78期本因坊戦七番勝負第2局は、一力挑戦者(先番)が難戦を制し開幕2連勝としました。中盤の難所で中央の黒大石と白大石のセメアイとなり、セメアイには井山本因坊が勝ちましたが、挑戦者は巧みに締め付けてヨセ、勝利を引き寄せました。黒の大石には生きる手はあったのですが、あえてセメアイにし捨てて打てるとの判断が見事でした。
中盤における激戦には興奮させられましたが、最も印象に残ったのは挑戦者の図1の❶の踏み込みでした。aとボーシされたらどうサバくのか、小生などではとても怖くて打てない一手でした。
図1
78期本因坊戦七番勝負第2局は、一力挑戦者(先番)が難戦を制し開幕2連勝としました。中盤の難所で中央の黒大石と白大石のセメアイとなり、セメアイには井山本因坊が勝ちましたが、挑戦者は巧みに締め付けてヨセ、勝利を引き寄せました。黒の大石には生きる手はあったのですが、あえてセメアイにし捨てて打てるとの判断が見事でした。
中盤における激戦には興奮させられましたが、最も印象に残ったのは挑戦者の図1の❶の踏み込みでした。aとボーシされたらどうサバくのか、小生などではとても怖くて打てない一手でした。
図1