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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

伝え継ぐべき日本の伝統技術…七飯町~函館市~北斗市

2014-10-14 15:27:43 | ファース本部
かなり以前までは、少年達のなりたい職業のベストテンに飛行機のパイロットなど並んで入っていたことがあります。
当方も大工出身ではありませんが、尺金(さしがね)、墨壺(すみつぼ)、箟(のみ)、鉋(かんな)など、その使い方に憧れたものです。

私自身は、大工さんの仕事ぶりの他に、寿司屋さんの握り職人の手捌きの鮮やかぶりに見とれたものです。
右手でシャリの型どり、左手でネタをなぞって寿司にするのですが、その流れるような手捌きを…私はその寿司職人の仕方の見て試し、握れるようになりました。

写真は、弊社ハウジング事業部の大工さんが使用している墨壺という大工道具です。
この大工仕事だけは、師匠について何年も何年もじっくりとカラダに覚え込ませて行かなければ身につきません。
丸いロールには糸が巻いてあり、その糸は墨の浸った綿の中を通じて壺の外に出ています。
その糸の先に画鋲のような針がついております。

曲りくねった木材でも、糸の付いた鋲を木材に刺し、然るべき場所でロールを掌で抑え、墨の付いた糸をピンと張ってから弾きます。すると見事に黒い線が引かせるのです。
写真の墨壺は、プラスチックで造られておりますが、昔の墨壺は木材を削り上げ、写真の墨壺と全く同じものが使われておりました。
木製の罪壺は、価格が高いだけでなく、高いところから落とすと欠けてしまうこともあることからプラスチック墨壺が出ると、一気に変わってしまいました。

時代の変わり目や時代潮流に逆らうことは出来ませんが、遺すべき思想や技能は脈々と伝え続けて行かなければなりません。特に大工さんの匠の技は、日本独自の技法です。
昨今は、プレカットと称するコンピューター制御で墨付と刻みまで一気に終わってします。

私達の仲間達も、何とかこの大工さんの墨付け切込み技術を伝え継ごうとする工務店は、多く存在致します。匠の技だけで快適な家づくりの全てを成就することは出来ませんが、それに私達の温熱技術を搭載することで成り立ちそうです。
さて、今日は早めに更新してお客様対応に向かいます。

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