狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

欲深い野球の神さま

2006-08-22 11:41:43 | 未分類

「欲深い野球の神さま」

準決勝の延長・引き分け・再試合を報じる昨日の琉球新報の見出しの一つ。

記事は≪・・・両投手の負けられぬという投手の業をにじませる力投。・・・とても、もうひとふん張りを期待するなどとは言えない。・・・≫と続く。

 壮絶な投手戦を「田中 気迫の165球」、「斎藤 冷静に178球」という別の見出しで両エースの意地の激突をつたえた。

そして昨日の投手斎藤対打者田中の対決という劇的な幕切れ。

 欲深い野球の神様はさらに欲深くドラマチックなフィナーレまでも準備したのだ。

とりあえず早稲田実業の優勝を祝し駒大苫小牧の健闘を称えたい。

 あらゆるメディアが斎藤、田中両投手を中心に両校の歴史的熱戦を伝えている。

その感動を伝える事は当日記の力及ばない事なのでプロの記事に委ねるが、・・・ でも、何か書いておきたい、そんな気にさせる試合だった。

今大会斎藤投手をはじめて見たのは大阪桐蔭との試合。

 桐蔭中田を三振で討ち取った瞬間、クールと言われた斎藤の表情がほころんだ。

そしてその冷静な表情の裏に秘めた炎のような闘志を垣間見た気がした。

今朝のワイドショーも当然のように斎藤投手の話題で持ちッきり。

だが田中投手の気迫に満ちた投球、いや打撃も見事だった。

スポーツ新聞の一面を紹介する中、数ある名ショットの中でオジサンを思わず涙ぐませる写真があった。

「笑顔、笑顔」が売り物の最近のスポーツ界。

そんな中で、試合中はほとんど笑顔を見せなかった斎藤、田中両投手の「笑顔のツーショット写真」(ニッカンスポーツ)には泣けた。

 ブルーのリボンの準優勝メダルを首にかけて、珍しく顔を崩して笑う田中投手。

その左側で赤のリボンの優勝メダルを首にした斎藤投手がこれも珍しく笑顔で田中の方を向いて何か語りかけている(ようにみえる)。

お互いの力量を認め合いながら死闘を尽した三連戦。(延長戦を含む)

