TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ペッパースプレー男とご対面か?!

2002-08-20 11:26:14 | インポート
運動制限が効いたのか、TABIの足がだいぶ良いようだ。

歩き方が正常。右足をかばって左に体重をかける不自然な歩行をしなくなった。
そこで、リハビリとして湖で短時間の水泳をさせはじめることに。

怪我前は一日10キロ走り、湖や川、海で30分は泳いでいたTABI。
だが、一週間の運動制限のあとなので、10分ほどの散歩の途中で10分だけ泳ぐ
ことにする。水泳は浮力のため足に負担をかけず筋力を戻すことができる。

夫と一緒にちょっと遠くの湖に車ででかけ、車を停めて森の中を歩かせた。
すると、小道の向こうから走ってきた男が私たちに向かい「リードをつけろ!」と
怒鳴った。そして、そばにあった市の立て札を大げさな身振りで指した。

こいつがウワサのペッパースプレー男か!と、私は思った。
男はもう一度、「犬にリードをつけろと言ってるんだ!」と怒鳴った。
夫は、「キチガイめ。無視、無視」と言って、ずんずん歩いていく。
男は、あとをつけてきた。

TABIにヒール・ポジションをとらせつつ、森の中を通って湖までおり、枝を投げて
持って来いをさせた。男は、その様子を道からじっと見て、去っていった。
男の妻と子とおぼしき母子も一緒だった。

想像してたよりひ弱そうな、神経質そうな男だった。
何かされるかとちょっとドキドキしたが、あんなヘナチョコじゃあ腕力で夫に
かなうまい。私だってケリを決めればノックアウトできそうだ。

でも果たしてホンモノか?
今度Helenに会ったら聞いてみよう。


また走ろうね

2002-08-18 10:26:51 | インポート
今日はアジリティ練習を欠席。

これまで皆勤賞だったTABI。
練習に連れて行ってもらえると思って、早起きして私たちを起こしに来た。
足が治るまでダメよ、と言ってもわかんないよね…
かわいそうなんで、今日はちょっと長めの早朝散歩。

クラスメイトからは、励ましのメールや、かわいいホールマークのEカードが。
FIVERから送られたEカードが、すっごくかわいい!
「早く元気になってね」とニコニコ笑うゴールデンがかわいくて、何度も再生して
しまう。

また一緒に楽しく練習しようね、ってみんなが言ってるよ。
早く治そうね、TABI。

今日は実は、TABIの兄弟犬SHADOWがすぐそばに遊びに来ていて、会えるチャンス
だった。でも、二頭を合わせたら絶対走ってしまう。TABIの兄弟だもの、相当の
韋駄天だと聞いた。

それで、泣く泣くキャンセル。
また会う機会があるさ。


Life after ACL ←大げさ

2002-08-17 11:05:31 | インポート
安静とまでいかないが、運動を制限し温シップを続けた結果、TABIの足はだいぶいいようだ。

別の獣医にセカンドオピニオンを求めようかとも考えた。
いつもの獣医が留守で、経験の浅い新しい獣医の診断に疑問を持ったからだ。
しかし、受傷後10日を経過した今、あわてて騒ぐより安静にして様子をみたほうが
いいと思った。それに、診察そのものが激痛である。TABIは実に我慢強い犬だが、
涙目になって診察の痛みに耐えているのを見たら、もう今はそっとしておいてやろう
という気になった。

今現在出血しているとか、全く歩行困難というのなら、TABIをおぶっても救急病院へ連れて行くだろう。しかし腫れも一段落し、上り坂以外なら普通に歩ける。

ACLを経験した2頭のシェパードの例がある。2頭とも災害救助犬だ。怪我が多い仕事だ。
1頭は軽い損傷だったので、手術をせず徹底した安静とリハビリで治し、救助に復帰
できるまでになった。もう1頭は重く、手術をしたが救助は退役を余儀なくされ、
こんど損傷を受けたら足は切断、と宣言されているという。

つまり、損傷具合によっては治療法も予後も全く違ってくる。
ただこれは人間の場合もそうだが、診断も治療もACLに詳しい、スポーツ医学・獣医学
の専門家にまかせた方がいいようだ。
TABIもいずれそういった専門家のもとへ連れて行こうと思う。

今回の件ではいろいろな方からお見舞いや情報をいただいた。
本当にうれしかったです。どうもありがとう。


anterior cruciate ligamentか?

