小生レベルのアマではどちらかがミスを犯して勝敗が決まることが多く、双方にミスがあっても、最後にミスした方が負けることが多いようです。しかし、双方ミスに気がつかないことも少なくありません。
図1は例会におけるSさんとの一局(互先 小生の先番)で、双方同じミスをしていた典型例です。中央の競り合いで、黒は①とハネ、白②とノビましたが、これが大失着で、次に黒aと切れば碁は終わっていました。続いて白がbと打てば、cとツナイで攻め合い勝ちです。しかし小生は①とハネる前にaと切るとbとダメを詰められてセメアイ負けになると読んで、①とハネたのですが、Sさんも同様の読みだったようで②とノビました。小生は①とハネる前の攻め合い負けの先入観があり、結局この後黒はcとツナギ、白もaとツナいで戦いは継続となりました。
本局を観戦していたYさんから指摘され、双方”あっと”驚いた次第です。なかなか”ザル碁”の領域を抜け出せません。
図1