豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

肥満と借金…北斗市

2009-05-12 19:12:52 | ファース本部
「肥満と借金には、統計的に見て明らかな相関関係がある」これは、大阪大学社会経済研究所、 教授の池田新介さんの論文です。同研究グループが、2005年に行った全国アンケート調査でそれを裏付けたと言います。住宅ローンを除いた「負債あり」と「負債なし」のグループを比べると、「あり」の方が男女ともに肥満者の比率が高いのだと言います。

肥満との定義は、体重を身長の2乗で割ったBMI(体格指数)が25以上の事としている。 それは、肥満を経済学的から見れば「借金」そのものだからだと言います。
食べる楽しみを優先し、背負った健康上の“負債”だと考えれば解り易いのでしょう。

肥満は洋服が合わなくなったり、苦しいダイエットが必要になったり、将来の病気のリスクを背負い込むと言う利息を支払う事になるのです。どんな人が肥満になり易いかと言えば、せっかちで「辛抱強さ」がなく将来の体形より目先のご馳走に目がくみ、カロリーを摂って肥満になり易く、このような人は、借金をも繰り返す傾向にあると言います。

同じ「辛抱強さ」でも、直近と遠い将来とでは大きな差がある点です。遠い将来については辛抱強い計画ができるのに目先の選択となると急にせっかちになると言います。ダイエットの実行が1カ月先なら、「3カ月で10kg減量達成」などの目標でも立てられるが、実行日のなると種々の理由をつけて「もう少しくらい…」と後回しにするのでしょう。

肥満は本人の選択力を反映しており、その選択が「後回し」傾向といった選択者の自滅的な性質に基づいていると言います。これは経済学的な借金体質と肥満メカニズムがほぼ同等だと解説しています。その有効な対策の一つが「コミットメント」であるとしています。

要するに自分で自分の手を縛って節制の「後回し」が出来なくしてしまうのだそうです。例えば、思い切ってキツメのズボンを買い、スポーツクラブの会員料を前払いするとか、或いは仲間同士でBMIが定量数値を超えたら罰金を払う約束をするとかなど、同じ志を持った人たちとの約束ならきっと実行力が増すはずだと言う事です。

つまりは自己管理をしっかりと行うための仕組みづくりを実践すると言う事でしょう。しかし「解っちゃいるけどやめられねー!」と言う声が聞こえてきそうです。
写真は執務室の外ですが冷たい雨が降り続いています。
明日は東京経由で岡山県に移動を…

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