豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

自分の存在を顧れば…北斗市

2009-05-06 20:50:45 | ファース本部
会社の真向かいの畑にとても存在感の大きな胡桃の木がありました。
樹齢100年もあろうかと言う大木でしたが、数年前に枯れてしまいました。
大きくなり過ぎて周りに日陰をつくり、枝を一本一本斬られて終に枯れ果てて…

自分の存在が周辺にどのような影響を与えているかを客観的に見つめ直す事が不可欠です。
懸命に働き、業績が上がり、周りから評価されると自分の独り善がりである「自分が、自分が」と言う意識が潜在して染み付いて来るのでしょう。

更に何年かそのような状況が続くとその企業や部署は、さも自分自身が独りでつくったような錯覚に怠るのです。どんな企業でも企業とは、複数の力量のバランスで成り立っており、自分を主張し続けると、独裁で恐怖権限を行使するようになると言います。

これは、あるビジネス教本に書いていたのですが、自分の立場を護るための本能的な行動を、いつの間にか人知れず行っているのだと言う事です。
「俺の言うことを聞かない奴は左遷するぞ」と言わんばかりの言動と行動です。

このような上司を見た社員や部下たちは、3通りの防御体制に入ると言います。
1・睨まれないように程々にやる。3・尻馬に乗って行く。3・辞めて行く。
このような事態になれば、企業は培った資産を一気に食い潰し、やがて破綻するでしょう。

経営者や上司たるものは、自分の存在が周辺にどのような影響を与えるかどうかを自らが気付く事なのでしょう。今は良く見えていても大樹は影をつくり悪い影響をも与えます。大樹も自らが進んで枝を切って貰い、陰をつくらないような気遣いや配慮が必要なのです。

写真は連休中に訪ねた五稜郭公園の展望室で撮ったのですが、現在、復元中の函館奉行所の模型です。幕末、この五稜郭で行った函館戦争も体制を見間違えたリーダーが居ての悲劇だったと言う記述がありました。
どんな立派な樹木も一本、偉大な経営者もしょせん独りなのでは…

この連休の間に何冊もの本を読みました。著書の中にある言葉の全てが必ずしも共感できる事ばかりはありません。しかし、自分の存在を照らす事が出来たように思います。
先週末からGWは本当に晴天に恵まれた北斗市でしたが明日から平常業務となります。

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