかる!? 微妙な判定でプロボクシングWBA世界ライトフライ級王座に就いた亀田興毅(19)=協栄=に対し、23歳の東洋太平洋同級王者、嘉陽宗嗣(かよう・むねつぐ)=白井・具志堅=が11日、挑戦相手として名乗りをあげた。嘉陽の師は元WBA世界Lフライ級王者で、亀田批判の記事が発端となり、協栄ジムと“絶縁状態”にある具志堅用高会長(51)。『亀田Vs具志堅』の因縁の対決から、目が離せない。

カンムリワシから、刺客が放たれる。亀田陣営との遺恨がくすぶる具志堅会長が、日本中に論議を呼んだ今月2日の亀田の「微妙な判定勝ち」について、この日初めて口を開いた。

「ぼくの方から言うことは、特にない。(亀田は)王者になったのだから、ボクシング界のために頑張ってほしいね」

東日本ボクシング協会副会長という立場も考えてか、波風が立たないよう、口調は穏やか。しかし、水面下では「打倒・亀田」に向けた準備を着々と進めていた。秘蔵っ子、東洋太平洋Lフライ級王者の嘉陽を、亀田のもとに送り込む。

亀田Vs具志堅。6月26日付の全国紙朝刊の掲載記事が発端となり、両者に確執が生まれた。協栄OBの具志堅会長が「金をかければ、そんなに簡単に世界挑戦できるのか」など亀田陣営を痛烈批判。それに対し、協栄ジムの金平桂一郎会長(40)が「事実誤認も甚だしい」と激怒し、白井・具志堅ジムとの交流停止を宣言した。

そんな中、嘉陽が、具志堅会長の意をくむように、亀田に向け、堂々と挑戦状をたたきつけた。

「目指すのは世界王者です。チャンピオンになれるなら、WBAでもWBCでもいい。亀田くんでも誰でも、ぶっ倒しますよ」

KO宣言だ。嘉陽は、具志堅会長と同じ沖縄出身のサウスポー。階級も一緒で、会長の現役時代の異名にちなみ「カンムリワシ2世」と呼ばれる。今年6月の東洋太平洋王座初防衛時には、リング上から「亀田くんと、つかみとろうとするものが同じになった。ぜひ王者になってほしい。そうしたら、亀田くんとやりたい」とすでに“挑戦表明”していた。具志堅会長も「ぜひ、やらせたいね」と意欲を示している。遺恨たっぷりの両陣営の激突が、実現に向けて動き出した。

対する亀田陣営は、初めて戦ったLフライ級で、予想外にパワーが落ちたことなどを理由に、本来のフライ級に階級を上げることを考慮中だ。「亀田Vs嘉陽」戦実現には、クリアしなければならない問題は多いが、協栄Vs具志堅会長の“絶縁状態”は、興行の利害が一致すれば、障害にはならない。嘉陽サイドでは、10月9日に予定する東洋太平洋王座2度目の防衛戦(相手未定)を見送ってでも、亀田との世界戦を最優先する考えを固めている。

“場外バトル”が、リング上での闘いへ。具志堅陣営から放たれた刺客の挑戦に、世界の闘拳、亀田は、受けて立つか?

(田中浩)

◆協栄ジム・金平桂一郎会長

「こういうこと(マッチメーク)は、条件面などきちんとしたオファーがあってからの話。そうでないのだから、プロモーターとしてはどう言っていいか分からない。(興毅の)今後の方針についても、20日の大毅の試合が終わってからでないとはっきりしない」

■嘉陽宗嗣(かよう・むねつぐ)

1982(昭和57)年11月16日、沖縄・今帰仁村(なきじんそん)生まれ、23歳。沖縄尚学高ではボクシング部。アマ通算45戦36勝(16KO・レフェリーストップコンテスト)9敗。01年4月プロデビュー。05年12月に東洋太平洋Lフライ級王座を獲得し、今年6月に初防衛。プロ通算15戦14勝(8KO)1敗。1メートル63の左ボクサーファイター。

