白昼堂々

遅番にて出勤。
雲が延びている。
これから雪が降る予報だ。
私が帰る頃には積もるんだな。


・・・・・


昼休み。
さっきいる筈のない場所に、いる筈のない人がいるのを目撃した。
私がホールで利用者の血圧測定していると、
その場所からちょうどよく見える個室の扉が開放されており
入り口近くのトイレのカーテンを持ち上げて
婆さんが一人こちらを見ている。
あれ、あの個室の人は車椅子で介助が必要の筈。
誰もトイレ介助付いていないのか？
危ないよ誰か見てあげて、と声を掛けてスタッフを呼ぶと
私の目の前で当の個室の主が座ってお茶を飲んでいる。
誰か迷って違う部屋に入ってしまったのか!?
スタッフに声をかけると一人が即座に個室を見に行った。
誰もいないのにカーテンは揺れていたが、開けると誰もいなかった。


？？？


ま、色々珍しい事ではないし。
本当に迷った人が入り込んで転んだりする事故がなくてよかった。
明るい昼日中に堂々と登場したね。
スタッフが縮み上がって気の毒だった。


勤務中にいない筈の人が見えても怖いとは思わないが、
過去に自分が見た夢の記録を読んだらこっちの方が全然怖かった。


何事も無く仕事を終えて帰宅。
路面が大根おろしをぶちまけたみたいになって歩き難い。
しかも明日の朝はシバレるらしい。
めんどくさいのう。
バリバリにシバレないなら冬なんかとっとと終わってくれ。
足元を気にせずにすたすた歩き回りたい。
去年の冬はもっとバリバリにシバレて歩き易かったのであるが。
川が凍って写メ撮るのも楽しみだった。今年はいずれもダメダメだ。