屋根の表面は、直達日射を受けますと90度くらいまで温度が上昇します。
トタン板葺などでは、その収縮率もまた大きくなります。
その熱い熱が暖房材を貫通して天井面から輻射熱で室温を高くしてしまいます。
寒冷地での天井断熱や屋根断熱は、暖房熱を逃がさないために厚い断熱材を敷設します。
グラスウールでは300㎜や400㎜も珍しくありません。
私達ファース・グループが建築するファースの家は、100㎜前後の屋根断熱で充分です。
それはグラスウールの約2倍半の断熱力があるだけでなく、断点がなく断熱材の能力以上の効果を発揮するからです。
写真は、ファース工法の屋根断熱材エアクララを施工する前の下地を張っている工事です。
このメッシュに下部から樹脂スプレー発泡断熱材のエアクララ(熱伝導率0.021、ちなみにグラスウール熱伝導率0.045)を吹き付けます。
何故にメッシュにするかというと、メッシュを突き抜けて垂木に絡み付き、構造部材と一体化させます。
まさにシームレス状に家をスッポリとエアクララで包んでしまう事が目的です。
この下地にエアクララをスプレー発泡すると壁断熱と継ぎ目なく連結して隙間相当面積係数(C値)が0.3以下になります。その0.3の殆どはサッシのビートなどの止むを得ない数値です。
当然、断熱部分の隙間がゼロでなければ「#ファース工法」のような0.3にはなりません。
このくらいの気密性能がなければ湿度管理等は、とうてい無理だとも断言できます。
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