一力棋聖が井山本因坊に挑戦している78期本因坊戦七番勝負第4局は一力挑戦者(先番)が勝って、対戦成績を3勝1敗とし井山本因坊をカド番に追い込みました。
本局はまれにみる熱戦で終盤どちらが勝ってもおかしくないようなヨセ合いが続きましたが、350手で挑戦者が辛くも半目余しました。
昨年の77期本坊戦第1局(井山本因坊対一力棋聖)では357手の激闘の末、井山本因坊が半目勝し以降3連勝で11連覇を達成しましたが、本局はまさにそのお返しのような一局となりました。
一力棋聖は17連勝後、本シリーズ第3局で敗れ、その後行われた名人戦挑戦者決定リーグにおいても許九段に敗れ、少し好調さに陰りが出て来たのか心配されましたが、今回の勝利は非常に大きな1勝だったと思います。
果たして挑戦者がこのまま押し切ることができるのか、はたまた、カド番で無類の強さを発揮する本因坊が逆転防衛に向けて逆襲出来るのか、7/4~5に行われる第5局が注目されます。その前に両者は48期碁聖戦五番勝負第1局でも激突します。こちらも見逃せません。
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