★この日の亀田

7日から練習を再開した亀田興毅は、この日も都内の専用合宿所で通常の練習をこなした。“微妙な判定勝ち”でわき起こった周囲からの反論に父・史郎トレーナーは前日10日から「無言」。亀田一家には、異様なムードが漂う。興毅は20日の二男・大毅のプロ第5戦でセコンドを務めるが、それまでは公の場に姿を現す予定はない。またフライ級への転級については、大毅の試合後に、父・史郎トレーナー(41)、金平会長と話し合う。

★具志堅会長VS協栄ジム

6月26日付の全国紙朝刊が、亀田3兄弟ブームについて、賛否両論を並べて取り上げたインタビュー企画の記事を掲載。「否」の立場で具志堅氏が登場し、「弱い外国人とばかり対戦しているのに、日本や東洋太平洋のランキングに押し込んだ」「金をかければ、そんなに簡単に世界挑戦できるのか」など、技術面やプロモート方法なども含め批判。これに対し、金平会長は「事実誤認も甚だしい。東日本ボクシング協会副会長という要職にある人の、こういう発言はいかがかと思う」と反論。「具志堅氏から謝罪や説明などがない限り、対戦相手やプロモートなどでの白井・具志堅ジムとの交流を停止する」と“絶縁”まで口にした。

★二男・大毅は20日に第5戦

大毅のプロ第5戦は、20日に横浜文化体育館で行われる。対戦相手は現インドネシア・フライ級王者のウィド・パエス(24)。今年6月の第4戦で5回TKO勝ちしたヨッピー・ベヌー(24)に続く、インドネシア人選手との対戦だ。


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靖国問題を国の最重要政策と言う朝日新聞の大愚

2006-08-11 08:29:04 | 県知事選
安倍官房長官が四ヶ月も前に靖国神社を参拝していたことが、全国紙は勿論ローカル紙の一面トップを大きく飾る不思議な国。
 
「靖国問題」を外交カードにして歴代首相を平伏せさせてきた中国も小泉首相の変人振りには手を焼いた。
 
小泉は諦めて次期首相に望みをかけたが、どうやら中国が指名した福田が立候補を断念、最もいやな安倍で次期首相は決まりかけた昨今。
 
中国の態度が変化し始めた。
 
振り上げた拳の下ろし時を模索し始めたのだ。
 
中国にとって今では「靖国問題」は、日本で騒いで欲しくない問題になったのだ。
 
その微妙な空気が読めないのが朝日新聞を筆頭にした日本のメディア。
 
今朝の官邸前の会見で小泉首相は、靖国を政治問題化しようとするマスコミにブチ切れ気味。
 
岩手日報 2006年08月10日
「マスコミは目を覚ませ」  首相、靖国参拝報道を批判
 
 小泉純一郎首相は10日朝、自身の靖国神社参拝をめぐる報道機関の論調について「メディアは公約を守らないと批判する。自分たちの意見に(公約の内容が)反対だと、守らなくてもいいのではないかと批判する」と指摘、その上で「日本のマスコミもちょっと目を覚まさないと(いけない)」と不快感を表明した。
 首相は2001年の自民党総裁選で8月15日の終戦記念日に靖国参拝すると明言したが、これまでは見送っている。
 首相はさらに「賛否両論があるのに、いつも首相を批判すればいい(のか)」と強調。「よくわたしを批判するテレビの評論家とコメンテーターに意見を聴いてみたい。首相を批判すれば格好良く見えるのだろうが、少しは冷静に目を覚ましてもらわないと」と重ねて指摘した。
 公邸前で記者団の質問に答えた。
 
今までのパターンのように日本のメディアが首相に「靖国参拝しますか、しませんか」と質問して、その結果を中国様に御注進。
 
そして中国が怒りの拳を挙げる。
 
このパターンが大きく変わったのを日本のメディアは気がついていない。
 
「靖国問題を政争の愚にするな! 靖国問題はほっといて欲しい!」と本音で思っているのは小泉、安倍ではなく実は中国様なのだ。
 
だって、メディアが騒ぐと拳を下ろせなくなるじゃないか。
 
その空気も読めず、必死になって安倍を「靖国問題」に引き込もうと必死の今朝の朝日新聞社説。
 
朝日も自分が浮いているのに気がつかない。いや、気がつかないはずはない。 気がつかない振りをしているに違いない。
 
いずれにせよ、朝日は醜い裸を世界に曝す恥さらしの裸の王様だ。
 
 
 自民党総裁選の告示まであと1カ月。ポスト小泉に意欲を示す候補者の間で、靖国神社のあり方や首相の参拝をめぐる立場の違いがくっきりしてきた。
 麻生太郎外相が「私見」を発表した。宗教法人としての靖国神社に自ら解散してもらい、特殊法人にして国立の追悼施設に衣替えするという。
 国が関与するには、政教分離の原則から宗教色をぬぐい去らねばならないが、どのように儀式などを変えるのか、合祀(ごうし)されているA級戦犯をどう扱うのか、そもそも神社側が解散に応じるのかなど、大事なところで疑問は少なくない。
 結局、戦没者を追悼する場はあくまで靖国であるべきだとし、しかし天皇や首相を含めてだれもが支障なくお参りできるよう抜本的に組織を組み替えるというのがポイントだ。
 それが実現されるまでは、首相や閣僚として参拝はしない考えのようだ。
 その意味では、谷垣禎一財務相がA級戦犯の分祀を期待し、当面は参拝を控えると明言したのと通じるところがある。首相の参拝を凍結する、一種のモラトリアムと言えるかもしれない。
 谷垣氏の理由は明快だ。小泉首相が中国や韓国と首脳会談ができない現状は異常だとし、まずは近隣国との関係を修復するのを優先すべきだと主張している。
 さすがに小泉政権で外交の責任者をつとめる麻生氏としては、外交の行き詰まりを認めるわけにはいかないのだろう。慎重に言葉を選び、靖国をながらえさせるため、天皇が参拝できるようにするためなどと理由を語っている。
 だが、首相らが参拝するには、いまの靖国神社のあり方では問題が多いと麻生氏が考えているのは間違いなかろう。
 私たちはこの問題で「総裁候補は明確に考えを語れ」と求めてきた。小泉時代にこじれにこじれ、政治や外交の焦点になってしまった靖国問題をどう解きほぐすか。ポスト小泉の総裁候補が逃げるわけにはいかない論点だと考えるからだ。
 麻生、谷垣両氏が所信を語ったのは、その点で歓迎したい。問題は、打開策に実現性があるのかどうかということだ。
 特殊法人化論は、30年以上も前に論議され、結局は葬られた国家護持法案と似た考え方だ。政教分離をどう確保するかは難しい問題だし、神社側が宗教色を抜く決断をできるとも考えにくい。
 分祀論にしても、神社側は「教義上、できない」と突っぱね続けている。
 結局、政治が自らの決断でできる打開策としては、新たな国立追悼施設をつくることしかないのではないか。
 一方、最有力候補の安倍晋三官房長官は、4月にひそかに参拝していたことが明らかになった。本人は「言うつもりはない」と口を閉ざすが、首相になっても参拝を続けるだろうとの観測が専らだ。
 このまま黙して語らずで逃げ切ろうということなのか。麻生氏と谷垣氏がつくった土俵に安倍氏もあがり、堂々と四つに組んだ論戦に臨むべきだ。

★国民が総裁候補に聞きたいのは、「靖国参拝するかしないか」「靖国神社についてどう考えているのか」じゃない。
 
★「年金は?」
★「医療改革は?」
★「雇用対策は?」
★「二極化問題は?」
★「少子高齢化問題?」
といった生活に直結した問題だ。

どこに一国の指導者に最重要政策として「神社のお参り」を新聞が社説で問う脳天気な国があるか。

もう直やって来る8月15日に、年中行事の如く、首相や閣僚相手に「8月15日に靖国参拝しますか?」といったバカな質問はもう止めよう。
中国様が迷惑がっている。

中国は今まで拒否していた対日外交を路線変更し始めた。
だから日中外相会談にも応じたし、胡錦濤も「条件が整えば訪日したい」と宮本大使に述べた(胡錦濤が「訪日」に言及したのは初めて)。

中国皇帝としてのメンツを保ちつつ何とか日中関係を改善したい、それが今の中国の本音。

靖国で騒いで喜んでるのは朝日新聞など日本の反日メディアだけ。中共にとっては逆に迷惑な話。
 
朝日の同じ社説を「宣戦布告」と捉える論調もある。

 朝日新聞“宣戦布告”…社説で安倍を挑発!!

靖国問題を総裁選の争点にしたくない安倍氏を挑発する朝日新聞の社説
靖国問題を総裁選の争点にしたくない安倍氏を挑発する朝日新聞の社説
 安倍氏も土俵にあがれ-。靖国問題に関し貝になっている安倍晋三官房長官に、朝日新聞が9日付の社説で「考えを示せ」と挑発した。自民党総裁選に名乗りを上げる麻生太郎外相と谷垣偵一財務相が参拝といわゆる「A級戦犯」の扱いについて私見を示すなか、安倍氏だけが4月の靖国神社参拝も含め、態度を明らかにしていない。何かと因縁深い両者だが、ついに朝日が“宣戦布告”した形だ。

 「このまま黙して語らずで逃げ切ろうということなのか。麻生氏と谷垣氏がつくった土俵に安倍氏もあがり、堂々と四つに組んだ論戦に臨むべきだ」

 朝日の靖国問題をめぐる社説は、今月に入って「靖国参拝 嘆かわしい首相の論法」(4日)、「安倍氏の参拝 これでは解決にならない」(5日)に続いて3度目。終戦記念日の今月15日を前に、かなり気合が入っている。

 朝日は8日付のオピニオン面でも、麻生氏の「私の視点」を掲載。麻生氏はこの場で私見として、宗教法人の靖国神社に自発的に解散してもらい、特殊法人になって「国立追悼施設靖国社」(仮称)に移行する案を明らかにした。

 谷垣氏もすでに、首相になれば靖国神社に参拝せず、「A級戦犯」の分祀(ぶんし)にも前向きな考えを示している。

 2人に関しては、安倍氏にリードを許し、存在感を示すために次々と争点をぶち挙げているようにも見えるが、安倍氏がやすやすと同じ船に乗るはずもない。安倍氏周辺はこう解説する。

 「安倍氏にしてみれば、靖国問題を総裁選の俎上にあげること自体が、参拝中止に反対する中国の思う壼という考えがある。首相になった場合の参拝を含めて悩みは深いが、ここは黙って行動するしかないと思っている」

 ちなみに、朝日は5日の社説で「ポスト小泉の時代を担う政治家には、この不幸な状況をどう乗り越えるか、明快な出口を示すことこそが求められている」と書いた。

 「不幸な状況」は「中国や韓国などとの外交的な行き詰まり」だそうだが、結局、中韓への配慮から靖国問題を総裁選の争点としたい朝日の思惑が浮かび上がる。

 「頑固者」といわれる安倍氏。NHKの番組改編問題で安倍氏との対立が解けない朝日にいわれ、自分の考えを口にするとも思えないが…。

ZAKZAK 2006/08/09


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デヴィ夫人が写真二枚で北朝鮮に媚びる

2006-08-10 12:00:06 | 外交・安全保障

デヴィ夫人についてはインドネシア初代大統領スカルノの第三夫人で現在はセレブが売り物のテレビタレントという程度の知識しかない。

だが、テレビで見る限り豪華な自宅を見せびらかせたり、桁外れに高価な買い物をした話とかで貧乏人のヒガミではないがあまり良い感じは持っていなかった。

そんなんに余るほど金があるのならもっとチャリティーにでも金を使えば良い、・・・いや、少なくとも第二の故郷であるインドネシアのスマトラ地震災害には寄付でもすればよいのにと思っていた。

