狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

報道2001 「・・・靖国と東京裁判」

2006-08-13 12:42:28 | 外交・安全保障

今朝のフジテレビ、「報道2001」。

テーマは「日本人は戦争責任を総括したのか?靖国と東京裁判」。

8月16日を目前に、「報道2001」も小泉・安倍包囲陣に一枚加わったかの印象の番組構成だった。

メモを取らずに聞き流したので出演者の発言を正確には記録できないが、大体の意を伝えるとして、同番組の偏向振りに抗議したい。

 先ず秦郁彦とはどういう人?

近現代史専門の学者で「富田メモ」に本物だとお墨付きを与えた専門家だと言うからえらい人なのだろう。

だが、今朝のフジテレビで見る限り、いや影響力の強いテレビだからこそ、その発言に疑問を持った。

「冨田メモ」について問われて、「今まで学者の間で定説だった事を裏付ける内容のメモなので、メモは本物」。

学者の発言にしては可笑しくはないですか。

学者の定説に合致するかしないかは結果論であり、メモの真偽の鑑定とは別問題でしょう。

何者かが、学者の定説に合わした偽メモを作る可能性は考えられないの。

 テレビで見る限り、自分の学説に合致したメモの発見で飛び上って喜び、学者としての真偽鑑定の目が曇ったとしか思えない発言だ。

そんな訳の分らん発言をするより、テレビに向かって「日本経済新聞さん。 メモの他の部分(未公開部分)を全て公開してメモの真偽を検証しましょう」と呼びかけた方が学者としての良心に適うとは思いませんか。

フジテレビに対してもう一つ、会場のお客さんってどんな方法で選ぶの?

 アジアの学生の発言と言うけど、お定まりの中国と韓国の学生二人の発言。

親日派の財産は没収してしまうような反日国家・韓国と、共産党一党独裁で言論の自由を封じられた中国の学生がテレビの前で何を発言するか聞くだけ野暮でしょう。

靖国参拝の賛否を聞かれて中国の学生なんぞは勢い余って「絶対、大反対(?)」と最大否定を二つも重ねて大コウフン。

日本のナショナリズム化を問われた日本の学生は、くどくど言っていたが結局,「最近の日本にはナショナリズム化を感じる」とのこと。

いわゆる新聞論調の「きな臭い匂いがしてくる」とか「いつか来た道」とか「軍靴の響きが聞こえてくる」と言った呪文に影響された発言だろう。

 「日本のナショナリズムを心配する前に、お隣の中国、韓国のナショナリズムを心配する方が先だろう」、と言った高市議員の発言はGJ!

 「日本に45年住んでいる外国人として言わして貰うと、現代の日本の若者が戦争に走る選択を取ることはありえない。 日本の若者ほどナショナリズムに欠ける若者を世界中のどこにも見ない」・・・これは台湾人の評論家・金美麗さんの発言。

常々思うのだが、金美麗女史は現代の日本が失った戦前の日本の美点を考え方にも話し方にも持ち続けている数少ない人。 

凛とした所作、話し方は品があってカッコいい! 小泉首相の靖国参拝を目前にして、「報道2001」は遂に中国、韓国の応援団と成り果てた。

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第38回思い出のメロディー 

2006-08-13 11:44:59 | 音楽

昨夜は途中からだが、NHKの「思い出のメロディー」を見た。 今までの先入観で、引退しかかった古い歌手を引っ張り出して歌わす「ナツメロ番組」かと思ったが、・・・NHKも味なことをやる。 手抜きでなく、増えつつある「団塊の世代ウォッチャー」を意識した番組構成。 古い曲を扱いながらも飽きさせない気配りが感じられた。 司会進行のアナウンサーと秋吉久美子には異論もあろうが、間に入れた「ヤスキヨ漫才」もサビが効いていた。 太平サブローのやすしになり切りトークはもう一つの芸になっている。

 きよし:「わしは、このホールに来るのにはるばる大阪から来た」。

やすし:「わしもじゃ」。

きよし:「いや、あんたは青山墓地からきたんやろ」。

 太平シローはお遊びのつもりだろうが、やすしのモノマネ芸の方が本業にみえる。 いらん心配だが、ギャラの一部でもやすしの遺族に廻すのかね。

 きよし:「あんたがNHKに最後に出たのはいつだった」。

 やすし:「7時のニュース以来や」。

やすし:「じゃが、あれはギャラが出ないワ」。

NHKもシャレが分るようになったね。 NHKギャグでも笑わしてくれた。

で、肝心の歌の方は、って?

ゴダイゴ ヒットメドレーから見始めた。 「モンキーマジック」は長女が幼い頃テレビを見ながら「モンキーマジック」を連発していたのを想いだした。「ガンダーラ」は今聴いても新鮮さを失っていない不思議な曲。 伊東ゆかり・中尾ミエの「ザ・ピーナッツ・メドレー」は即席ディユエットにして良く歌っていた。 中尾ミエもちゃんと歌えば綺麗にハモれるんだ。 同時代の歌手なのにご本家の「ザ、ピーナッツ」はどうして出て歌わないんだろう。勿体無い。 宮川秦の話題になって、

中尾ミエ:「宮川先生は、いい曲はみなピーナッツの方に持っていって、大ヒットさせた」。

伊東ゆかり:「違うでしょう。いい曲を私達に持ってきてもみなダメにしちゃったんでしょう」。

 いい突込みしている!

宮川秦の息子さんがバックバンドの指揮をしていたが、一寸した表情、しぐさが親父さんにソックリ。 DNAの凄さを感じる。 40年の時を超えてツーショットで「君といつまでも」を歌った、加山雄三と星由里子はいい企画だった。 当時の「若大将」と「すみちゃん」の映画を流して二人に当時を語らした。 二人とも素敵に歳を重ね「40年後の若大将とすみちゃん」の映画を撮っても可笑しくない程お似合いのツーショットだった。 金井克子・由美かおる・奈美悦子のレ・ガールズはさすがダンスで鍛えているだけあって、今でも充分様になっている。 宮川秦の追悼という事で「宇宙戦艦ヤマト」。 そして、ささきいさおの登場。 ささきいさおと言えば「宇宙戦艦ヤマト」しか思い浮かばない人が多いと思うが、彼が未だ10代の頃、リージェントをグリスで固めて「和製プレスリー」で売り出すべくポップを歌っている頃の佐々木功を知る人は少ないだろう。 当時、「東大進学を諦めてロックの世界に身を転じた」というのが売り物だった。 究極の一発屋、新谷のり子は一見金美麗さんかと思った。 一つの歌を長年歌いこんだせいか、以前より上手くなっているような気がする。 オオトリを夏川りみの「花」でしめたのは、今一番筍の歌手ということで納得だが、途中で川田正子の追悼で歌ったときの衣装は一体何じゃこりゃ。 同県出身の歌手を応援したい気はあるが、小林圭樹さんまで引っ張り出しての川田正子さん追悼なのにネックレスにバスローブに見まがう衣装は無いと思うが・・・。 トリの「花」を歌ったときの衣装も一見アイヌの衣装かと思ったが、どうもそうではないらしい。

今日は夏川りみの出身地、八重山・石垣島の八重山商工が長野代表松代高校と対戦する。

チバリヨー! 八重山商工!

★第38回思い出のメロディー 8/12 19:30-22:00 総合(再放送はBS1 8/16)  http://www.nhk.or.jp/omoide/

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