弊社福地建装は、この4月1日で創業50年目を迎えました。
企業継続は極めて当たり前で50年など通過点にしか過ぎません。
しかし創業して30年以上継続する企業は1%にも満たないと云いますから50年は奇跡かも知れません。
ところが今日は、明治40年創業で社歴110年となる旭川市の株式会社水野染工場の社長、水野弘敏さまご夫妻にご来社頂きました。110年の社歴はこれも奇跡のように思います。
水野社長は、昨夜開催の函館経営研究会のイベントで講演をされた講師の先生でもあります。
水野社長が経営する染工場とは、お祭りなどで着る半纏などの文様などを染め込む仕事です。
時代潮流は、印半纏などを着る時代などでなく、あったとしても印刷物が殆どです。
そのままの経営スタンスでは、とうの昔に淘汰されるか業種変更していた事でしょう。
水野染工場は、水野社長の経営手法で、昔ながら染め抜き手法に拘りながらも増収増益を為しております。
この日本の伝統文化である印染(しるしぞめ)とは、半纏(はんてん)、暖簾(のれん)や和服の家紋などの染物の事で、その歴史たるや平安時代にまで及ぶと云われます。
和風文様には、私達日本人が忘れていたアイデンティティを沸き立てる魅力があります。
水野社長は、4代目経営者です。
彼が経営を引き継いでからは、この日本人の潜在メンタリティーを色々な身の回りの品々に染め抜く事をビジネスモデルとして成長を遂げています。
水野社長も110年は単なる通過点なのでしょう。
経営とは着眼力と実践力のようです。
写真の右端が水野社長と、東京の関連会社を任されている美人の奥様もご一緒されました。
私の隣の妻、弊社副社長の福地小枝子は現在の函館経営研究会の会長を務めています。
企業経営の秘訣とは、常に時代背景に見合った商品企画を錬磨している事のようです。
それには徹底しての情報インプットが必要なのでしょう。

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