goo blog サービス終了のお知らせ 

豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

モノづくりはプロジェクトで…北斗市

2017-04-08 13:01:37 | ファース本部

今朝の日本経済新聞の経済面トップに弊社 株式会社 福地建装・ファース本部が行っている「雪の積もらない屋根」の記事がトップ掲載されておりました。
元々ファースの家は、天井裏にエアコンを設置し、その熱を集熱ホッパーから床下に送って床を温め、その暖気を、外皮のインナー通気層を上昇させて輻射熱で冷暖房しています。

天井裏にもう一台屋根融雪用のエアコンを設置し、簡易な施工で「雪の積もらない屋根」が出来ることになります。…と、理屈の上では簡単ですが、実践は苦難の連続です。
先ずは、普通のトタン屋根では継ぎ目の凸が出っ張ると、そこに雪が積もります。
福岡に本社のある栄住産業様の凸のない写真のトタン葺方法を特別に設えました。

屋根面とエアコン温風を流す空洞は、屋根面に適度な断熱材を、空洞面には特化した性能の断熱材施工が必須で、これを樹脂断熱メーカーの倉敷紡績の断熱材を採用しました。
天井裏エアコン設置で唯一メンテナンス対応を認めた三菱電機の鶴ヶ峰(ズバ暖)だけ。

難関は、雪の降る事前にエアコン稼働をさせておくための降雪予測センサーの開発です。
上り坂なの公道に用いる降雪予測装置は、相当に大規模で高額な費用が掛かります。
降雪予測センサーは、「公立はこだて未来大学」の大場みち子教授に相談を持ち掛けました。

大場先生は、ITセンサー部門の長崎健教授、アグロインホの曽根広尚代表、株式会社アプレのマネージャー高森満さん、システムエンジニアの小野寺豊さんなどのプロジェクトチームつくり、様々な実験や検証を行いました。
アメダスや湿度、気温を総合的に判断して降雪3時間前に稼働スイッチが入り、降雪が続かない事を確認した時点でオフになる装置に成功しました。

モノづくりは、まさに独りで出来るモノなど皆無です。
多くの方々の知恵と英知、努力と奮闘、そして信頼は、その絆が「成幸」へと導くようです。





blogram投票ボタン

毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ

ファース本部オフシャルサイト毎日更新

健康住宅ファースの家-注文住宅情報サイト




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする