みちのくの山野草

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「地上の賢治」(後編)

2016-03-02 08:30:00 | 「不羈奔放な賢治」
《創られた賢治から愛すべき真実の賢治に》 そしてそもそも、吉本や伊藤が前述しているように賢治の魅力はそんなところにあるはずではないし、同じようにそこに価値や意味があるとも思えない。そんなことよりも例えば、後々賢治が「羅須地人協会時代」の己を振り返って、前掲したように「あすこでははじめからおしまひまで病気(こころもからだも)みたいなもので」と厳しく自省したことにこそ大きな価値があるのであり、このこと . . . 本文を読む
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