が、寄付どころかチャリティー基金を食っていたとは。

≪99年7月16日号

●デヴィ夫人敗訴
「週刊新潮」が1993年7月15日号で報じた、デヴィ夫人主催のチャリティーパーティーで集まった寄付金の一部を夫人が勝手に引き出した疑いがある、という記事に対して、名誉を傷つけられたとしてデヴィ夫人が新潮社を告訴していた訴訟で、最高裁は「記事の大筋は真実と認めた2審の判断は正当」と、上告を棄却。これでデヴィ夫人の敗訴が確定。だそうです。(東洋の真珠・デヴィ夫人ウオッチング・バックナンバー
http://www.music.ne.jp/~nanjy/n_log/devi.html)≫

まー、これは済んだことだから良いとしてもたった二枚の昔の写真を送られたからといってデヴィ夫人のきた挑戦への媚び様には驚いた。

拉致問題で苦しむ横田夫妻についても「横田めぐみさんのご両親も、孫娘に会いに平壌に行った方が良い。何度でも会いにいけば、通訳を介してでもそのうち事実を打ち明けてくれるのではないか。めぐみさんの友人に会えるかもしれない。夫にも会って詳しく話を聞けば真実もわかってくると思う。 」と、まるで北朝鮮の代理人のようなことをのたまう。

以下は朝鮮新報の引用。

ミサイル問題 朝鮮だけ持てぬ理由ない デヴィ・スカルノ夫人に聞く 

国交正常化が打開の道

 金日成主席が1965年4月にインドネシアを訪問し、インドネシア総合大学の名誉博士号を授与された後にスカルノ・インドネシア大統領らと写した写真2点が、朝鮮から送られてきた。写真を受け取るため、7月31日に朝鮮会館(東京都千代田区)を訪れた故大統領の未亡人、デヴィ・スカルノ夫人に、ミサイル問題をはじめとする最近の朝鮮半島情勢に対する見解を聞いた。夫人は一昨年2月を皮切りに、これまで3回訪朝している。

ミサイル発射

 朝鮮のミサイル発射に関して、日本がなぜあんなに騒ぐのか、とても不思議だった。

 世界47カ国がミサイルを所有し実験を行っているのに、なぜ朝鮮だけがミサイル実験をしてはならないのか。しかも今回は、ロシア近海に落ちた一発を除いて全て朝鮮の近海に落ちている。もちろん、日本に事前通告しなかった問題はあるが、朝鮮海域を通る漁船や民間の船舶には通報したと聞いている。

 米国はもちろんイギリスやフランス、ドイツなどもテストをしている。ミサイルだけでなく、米国はインドネシア近海のマーシャル群島で過去何十年にもわたって核実験を行っている。

 にもかかわらず、米国は世界のポリスのようにふる舞い、実験をして良い国と悪い国を振り分けている。

 私がここ数年言い続けているのは、なぜ朝鮮だけが(核やミサイルを)持ってはいけないかということ。世界の全ての国が持っておらず、その中で朝鮮だけが持ったのなら、それはいけない。しかし、200近い世界の国の4分の1が持っていて、朝鮮だけが持ってはいけない理由はどこにあるのか。

 朝鮮は破壊的な国で、「ならず者」国家だからと言うなら、「ならず者」国家と言われるまで追い込んでしまったことに目を向けるべきだ。朝鮮側からしてみれば、朝鮮戦争停戦後50年以上も経済制裁を受けてきた。生きる道を閉ざされてきたも同然だ。その点について考えるべきで、ただ非難すべきではないと思う。

 今の状況を見ると、要するにホワイトハウスの意思に背く国家元首は国ともども経済制裁を科して、無理やり米国に振り向かせようとする政策だ。それに日本が加担している。日本はアジアのリーダー格として、もっとできることがあるはずだ。

コメ支援

 私は、日本の政治家がもっと徳のある政治を行うべきだと思う。主義主張が違っても、朝鮮をもっと尊敬すべきだ。

 たとえば、隣国が食糧不足にあえぎ、それによって死者まで出ているときに、条件をつけて、その条件をのまなければ援助しないというやり方は納得できない。私の正義感が許せない。だから昨年、私が名誉会長を努める「金日成花金正日花普及後援会」を通じて朝鮮に120トンの精米を届けた。支援米の袋には「with LOVE デヴィ・スカルノ」と書いた。中国の瀋陽から貨物列車で平壌まで運んだ。列車が駅に到着する際、朝鮮赤十字社の方とともに駅で出迎え、一緒に荷物を降ろした。

