豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の性能と資産価値…函館市~北斗市

2014-12-19 17:48:50 | ファース本部
新築した家が完成し、住み始めてから土台が腐る、壁にカビが、床がブヨブヨになった、寒くて暑く、光熱費が掛かるなどの問題が発生したらどう対応するのでしょうか。
ハウスメーカーや施工工務店に連絡したら、何とも心許ない返答しかありません。

大きな夢をもって作った家は、その夢や希望が失望へと変貌してしまいます。
住宅ローン完済と同時にその家を叩き壊していると言う、悲しい現実がありました。
「家は人なり」これは45年間も家づくりに携わって来た私の持論でもあります。
家づくりは、住んだ人々に幸福を与える人間重視の真心(ソフト)と優しく人を包む性能(ハード)が織り為っていなければなりません。家は人々の幸福を包む空間なのですから。

日本の家の平均寿命は30年だと言う事が公的な建設白書にも記載されております。
しかし、決して家は30年ばかりで朽ち果てるわけではありません。
然るべき前提が整ってさえすれば、家は100年も200年も機能を果しながら立派に現存し続けてきました。
その少しの前提が伴わないために30年で無残にも叩き壊されています。

土台や柱、間柱などの家を支える構造部材が腐食しないための配慮が施されている事です。
単に木材を太くする、薬剤で防腐防蟻処理を施すなどより、敷地の地盤環境(地下水面位など)と床下地盤面高さ、床下構造など、従来の規準を見直す必要があります。

このような構造的な条件は、必須となりますがそれだけでありません。
寒い、暑い、光熱費が高いなどは、その家に住み続ける意欲を減退させてしまいます。
心地よいハードが備わっていれば、住むほどに、家に愛着が深まり、程よくメンテナンスが行われ、そのメンテナンスも施工工務店と、楽しみながら友好的に実施される事です。

日本の住宅産業を真に100年寿命にするためには、私達のような構造的な改革の実現と、家の資産価値を適正に算定できる制度を具現化させることが重要だと思われます。
今日は、関連機関との意見交換や研究開発室などの仕事を行っておりました。
さて、気温0℃、夕方になって写真のような紫色の空が広がり始めた北斗市です。

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