二人の爽やかな笑顔にオジサンは不覚にも涙を堪えるのに苦労した。

 今大会のベストショットに「斎藤、田中両投手の笑顔のツーショット」を推したい。                   

                  ◇

早実エース斎藤 クールガイの裏に隠された2つのリベンジ

球史に残る死闘再び-。  

第88回全国高校野球選手権大会は21日、夏3連覇がかかる駒大苫小牧(南北海道)と夏初制覇を狙う早実(西東京)が、昭和44年の松山商(愛媛)-三沢(青森)以来、37年ぶり2度目の決勝戦引き分け再試合で激突。今大会最大の注目株となったのが、早実の右腕エース、斎藤佑樹だ。端正なマスクでファンを魅了し、連投を重ねてきた鉄腕。斎藤の「気迫」を支えるのが2つのリベンジだった。 大会規定により延長15回、1-1で引き分けた20日の決勝戦。延長15回表2死走者なし、マウンド上の斎藤が、駒大苫小牧の4番で主将の本間篤に投じた直球は147キロ。球場全体がどよめいた。最後は133キロのフォークで三振に仕留めた。 この勝負、斎藤にとっては、昨秋の明治神宮野球大会準決勝のリベンジでもあった。同試合で初回に2点を先制した早実は、斎藤が5回まで無失点に抑えたが6回に同点とされ、続く7回、本間に二塁打を浴び逆転を許すなど、3-5で敗れた。 斎藤は試合後、本間と携帯のメールアドレスを交換し、互いに夏の甲子園での再会を誓い、地区予選中から甲子園出場決定までエールを送り続けてきた。甲子園組み合わせ決定後は、「決勝戦での対戦を心待ちにしていた」という。 しかも、延長15回の最後のバッターが本間。燃えない理由はない。クールな斎藤をして、打ち取ったあと「ヨッシャ」と叫んだのは、そのときのリベンジともいうべき会心の三振に打ち取ったからでもある。 そして、斎藤にはもうひとつ、過去の自分へのリベンジがあった。今春センバツ2回戦の関西戦、延長15回の末に引き分け再試合。翌日勝利をものにして次の日、3連投となった準々決勝の横浜戦は3回6失点と打ち込まれて敗戦。そのときの自分に勝つためには、「優勝まで全試合、ひとりで投げ抜く」(斎藤)しかなかった。 まさか、決勝戦再試合で4連投は想像しなかっただろう。試合後、「まいったなあ」と思わず口にしてみせた。 マウンド上ではポーカーフェースを通し、相手に表情を読ませない。ポケットにきれいに折りたたんだ青いハンドタオルで汗をふきとる。タオルは母、しづ子さん(46)に買ってもらったもので、本人は「ゲン担ぎ」という。インターネット上では「ハンカチ王子」と名付けられた。マスコミにもその姿が注目されたせいか、決勝戦ではわずか数回使っただけだった。 そのスタイルと甘いマスクから「クールな剛腕」とも呼ばれる。「意識して始めた。男なんで気持ちでは絶対に負けたくない」。白川捕手にいわせれば、「戦略」だという。 20日の決勝戦を観戦した父、寿孝さん(57)は、「昔はあんなクールではなかった。早実に入ってから、それも2年秋にエースになってから顔つきが変わった」と明かす。クラスメートが「授業中もまったく表情を表に出さず、疲れた顔も居眠りするところも見たことがない」と話すほど、斎藤は「気持ち」を内に秘める。 それもこれも、昭和32年春のセンバツでエースとして優勝した偉大なOB、ソフトバンクの王貞治監督と優勝して肩を並べるため、同55年準優勝したエース荒木大輔投手(現西武投手コーチ)を超えるため。高校野球の歴史を斎藤が塗り替える。 <ZAKZAK>

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“魔術界の貴公子”のルーツは沖縄である

2006-08-22 08:54:13 | 未分類

人気マジシャン・セロの実像はそのマジックの通りミステリアスである。

日本語が堪能なのは日本人の父とフランス人の母をもつからだだが、その日本人のルーツが沖縄であることはあまり知られていない。

セロは父親の出身地である沖縄の今帰仁で、4歳まで祖母に育てられた。

今帰仁村は那覇から名護に北上してそこから海洋博公園に向かう途中の農村である。

その後も小学生時代は夏休みを祖母宅で過ごし、小学6年の時には日本の小学校にしばらく通った。

セロは自分が子供の頃過ごした沖縄の山や川、そして今帰仁の農村風景をけして忘れてはいなかった。

セロが現在のようにブレークする数年前のこと、「第二の故郷沖縄」で養老院を慰問公演しているセロの地味な活動が沖縄のローカル・テレビで放映されていた。

オジー、オバーはどんな人であれ訪問してくれる慰問者は嬉しいもの。

後に日本で大ブレークするセロのマジックの凄さが解ったかどうかは別にして孫を見るような笑顔で拍手喝采するオジー、オバーの映像を想いだす。(このときのローカル放送映像はそのうちお宝映像になるかも・・ 。)

テレビを見ながらこんな凄いマジックなら全国放送をしたらきっと受けるだろうと思っていたら、その後の大ブレークに説明は要るまい。

“魔術界の貴公子”セロの隠れた素顔は?

08/20 サンケイスポーツ

“魔術界の貴公子”セロの隠れた素顔は?

