たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

大地の発する詞

2015-03-09 14:20:00 | 神社について

<諏訪大社本宮 すわたいしゃほんみや>

 

東日本大震災が発生したとき、被災地の近辺では、

神社に関する不思議な現象が多々見られたそうです。

例えば、神社の鳥居の目前でちょうど津波が止まった、

周囲の建物が流されている中で神社だけが残った、

神社を避けるように津波が二つに分かれるのを見た等々…。

実際に高台の神社に逃げた人たちが、

九死に一生を得たケースも見られましたし、

またある調査では、被災地の神社の多くが、

津波の到達ラインぎりぎりに建てられていたため、

何とか被災を免れたという結果も出ています。

 

九州から関東にかけて日本列島を横断する

「中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん)」という断層帯上に、

伊勢神宮をはじめとする、たくさんの神社仏閣が

建てられているという話はよく知られていますが、

これは大地から噴き出すエネルギー

つまりパワースポットの位置を特定できた古代人が、

そこに神の息吹を感知できたからなのだと。

神社を汚し、大地の発する詞に

耳を傾けなくなった人間が増えるほど、

災害の規模が増すのは当たり前なのかもしれません。