迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の言い訳

2006年05月30日 | 社会
NHKの7時のニュースを見ていると、盗作画家和田義彦氏は盗作ではないと平然と語っていた。
よく見てもらえれば絵の具の重ね具合が、私は油彩でアルベルト・スーギ氏は時代が違うので油彩ではない(アクリルとか言ってたかな)。

というか、そんなことはどうでもよい。
油絵と日本画の違いがあったとしても、構図が同じだけでなく、色までも同じ。
誰が見ても盗作。
もっとまともな言い訳が出来ないものか。
というか、これだけ盗作がバレバレだと、申し訳ありませんと平伏すしかないように思いますが。

で、アルベルト・スギ氏も“盗作被害”訴えの伊の画家、「東京で私の展覧会を」このように言っておられるので、ぜひとも両氏の作品を並べて展示してもらいたいですね。
大盛況間違いなし。

【ローマ=藤原善晴】芸術選奨文部科学大臣賞を受けた洋画家・和田義彦氏(66)の複数の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)の作品に酷似していた問題で、「盗作された」と訴えている同氏が30日、ローマ市内のアトリエで本紙の取材に応じた。
スギ氏は、刑事告訴や民事の損害賠償請求訴訟を検討しているとしながらも、「真実を明らかにする最もよい方法は、東京で私の絵の展覧会を文化庁が開催することだ。横に和田氏の作品を並べればはっきりする」と述べた。酷似した作品は30点以上あるという。
芸術選奨受賞については「盗作をしていたかどうかチェックする責任が、文化庁にもあった。彼らが決めることだが、個人的には、取り消すべきだ」との考えを示した。
スギ氏は今月初め、在伊日本大使館からの連絡で、この問題を知った。13日には和田氏がスギ氏宅を訪れて謝罪し、スギ氏は酷似した作品をすべて送るよう要求したという。和田氏との交友については、「40年ほど前に知り合い、年に1、2回程度、私のアトリエに来て写真をたくさん撮っていた。私の絵のファンなのだと思っていた。共同制作などなかった」と話している。
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一方、読売新聞の取材に対し、和田氏は「スギさんとは一緒にデッサンしたり意見交換してきた。盗作のつもりはまったくない」と話している。(2006年5月30日23時20分 読売新聞)