豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

日本一の馬の足…函館~北斗市

2008-11-13 22:21:51 | ファース本部
今朝のNHK連続ドラマ「だんだん」で、歌舞伎に登場する「馬」の中に入って前足を演じている恋人を自慢するシーンがありました。脇役の芸妓さんは、自分の恋人が顔を見せる事のない前足だけの演技に、拘りと誇りを持って臨んでいる姿勢に惚れたと言います。
彼が、日本一の馬の前足を演ずると言って精進している姿がとても輝いて見えるのだと…

馬を演ずる人がいるからこそ、その馬に乗る演技が可能になるのでしょう。
社会の仕組みをよくみますと、それぞれが様々な役割を果たしながら構成されています。
目立つ仕事をする人の陰には、必ずその人を支える目立たない人の存在があります。
歌舞伎の馬の足は、足だけでも見えているのですが、楽屋裏には見えない場所で大勢の人々が演技者を支えているのでしょう。

我々の行っている家づくりなどは、見えない部材の集合体のようなものです。
地盤、基礎、床下、土台、壁の中、小屋裏、木組みなどは囲われて見えなくなります。
居住空間を包むもっとも重要な部分は、この見えない部分に存在しているのです。しかし、売る方も、買う方もが、観える部分の外観、内観などにばかり注目する傾向があります。

ファース本部がもっとも拘っているのは、住んでから感じる「暖かさ」「快適さ」「経済性」「高寿命性」などですが、これを形で見せる事がとても難しい事なのです。つまり、家の温熱環境などの性能は、歌舞伎の馬の足的な存在で成立しているような気がします。

今日は、ファース専用サッシを製造している三協立山㈱札幌支店の住宅建材部長、高野志朗さん(写真)と同じく、6月までFAS担当であった坪内克己さんが特販課長として来社されました。
疲弊著しいと言われる北海道経済ですが、このような時期だからこそ、住宅業界における次世代のビジネスモデルを見出せそうな気配を感じます。

サッシも樹脂の中の補強金物や、ガラスを受けるビート、建具のシンジなど、目に見えない部分の構造に各メーカーの特徴を垣間見る事が出来ます。窓などの開口部も馬の足的な構造に支えられているのです。私達ファース本部も住宅業界で目立つ存在になるよりは、建主さんが住んで幸せになれるための「馬の足的」な存在に徹する気概を持ち続けます。
三協立山さんとの懇談で、我々のようなグループの存在も必要であろうと確信を…

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