<外宮 げぐう>
川原大祓(かわらおおはらい・かわらおおはらえ)
が行われるのは、
遷御の儀を翌日に控えた夕刻近くです。
風宮の川原大祓の時刻には、
後鎮祭のとき降っていた雨も上がり、
午後の柔らかな日差しが、
朱塗りの辛櫃(からひつ)や五色の幣を
美しく浮かび上がらせていました。
遷宮のお祭りの中でも、
ひときわ華やかな川原大祓という祭典ですが、
大宮司・小宮司を始め、ご奉仕する神職はみな、
遷御の儀と同じ装束を身につけるのが習わしです。
遷御の諸具を納めた素木の辛櫃、
御装束や刀や弓などを納めた朱塗りの辛櫃、
また遷御にご奉仕する神職を丁寧に祓い清めます。