 日本人の父とフランス人の母を持ち、“魔術界の貴公子”の異名を持つパフォーミングアーティスト、セロ(年齢非公表)が、9月5日から行われる「MAGIC REVOLUTION マジック革命セロ The Xperience」(東京国際フォーラム)で、新たなステージに挑戦する。端正なルックスと驚異的なテクニックで観客を魅了する“革命家”の、隠された素顔をタネ明かししちゃいました!?
(ペン・長崎右 カメラ・飯田 英男)

 街頭に設置された飲食店のポスターから本物のハンバーガーを取り出し、ファッションブランド「ラコステ」のロゴマークからは生きているワニが飛び出す…。

 奇想天外な発想で不動の人気を誇るセロの原点は、幼少時に見た“本物の魔法”だった。

 「マジックを始めたのは6、7歳のころ、ラスベガスのショーで初めてマジックを見たのがきっかけです。当時の僕は目の前で起こっていることが手品ではなく、本当の魔法だと信じ込んだんです。家に帰り、自分でもハトが出せないかとパワーを出してみたのですが、何も出ませんでした(笑)。マジックと知って、ハトを『飼う』ことから始めたんです」

 マジックの世界に魅せられたセロ少年は独学で練習に没頭。12歳のときに2度目の挑戦で、米ハリウッドに本拠地を置くマジシャンズクラブの世界的権威「マジックキャッスル」のジュニアメンバーに選出された。

 その後才能を開花させ、各地のコンテストでタイトルを獲得。その魅力を「マジックは人を“だます”ものではなく、夢と感動を与えるアートフォーム(芸術形式)。観客にすべてを忘れさせ、一瞬だけ子供の気持ちに戻してあげられる。初めてマジックに出会ったころの僕のようにね」と熱く語る。

 セロの代名詞は路上で行う「ストリートマジック」。従来の用意された舞台上だけでなく、場所を選ばずに行うパフォーマンスが人気を集め、現在10カ国以上で活躍。「マジックは世界共通の言葉。言葉が通じなくても、相手が驚いて笑顔になる瞬間はお金に代えられないほど意義がある」と手応えを感じている。

 大規模の東京ホール公演は今回が初めて。「あまり言うと楽しみがなくなる」と語り、ステージの詳細は開演まで不明だが、これまでストリートマジックやテレビで披露してきたものに加え、「今までにない“もう1人のセロ”を見せたい。大観衆の拍手は良い音がするんですよ」と気合十分だ。

 「1年に52万5600分(365日×24時間×60分)マジックのことを考えている」と豪語するセロ。もちろん、私生活ではパフォーミングアーティストならではの“悩み”もあるという。

 「実はただのセロ(一般客)としてパーティーに招待されたことがないんです…。必ずマジックをしないといけなくなる。それに“面白い道具”を持っているので、空港の税関ではいつも止められてしまいます。昔カナダに入国したときには、カバンの中の(未申請の)ハトが鳴いて、数時間事情を説明したことがありました。皆さん、ちゃんとルールは守りましょう(笑)」

 モデル顔負けの美男子で日本語も堪能。斬新な発想でマジック界に“革命”を起こしているセロに、「これまでマジックで失敗したことはあるか?」と意地悪な質問をすると…。

 「オーイエス、オフコース!!(もちろんあるよ) でも失敗にみせかけないのも違う楽しみ。失敗から生まれるものもいっぱいある。人生も同じ。僕の好きな言葉の1つは『マジック・イズ・ビリーブ』。マジックは信じること、信じることそれが本当のマジックです」

 “魔術界の貴公子”は表情を崩し、ちゃめっ気たっぷりの笑顔をみせた。

               ◇

★好きな女性のタイプは?
 女性ファンも多いセロ。好きな女性のタイプについて、「ルックスじゃないと思う。自分の気持ちをちゃんと表現できる人。刺激する会話ができる人がいい」とした。一方、今後の目標は「新しい発想を生み出してバージョンアップした作品をみてもらいたいので、海外で休憩したい。しばらくいなくても忘れないでね」と笑顔で語った。
<サンケイスポーツ>

     ★マジック革命セロhttp://www.magicrevolution.jp/

     

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