豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

平々凡々こそ幸せの極み…札幌市内

2010-01-19 21:02:24 | ファース本部
絶体絶命の危機、つまりピンチになった時は、「火事場の馬鹿力」と言われる自分でも気付かなかった潜在力を発揮する場合があります。また遣る事なす事が次々と上手く行く時は、先のそのまた先を読み抜く力が希薄になってしまう潜在危機を招きます。

企業経営や人生経過は、良い時と良くない時、そして生死を彷徨うような逆境の時など、実に様々な環境の中を辿って行きます。同じ一生を生き抜くのですから人に迷惑を掛けない程度に、平々凡々と自分の思い通り過ごすのも一つの生き方なのでしょう。

ところが天は我々に平々凡々とした時間だけを授けてくれません。必ず大波小波の波乱と、平穏の環境を交互に与えてくるものです。つまり平々凡々と過ごす事を目標に誰もが喘いでいるのようにさえ感じます。平々凡々と過ごす事が最高の幸福な時間なのでしょう。

勢いはいつも一瞬しか続きません。繁栄も頂点が過ぎれば衰退して行きます。
楽しい時間は永久に続かずに、その後に空虚な時間が待ち受けている場合が多いのでしょう。下から上を目指すより、上の位置をそのまま保持する事の方がはるかに難しいのです。

写真は北海道最大の歓楽街、札幌ススキノの朝の風景です。
ネオンと嬌声が飛び交い、憂さ晴らしに訪れる人々や観光客に快楽の一夜を与えてくれたのでしょうか。一夜明けた歓楽街の朝は、溜息が聞えそうな虚脱感に満ちています。

平々凡々とは、楽しさ、辛さ、豊かさ、苦しさを交互に受け入れて、人生を平均化できる究極の生き方のように思います。
今日は相互がエゴ丸出しで激しく傷付けあう裁判所法廷を傍聴する機会があり、このような争いごとを目にすると、よけいに平々凡々とは幸せ多き事のようだと断言できそうです。

明日は、札幌事務所で執務を行い最終便で北斗市本社に帰社する予定です。


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