国交正常化

 私はこれまで3回訪朝し、そのつど、いろいろな方にお会いしたが、その方たちに、小泉さんは約束を破ったではないかと言われ続けてきた。小泉首相は訪朝し、国交正常化すると約束して帰ってきた。その約束がいまだに実現されていないというわけだ。

 今でも少なからぬ日本人観光客が朝鮮を訪れているが、国交が正常化されれば、より多くの日本の人が訪れるだろう。逆に朝鮮の人も日本に来ることができる。韓国の観光客数も日本をはるかにしのぐが、南北が統一されれば、すべての離散家族の再会が可能だ。

 日本人観光客が増えれば増えるほど、ホテルや観光関係者も潤う。経済的にも非常に良い方向に進むだろう。朝鮮に投資しようとする企業が出てくるかもしれない。

 横田めぐみさんのご両親も、孫娘に会いに平壌に行った方が良い。何度でも会いにいけば、通訳を介してでもそのうち事実を打ち明けてくれるのではないか。めぐみさんの友人に会えるかもしれない。夫にも会って詳しく話を聞けば真実もわかってくると思う。

現状打開

 今、日朝関係は最悪の状態にあるが、それを打開するには、やはり国交正常化しかない。

 それとともに、在日の人たちはもっと発言すべきだ。その発言がマスコミで取り上げられ日本人の目にとまれば、日本人も違う見方があることに気がつくだろう。日本の人たちも十分わかると思う。今はマスコミを通して一方的な情報しか与えられていない。

 日本でも反ブッシュ、反イラク戦争、反自衛隊海外派兵を主張する人たちがいる。朝鮮の問題にしても、違った見方をする人たちが声を大にして、それがマスコミに取り上げられれば、また違った反応も出てくるはずだ。

 少なくとも米国では、ある意見に対する反対意見も必ず載せる。日本では一方的な意見だけが目立つ。ハイエナのごとく弱い者いじめをしている感じがして、とても嫌な気持ちになる。

 とにかく、人の行き来が活発になり、互いに話し合ってわかり合えるようになることが大切だ。(まとめ=文聖姫記者)

ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ 1959年、インドネシア共和国のスカルノ大統領と訪日中に出会い、同年11月にジャカルタで結婚。70年、スカルノ大統領が逝去。その後、パリに亡命。社交界の華として賛美され、“東洋の真珠”と称される。80年よりパリからインドネシアに戻り、実業家として、石油、ガスの分野でプラントを設立するなど、各事業を展開。91年、ニューヨークへ移住。環境問題や先住民の生活保護、コンサート・ピアニストとオペラ歌手への支援など、さまざまな活動に携わってきた。現在日本で数々のテレビ番組に出演。全国各地で国際的視野の形成、人生観の確立などをテーマに講演会などを行うなど、多岐にわたり活躍。主な著書に「パリからの手紙」(光文社)、「デヴィ・スカルノ自伝」(文芸春秋社)など。

[朝鮮新報 2006.8.8] 
 
 デヴィ夫人の北朝鮮への媚態はこれがはじめてではなかった。

検索したらデヴィ夫人は拉致被害者の方がたにとんでもない手紙を書いていたことが判明した。(たまねぎやuraホームページhttp://www.tamanegiya.com/devi.html

