このバブル的な経済動向で、人手不足倒産があるとの報道もあります。
その多くは、企業側の丁寧な人財育成を怠った結果でもあります。
私達の建築業界もまた、人手不足による工事の遅れに悩んでいる業者もいます。
ハウスメーカーや地域工務店の大工さん不足は、恒常的な現象かも。
大工さんは、雇用した工務店が大切に技術やコツを丁寧に育む事が肝心です。
昔は、遣りたい仕事ベスト10に入って大工さんですが、今では3K業種に数えられます。
先日訪問した宮崎県都城市のFAS加盟工務店、清栄建設さんには複数の女性大工さんが働いていました。
正社員としてしっかりと育成しているのです。
写真は仕事に取組む女性カーペンターの後ろ姿ですが、凛としてとてもかっこよく見えます。
女性カーペンターには、労働安全衛生法などで男性と同等の作業をさせる訳に行きません。
しかし、写真のような内部仕上げ工事や内装施工には、とても向いているようです。
清栄建設さんには、女性大工棟梁もいて、一棟のファースの家を墨付けから仕上げまで丸ごと造り上げる技量を持っているそうです。
女性大工さんの棟梁は、結婚、出産、現場復帰して、また家づくりを続けています。
この取り組みは、地域密着の工務店経営環境だからこそ出来るのだと思われます。
清栄建設さんに大工さん不足の不安は抱えていないと云います。
少子高齢化でも人の暮らしのある限り、家づくりの仕事は無くなる事などありません。
大工の高齢化も、モノづくりの好きな女性大工や新卒見習いのニーズも潜在しています。
工務店経営者が意識を持って愛情をかけて育てれば、手不足も解消することでしょう。
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