まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

スサノオノミコト

2017年11月25日 | 日記

荒川区南千住です。
仕事のついでに初めて足を踏み入れた街です。
もっと田舎っぽいイメージでしたが
高層マンションが林立して急速に変貌を遂げている街です。

いいたたずまいの神社を発見!
町歩きの途中に神社仏閣の前を通ったときは
必ず一礼して時間があれば参拝することにしています。
境内に立派な狛犬が鎮座しています。
この神社も由緒ありげなオーラを漂わせていますねえ。

狛犬は獅子に似た架空の獣です。
朝鮮半島の「高麗」から渡来したからその名がついたそうです。
神社や寺院の魔除けの役どころですが
その姿かたちは本当に千差万別で実に興味深いです。
一時期、「狛犬評論家」になろうと思ったこともありましたが
そこまでの知識も情熱もありませんでした。

ご祭神はと思って見ると・・・
え、これって素戔男尊〈スサノオノミコト〉ではありませんか!
ご存知の通り日本神話に登場する神様です。
確か「日本書紀」にも「古事記」にも名前が記される
神話のヒーロー、勇猛果敢な神様です。
わがふるさと出雲にはいくつもスサノオ神社がありますが
東京で見たのは初めてです。
怪力の持ち主で知られる無類の暴れん坊です。
あの「ヤマタノオロチ」を退治した話は有名ですねえ。
マザコンの元祖でもあって母親の「イザナミノミコト」が恋しくて
号泣したエピソードも教科書にありました。
直情径行型の典型ですねえ。



境内のご神木に深々と一礼。
地元では有名なパワースポットだそうです。
体力減退を痛感する昨今
スサノオノミコトの桁外れのパワーがぜひ欲しいものです。
あらら、写真左上の謎の物体は・・・??

 


ピアノ小僧19歳

2017年11月24日 | 日記

11月22日は息子の誕生日だった。
最近は「いい夫婦」の日としてマスコミの話題にもなる。
だが、息子はいい夫婦になる前に
越えなければならないハードルが山ほどある。

例によって家族で「スシロー」に出かけた。
ここ数年、息子の希望で誕生日は回転寿司と決まっている。
安上がりで親孝行の息子を持つと親は助かる。
今年は特別に新品の自転車を母親に買ってもらったらしい。
新しい自転車で毎日ピアノのレッスンに通っている。
心ならずもの浪人生ではあるが
今年こそは目の前のハードルを飛び越えて欲しいものだ。

季節物の「寒ブリ」がめっぽう美味かった。
上にのっている柚子おろしがアクセントになっていて
サッパリ頂くことが出来る。

鰻にトロロをからめた「うなトロ」もいける。
ウナギを海苔で巻くという食べ方は
ちょっと新鮮である。



久しぶりに「茶碗蒸し」を食べた。
ちゃんと柚子の皮や三つ葉も浮かべてあって
アツアツの中からでっかいホタテが出て来てビックリした。



こんなものも頂いた。
揚げたての「カニ棒」の天ぷらである。
衣がカリッと香ばしくて風味抜群の一品だった。

これも柚子おろしを乗せた「焼きサバ」である。
酢でしめたサバ寿司もいいけれど
焼いたサバも身がホクホクとして風味が際立つ。

締めは「蒸しアナゴ」にしてみた。
江戸前のアナゴと但し書きがあったが本当だろうか。
ほどよい脂がとろけるようだった。
生ビールに日本酒も追加したのですっかりホロ酔い気分。
ピアノ小僧19歳の誕生日。
もう小僧と呼ぶような年齢ではないけれど
親からすればまだまだ小僧である。

 


労働者はコストか?

