迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

「材料」には鮮度がある

2006年02月03日 | 
株の値上がり、値下がりする要因のことを「材料」といいます。
例えば、島津製作所の田中さんがノーベル賞を受賞したというニュースは、島津製作所の株価をストップ高にするほどのインパクトがあるのです。
ライブドア株で損をした人の中には、自民党がホリエモンを応援したからライブドア株を買ったといっている方もおられるようです。
しかし、ホリエモンが選挙に出るという材料はその時の株価に織り込まれているもので、選挙が終われば鮮度は落ちてしまうのです。
ホリエモンは材料を提供し続けることでライブドアの株価を維持し、高めてきました。
最初の材料が「近鉄バッファローズ球団の買収」でした。
無名のライブドア(当時はまだオン ザ エッジだったかな)の知名度がアップし、株価も急上昇しました。
その後のニッポン放送株買収、企業買収、ホリエモンの選挙出馬は、全てが株価の維持、アップさせるための材料提供でした。

その材料と一緒に覚えておいて欲しいのが「織り込み済み」です。
ライブドアに強制捜査が入り、株価が急落。
そして、株価が下がれば「ホリエモン逮捕」という材料に株価が反応したことになりますが、株価が上がるという場合もまれにあるのです。
それが「織り込み済み」です。ライブドアに強制捜査が入ったことで「ホリエモン逮捕」までが予想されていたからという、実に都合のよいこじつけです。
好決算を発表した企業の株価が上がれば「材料」、下がれば「織り込み済み」となります。

「材料」の鮮度は基本的には短いのです。

明日は鮮度の短くない「材料」について書く予定です。