迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

ジョウビタキとのふれあい

2016年04月10日 | 自然
買ってきたエサを持って待っていると、しばらくしてから鳥さんはやはりやって来ました。
これまであげていたコガネムシの幼虫よりもミールワームは大きく、食べてくれるかどうか多少の不安がありました。
そして、ミールワームという虫を木の下に投げてみると、舞い降りてついばんではまた元の枝に戻ったのです。
喜んで食べてくれまたようです。
雀よりも小さな体の鳥さんなのに、この日は10匹以上の虫を食べて帰って行ったのです。
それ以降、鳥さんの姿を見かけると外に行ってはエサをあげました。
エサをあげてもあげても虫が減ることはなく、1パックに多分200匹以上は入っていたのではないかと思います。
予想以上にたくさんの虫が入っていました。


翌日、午前中は来ませんでした。でも、夕方になってまたやってきました。
いつもの枝ではなく、ベランダに近い定位置となりつつある柵に止まりました。
そこで虫がもらえるのを待っています。
初めのころは柵の真下に投げていた虫を、少しづつ私の近くに投げる位置を移動させてみても、
怖がることなく近寄って食べてくれます。
そのうち、手から直接食べてくれるようになるんじゃないのか、と予感させるような慣れ方でした。
次の日、その次の日も夕方になると定位置で待っていました。
虫を食べては柵に戻るという動作の繰り返しです。
鳥さんが来ているのがわかると、かわいくてエサをあげに外に出る。
そのうち、午前中にも鳥さんは来るようになりました。
慣れてくるにつれ、食べる虫の量も増えていきました。

でも、我が家には私以外は虫にさわることができないので、エサをあげたくてもあげられる人がいないのです。
だから、私が帰宅する夕方まで待ってもらっていました。
帰って私が車から降りると、存在を示すかのように「ブーン」と羽根音を震わせて飛んでくるようになったのも
この頃だったように思います。

我が家に、そしてエサがもらえることに慣れたためなのか、鳥さんが我が家を訪れる回数はどんどん増えていきました。
それなのに、ミールワームという体長2~3センチのスパゲッティくらいの太さの虫を鳥さんにあげられるのは
私しかいなかったのです。だから、私が帰宅するまで待っていてもらうしかなかったのです。

だけれども、庭先でエサがもらえるのを待っている鳥さんの健気さ、かわいらしさに心を動かされ、
ついに妻がエサをあげることを決断したのです。
私のように素手で虫をつかむことはできないため、割箸で虫を挟んで投げ与えることにしたのです。
エサを待ちかねていた鳥さんは喜んでそれをついばむようになったのでした。

この頃から我が家にやってくる回数は増え、1回に食べる虫の数は15匹を超えるようになり、
妻は鳥さんに「ほいどくん」という名前を付けたのでした。
「ほいど」とは北海道で大食いを意味する言葉です。

ほいどくんは空腹になると我が家にやってくるようになりました。
庭先の柵、庭木だけでなく、布団干しやベランダの物干し竿にも止まって待つようになりました。
挙句の果てには、ベランダの物干し竿からガラス越しの室内を観察し、妻にエサの催促をするようにまでなったのです。
時を同じくして、私は虫をあげられないと言っていたおばあちゃんまでもが、箸を使ってエサをあげていて、
いつの間にか3人からエサをもらう大食漢=ほいどになっていたのでした。

最初に買ってきたミールワームは10日ほどで食べ終わりましたが、次回は7日、その次は5日と虫を食べる量、回数は
日に日に増えていきました。


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