迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

廃棄してしまうなら 『234万回分、使用期限切れ=余剰ワクチン廃棄へ-新型インフル』

2010年04月01日 | 社会
新型インフルエンザワクチンは足りなくなるよりは供給過剰であった方がよいのは間違いないことなのですが、それが使われないまま廃棄してしまうことには疑問を感じます。
ある時点で、ワクチンが余ることが分かっていたはずですから、期限切れで廃棄してしまうなら、お年寄りや子供などの希望者に無料、もしくは必要経費実費のみで接種してもらう、あるいは貧困国に寄付することを考えなかったのでしょうか。
今更、金を払ってまで予防接種を受けたくは無いけれど、タダなら一応受けておくか、という方もいないとも限りません。
有効活用の方法をなにも考えずにワクチンを捨ててしまうなら、少しでも利用してやろうと貧乏性のボクは考えてしまうのです。
お役人さんにはそういう発想はないのかなー?
234万回分、使用期限切れ=余剰ワクチン廃棄へ-新型インフル・厚労省
 欧州の製薬会社から輸入した新型インフルエンザワクチンのうち、約30億円分に相当する234万回分が31日、使用期限を迎えた。だぶつく国産ワクチンと合わせた余剰は約1億回分に上るが、今後使用される可能性は乏しい。多くは期限切れとともに廃棄される見通しだ。
 厚生労働省は同日、新型インフルエンザ対策の検証を行う会議の初会合を開いた。有効性が疑問視された空港での水際対策などに加え、ワクチンの輸入についても議論する。
 同省によると、使用期限を迎えたのはノバルティス社(スイス)と購入契約を結んだ2500万回分の一部。同社製ワクチンは使用期限が製造から半年と短く、今夏までに順次期限を迎える。
 政府は国産ワクチンの不足を補うため、同社のほかグラクソ・スミスクライン(英、GSK)とも7400万回分の契約を締結した。両社からの輸入費用は計約1126億円に上る。
 輸入ワクチンは、当初2回の予定だった接種回数が1回に変更されたほか、国内販売承認が今年1月にずれ込み、出荷時期は既に流行のピークを過ぎていた。接種希望者は見込みを下回り、出荷は3995回分にとどまっている。
 同省はGSKと2386万回分の解約で合意したが、ノバルティス製を含む残りの約7500万回分をめぐる交渉は難航。国産ワクチンも3000万回分程度が余っているとみられる。3月31日5時32分配信 時事通信