2002-08-14 06:55:47 | インポート
夕方、夫と一緒にTABIを獣医へ連れて行く。

いつもの先生は夏季休暇中で、新しく入った若い女性のDr.Keizerが診てくれた。
まず、寝かせたTABIの右後ろ足をパッドから念入りに調べる。
私が懸念していた膝蓋骨は、脱臼していなかった。股関節もしっかりしている。
となると原因と症状から可能性があるのは、ACL(anterior cruciate ligament rupture...前十字靭帯損傷)だ。

これは人間でもプロのスポーツ選手がよくやるし、犬にもよく起こる。
ジャンプの着地に失敗したり、急に方向転換して膝をひねったりして膝関節に異常
なストレスがかかった時に起こり、激痛・関節内出血・腫れが生じる。
ほうっておいても10日ほどで症状が消えることもあるが、これがもとで将来関節炎
になったり膝が抜けやすくなったりするらしい。
ACLと診断されたら、手術しかない。

脛骨を引っ張って動き具合を調べることで、靭帯が損傷しているかを調べる。
しかし、TABIはスポーツドッグであり非常に筋肉の発達が良いので、強い力で
引っ張り戻してしまい、損傷しているかどうか微妙な線だという。

とりあえず安静にして様子を見、症状が軽快しないようであればさらに精密な検査
をすることになった。

TABI本犬は、大好きな病院に来てウキウキしているが、私は心配だ。
夫はもともと、「わざわざ獣医に見せなくても」とブーブー文句を言ってたし、
だいたい彼は「ペットはペット。重い怪我や病気になったら獣医の元で安楽死
させるのが一番簡単」と信じているタイプだ。お気楽でうらやましい。

今日だって、私がネットでACLの治療情報を懸命に検索している横で、彼は自分の
コンピュータでゲームをしたり、ポルノサイトにアクセスしてウハウハしていた。
男ってのは全く…


似たもの母子?(笑)

2002-08-13 14:45:21 | インポート
やっとお腹の調子が良くなったので、久しぶりに家中の掃除。

ウィルスというのはおもしろいもんだ。
劇的な症状で始るが、治る時はケロリとウソのように治ってしまう。
先週は不調を言い訳に(笑)まともな掃除をしなかったので、まーどこもかしこも
汚いこと!キレイになってサッパリした。

TABIはなるだけ走らないよう、段差のあるところをジャンプしないよう監視して
いたのだが、本犬にはその理由がわからずブータレている。
試しに好きなように走らせてみたら、やはり右後ろ足に負担がかからないよう自分
でも気をつけているようだ。その様子を見て思ったのだが、膝蓋骨を亜脱臼した
のではないか?

実は私も子供のころ、肘や膝をよく脱臼した。もともとそういう形質だったらしく
鉄棒で遊んだだけでポコっと肘がはずれてしまう。走ってて膝がガク、と
抜けるようなことも。軽い時は、自分でカクっとはめて治していたものだ。

TABIの場合は外傷性だろう。
先週の火曜日、雨上がりの公園でシェパードと遊んだ。濡れた芝の上ですべって、
TABIが転倒したところを、あとから追っていたシェパードが乗り上げてしまった。
その直後から、3本足でケンケンするようになった。
無理な姿勢で足をひねって、骨が出ちゃったんじゃないか?

いずれにせよ、明日獣医の予約をとってあるので、診てもらえばわかるだろう。
脱臼まで私に似なくてもいいだろうに(笑)