ダメだこりゃ!まるで北朝鮮の代理人、・・いや、工作員だ。

 以下その引用。

デヴィ夫人の手紙
平成15年8月26日火曜日曇り ×
 拉致被害者の方がたに、あのデヴィ夫人が送ったというとんでもない手紙の事が週刊誌に掲載されていました

「これは、日本で生まれ40年外国で暮らしてきた一人の人間の意見です。ご参考にしてくださればと願います。
今日本中が拉致事件で涙している時にこんな事を言うと、日本中を敵にまわすことになるかもしれませんが、しかし、私はあえて言いたい。今日本は色々な事で、もっと冷静かつ理性的にならなければいけないのではないでしょうか。
私も泣きました。毎日テレビをみて泣きました。でも何か、おかしいと思い始めました。
北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)は戦争賠償の事は問わない、これからの経済協力についての話し合いということで会議に出席しているのだと訴え、日本は、拉致事件の解決が先決であると主張しています。
 しかし、朝鮮半島が北と南にに別れさせてしまった原因の一端は、日本にもあるのではないでしょうか
 大日本帝国は朝鮮と韓国を50年にわたり植民地化して、残虐極まる非道なことをして来たのではなかったでしょうか。拷問や虐殺、果ては何万、何千という人間を家族から無理矢理引き離し日本に連行、強制労働者として炭坑に送り込み、迫害し続け冷酷な一生を送らせてきたのではなかったのでしょうか。
 中国の横柄さに比べたら、北朝鮮の方が余程人間味があるといえないでしょうか。北朝鮮は、戦争賠償のことは問わないといっているのに、中国は、首相の靖国神社参拝中止を条件にさえあげていてとんでもないことです。内政干渉も甚だしいのではないでしょうか。
 国交正常化に向かっての第一歩は、日本が朝鮮に対して、昔犯した罪をわび、拉致事件をも含めて許し合うことではないでしょうか。
 一時期国になった5人の方々は、約束どおり北朝鮮に戻るべきと存じます。相手が約束を守らないからといってこちらも約束を守らなくて良いということはありません。
 絶対に帰したくないというご家族の気持ちはわかりますが、しかしもう北朝鮮はここにきてこの5人の方に危害を加えることはないでしょう。帰って愛おしいお子さん達と会い、事情説明をし、その間、国際電話とかお便りとか、日本のご家族があちらに逢いに行ったりして、家族の絆を更に保ち、その後国交が正常化すれば、自由に行き来できるのではないでしょうか。
 一刻も早く両国が歩みより過去を整理し国交正常化になるメリットを重視して飢餓に苦しむ多くの人々を救ってあげるのは同じアジアの兄貴国としての日本の立場ではないでしょうか。それが気骨のある日本人の侍精神であり、慈悲ではないでしょうか。」

週刊新潮平成15年8月28日号P60より
原文の手紙はA4に4枚ワープロ文字でかかれてあったそうですので、抜粋とおもわれます。

 なんと醜い、そして無知な文章でしょう。
 戦争賠償といっても日本は朝鮮と戦争はしておりません。それなのに、南朝鮮人は戦後賠償などと訳のわからない事を持ち出し、日本から金を取りました。北朝鮮も、日本が北朝鮮に残してきた莫大なインフラ、重工場などの資産を活かせなかった自分達の国家経営の失敗を棚にあげて、日本のせいにして金を取ろうとしています。別のところでも書きましたが、日本が残してきた資産を放棄しなければ、南北朝鮮人は莫大な金を日本に支払う事になっていました。その事を卑怯な朝鮮人連中はおくびにも出しません。
 このデヴィ夫人の歴史に対しての認識では北朝鮮が、事あるごとに日本に求めてきた、根拠のない戦争賠償を「問わない」という事になっています。バカとしかいいようがありません。
90年の金丸土下座外交の時には、戦後賠償まで上乗せさせられました。

50年にわたり植民地化って何の事?????

残虐極まる非道なことをして来たって何???

拷問や虐殺って何????

迫害し続け冷酷な一生って何???

 日本がどのような残虐極まる非道、拷問や虐殺などをしてきたのでしょうか。この人は何の裏付けによりこのような事をいうのでしょうか。

「北朝鮮が人間味ある」だと!!!!

この言葉を拉致被害者の御家族の前で言ってみろ。

横田御夫妻の前で言ってみろ。

何の罪も無い十三歳のめぐみさんを拉致していった北朝鮮が、「人間味ある」!!!!

どうしようもないバカ女です。

 


 
 

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「雨上がり決死隊」が八重山商工に感動!

