SDGsの12項に「つくる責任つかう責任」と云うのがあります。(画像)
一方的につくり手側の責任を押し付ける風潮に対し、使い手側の責任もあることを解いたと思われます。そもそもSDGsの理念は「誰ひとり取り残さない社会の構築」です。
つくり出す側も色々な都合や立場、環境も考慮しなければ理念に背きことにもなります。
私達の家づくりも平面図や立面図をもとにして木材を刻み、二次元から三次元への建築現場が進んで参ります。その多くを機械に頼ることになりますが、機械も材料も人間が段取りしたことに変わりありません。その人間はたびたび間違いを起こします。
間違いを起こしても住む人の不都合にならないよう、完璧に手を尽くし、心を尽くすのです。
この手を尽くす、心を尽くす事こそ「つくる責任」を果たす事なのでしょう。
どんなに手を尽くし、心を尽くしても、100%施主の思いに届くとも限りません。
しかし「つくる責任」を果たしているとしたら、あとはお施主さまが「つかう責任」を果たすことをしなければなりません。
誰がみても欠陥手抜き工事でない限り、ヒトの行う行為には至らぬ部分も在るモノです。
SDGsの12項「つくる責任つかう責任」では、使い手側の責任についても触れています。
「作り手と使い手」は、つねにその立場が逆転する場合が有り得ます。
使い手は、常に使い手だけで通される訳でなく、何処かで作り手にも関わっているのです。
私達の家づくりは特に「つくり手」と「つかい手」とが連携し合う事で寄り良い家が出来上がって行きます。家は竣工した時点からがお施主さまとのコラボレーションの始まりです。
SDGsを深く勉強しますと、様々な思考のもとに構築した17項目の開発目標です。
私達は、つくり手の責任が果たせ易く、つかい手の責任も容易になるようなハード研究を行っております。それが「#ファース家」であることに自信と誇りを持っております。