<外宮 げぐう>
遷宮のいくつかの祭典では、
古式ゆかしい歌が歌う場面があります。
杵築祭でも御柱を杵築く動作をする際に、
歌を歌いながら御殿内を回るそうです。
ちなみに内宮で歌われる古歌は、
・ かしこしや 五十鈴の宮の杵築(こつき)してけり
杵築してけり 国ぞ栄(さか)ゆる
郡(こおり)ぞさかゆる 万代(よろず)までに 万代までに
・ 天照らす大宮処(おおみやどころ)
かくしつつ仕えまつらん かくしつつ仕えまつらん
万代までに 万代までに
外宮で歌われる古歌は、
・ 度会(わたらい)の豊受の宮の杵築きして
宮ぞ栄ゆる 国ぞ栄ゆる 万代までに 万代までに
神様をお呼びする際などに使われる
「おー」という発声(警蹕)もそうですが、
日本古来の言葉を発声したり、
節に乗せて歌ったりすることで、
その場の邪気を祓う力が強まるのでしょう。