2006-08-10 09:15:13 | 県知事選

「雨上がり決死隊」というお笑いコンビがいる。http://www.tbs.co.jp/radio/format/ame.html

テレビで見る限り、一寸二枚目で器用な宮迫博之が一人だけ目立ち人気を独占。

相方のオカッパ頭の蛍原徹は地味でどっちかというと宮迫の引き立て役のように見える。

だが、ラジオの生トーク番組の印象はテレビとは一味違った。

今朝の早朝というか、深夜、・・・プログラムによると、「水曜日(9日)のTBSラジオ系列深夜番組」で偶々「雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!」を聴いた。

テレビでは印象の薄い蛍原が終始番組進行をリードして宮迫が合い間合い間にボケまくる。

「亀田パパ対やくみつるバトル」に一寸触れた後、蛍原が高校野球について熱く語り始めた。(8日の試合を見て)

大体次のようなやり取りだった。

蛍原:「偶然スタッフと一緒に高校野球を見たが、めッちゃ面白かった」
   「一生懸命にプレーする高校生に久し振りに感動した」
   「負けたチームも勝ったチームも泣いていた」

宮迫:「何で泣くの? どこか痛かったの? ボールでもぶつかった の?」

宮迫のボケをかいくぐって蛍原は続ける。

蛍原:「特に八重山商工の試合にはビックリした。 9回に入って4-6   で負けている」
   「もうアカンと思ってリハーサルにはいったが、後で知ったら延長戦に持ち込んで逆転勝ちを知って驚いた。 感動した」

ここまで相方に熱く語られては宮迫もこれ以上ボケをかますわけには行かない。

宮迫:「そういえば、小学校の頃、高校野球が始まると一日中町の食堂のテレビの前を動かないおっさんが居たなー」
「一生懸命の高校野球の面白さが分る歳になったンヤ」

蛍原:「我々もおっさんになったんヤ。 もう38やもん」


八重山商工の活躍に蛍原と同じような感動を覚えたオッサンが全国に多数いると思うと嬉しくなった。

雨上がり決死隊、テレビで知ってはいたが別に・・・、という感じだった。

だが、今後はこのオッサン・コンビに声援を送りたい。 

宮迫はテレビではあまり見せないが「声色マネ」がウマイ! 

中尾彬のモノマネは絶品!

地元のニュースはやはり地元新聞が細やかに報ずる。

以下琉球新報のスポーツ面の転載。

◆琉球新報

きずなが生んだ大逆転劇


2点差を追う九回、中越え三塁打を放った代打奥平結=甲子園球場 どこにも負けない、日本一強いきずなが生んだ、大逆転劇だった。
 2点差を追う9回。始まりは代打奥平結の三塁打。「自分が出れば、絶対にみんなが返してくれる」(奥平)。その思いは確かに仲間に届き、1番友利真二郎の犠飛で奥平が生還。二死となった後も、東舟道大介が「長靖につなぐことだけを考えて」うまく逆方向に打ち返し、同点の走者として出塁した。
 続く金城長靖が4つのファウルで粘って、遊撃手に強烈な打球で襲いかかり、1、3塁とすると、4番羽地は「長靖がファウルで粘って、つなぐ気持ちが伝わってきた。自分も」と思い切り振り抜いて、土壇場で同点に追いついた。
 延長10回には勝ち越し打を放った奥平。大逆転を呼び込んだヒーローは、沖縄大会5試合に出場し、ノーヒット。甲子園ではただ1人スタメン落ちした3年生だった。「試合中(大嶺)祐太や(金城)長靖なんかともっと長く野球をやりたい、そればかり考えていた」。少年野球の「八島マリンズ」からずっと一緒の仲間との野球を終わらせたくない、その思いが原動力だった。そしてその思いを感じ取ったナインは、奥平に続いた。
 日本一厳しい練習で培ってきた八重山商工ナインの技術や力はもちろんだが、少年野球から積み上げてきたきずながこのチームの最大の武器。それを証明した試合だった。(深澤)

(8/9 10:01)

 
 

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