小泉首相が先ほど靖国参拝の後の記者会見を行った。
参拝批判の理由を自ら次の三点に絞った。
①中国・韓国が批判するから
②A級戦犯が祭られているから
③憲法違反だから
だが、よっぽど①の中・韓からの批判が腹に据えかねているのか大半の時間を①への反論に費やした。
⇒日本の首相は民主的に選ばれている。
日本の首相が日本国内の如何なる設備を参拝しようとも中・韓にとやかく言われる筋合いはない。
例えブッシュ大統領が参拝を反対しても私は参拝する。
もっともブッシュ大統領はそんな大人気ないことは言わない、・・・と中・韓へキツーイ一発!
ついでにもう一発、中・韓は日本の国連安保常任理事国入りに反対しているが、だからと言って私が両国の首脳と会うことを拒否したらどっちを批判しますか? 私は意見が違う国の首脳とでもいつでも会います。
②A級戦犯合祀⇒(略)従来の繰り返し
③憲法違反⇒私は参拝によって神道の普及をしているわけではない。
そのとおり。 参拝後の記者会見としてほぼ満点!
中国・韓国にキツーイ皮肉をかました点は、アッパレ!
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政教分離の要点はただ二つ。
首相(為政者)が特定の宗教を強制する事。 例えば小泉首相が靖国を参拝して、他にも参拝を強制した場合。
もう一つ、首相が特定の宗教を禁止する事。 例えば国民が靖国を参拝することを禁じた場合。
非常に単純な話。
玉ぐし料とか、公用車か自家用車とか、礼服か私服か、私費か公費かは問題の本質ではない。
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<首相靖国参拝>小泉首相、靖国神社に参拝
小泉純一郎首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝した。首相は「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳。献花料をポケットマネーから3万円払った。参拝方式は「一礼」だった。首相の靖国参拝は01年の就任以来6年連続で、これまで回避していた終戦記念日の参拝に、退任を控え初めて踏み切った。現職首相の「8・15参拝」は85年の中曽根康弘首相以来21年ぶり。首相は01年自民党総裁選の公約であることを参拝理由として説明するとみられるが、中韓両国の反発は必至で、自民党総裁選の論議にも影響しそうだ。 首相はモーニング姿で公用車に乗って公邸を出発、午前7時41分に同神社に到着し、本殿で参拝した。 首相は01年4月の自民党総裁選で「8・15参拝」を公約に掲げた。しかし、同年は外交上の配慮から8月13日に前倒しした。その後、春季例大祭初日の4月21日(02年)▽1月14日(03年)▽元日(04年)▽秋季例大祭初日の10月17日(05年)――と日付を変えて参拝、8月15日は見送ってきた。 しかし、首相として最後の参拝となる今年は、首脳交流を拒絶する中国への批判を強め、8月に入ってからは「公約は生きている」「公約は守るべきものだ」などと参拝の意向を強く示唆していた。 現職首相の「8・15参拝」は三木武夫首相が75年に初めて実施。その後、福田赳夫首相、鈴木善幸首相が行ったが中曽根康弘首相が85年に公式参拝として実施して以来、参拝自体が中断。その後、橋本龍太郎首相や小泉首相らが参拝した際は、別の日程を選んでいた。 首相が「8・15参拝」に踏み切ったのは、首相参拝を支持する安倍晋三官房長官の自民党総裁選での優位が揺るぎない情勢で政局への直接的な影響が回避でき、退任を控えての参拝なら中韓両国の反発も限定的との判断からとみられる。小泉首相の参拝への反発から中韓両国は首脳交流を凍結しており、今回の参拝で反発を強める近隣諸国との関係改善は次期政権の課題となる。【鬼木浩文、小山由宇】(毎日新聞) - 8月15日8時15分更新 中国韓国 国連常任国反対。 才媛と秀才 惜しい人を無くした。