2017年11月23日 | 日記

今日は勤労感謝の日です。
だれがだれに感謝する日かはよくわかりませんが
勤労に感謝しつつ仕事はお休みです。

日暮里駅のトンガリ帽子の駅舎です。
てっぺんにカラスが一羽とまっていますが見えるでしょうか。
昨日も朝早くから夜まで本当によく働きました。
何はともあれ、健康で元気で働けることに感謝すべきでしょうが
昨日はつくづく自分の体力の減退ぶりを痛感しました。
たとえば天井の電球交換作業一つとっても
脚立に乗ったとたんに足腰にズキーンと痛みが走りますし
最近は目も弱くなって来ているので、肝心の手元がよく見えません。
加えてもともと手先も不器用ですから
電球一つを交換し終わった時にはヘトヘトで汗びっしょり。
身も世もなくその場に倒れこんでしまいました。
働くことは、ホント、大変です。〈苦笑〉

たまった新聞を読んでいたら・・・
日産の「無資格検査」の記事がまた気にかかりました。
38年間も不正が続いていたとは驚きです。
誰も責任を取らないという体質も日本独特のムラ社会ですねえ。
先日、日産出身の仕事仲間と話す機会があって
彼は「あいつが来てから社風が変わってしまった」と
しきりに憤慨していました。
あいつとはおそらく「ゴーン社長」のことでしょうか。
ゴーン社長は経営危機の最中にあった日産一からを立て直し
業績をV字回復させた最大の功労者です。
ただ、欧米人の合理主義には社風などという言葉はなく
あるのは徹底した「コストカット」でした。
現場を支える労働者でさえコストに過ぎず何千人という首が切られました。
その結果がコレですから自業自得ですね。
日産のブランドは名もなき多くの労働者の不断の努力によって
今日まで支えられて来ました。
その信頼が崩壊するのは本当に一瞬なんですねえ。
いま同様の会社がどれほどあることか・・・
雨模様の「勤労感謝の日」にそんなことを思います。

 


酒はしづかに飲むべかりけり

2017年11月22日 | 日記

日本酒がおいしい季節である。
私は無類のビール党を自認しているが
もちろん日本酒も大好きだ。
ただ、グダグダになってしまうので普段は控えている。

こういう店に入ると
どうしても日本酒ということになってしまう。
最近はやたらと「辛口ブーム」とかで飲みごたえのない酒が多いが
日本酒らしいどっしりとした味わいの酒が好きだ。
最近は青森の地酒「田酒〈でんしゅ〉」にちょっと凝っている。
好みの酒に出逢うと体内のスイッチが入ってしまい
つい際限のない状態になってしまう。
日馬富士は相撲取りの中でも指折りの酒乱だったらしいが
私も多少だが「説教酒」の傾向があって
気を付けなければならない。
ああやって大勢で徒党を組んで飲めば必ずトラブルはあるもので
酒は一人でしみじみと飲むものである。

  白玉の 歯にしみほとる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり

常にかくありたいと思う。
かの若山牧水先生はかなりの酒豪だったが
いつも静かに端然として飲んでおられたと聞いている。

酒の肴はやっぱり「ヤキトリ」である。
もちろん新鮮な刺身もいいがどうしても値が張ってしまう。
焼き鳥なら山ほど食ってもたかが知れている。
心強い庶民の味方である。
ほどよい塩味の「ネギマ」と濃厚なタレの「レバー」焼き。
これだけで何杯も飲めてしまう。
他のつまみはなど何もいらないとと言いつつ・・・



どうしても玉子焼きは頼んでしまう。
飲み仲間からはいつも「子供口」と呆れられている。
これはいかにも上品な「だし巻き卵」だが
亡くなった母がつくる砂糖が入った甘い玉子焼きが大好物だった。
母は盲人だったので火加減が苦手で
ところどころ焦げた不細工な玉子焼きだったが味は抜群で
弁当のおかずにも酒のツマミにもよく合った。
もうあの味は二度と・・・
などと思いながらしみじみと酒を飲む秋の夜である。


必死のパッチ

2017年11月21日 | 日記

街のあちこちにサンタが登場しています。
公園のバラ園もついこの間まで「かかし」だったのに
サンタクロースに模様替えしました。

いささか不格好ではありますが
手づくり感にあふれた味のあるサンタクロースです。
区役所のとぼしい予算の中で
本当によくやっているよなあといつも感心します。
住民サービスもお金ではなく
結局はアイディアと心配りなんですよねえ。
この日も大勢の老若男女がサンタに歓声を上げていました。



ドウダンツツジが真っ赤に燃えています。
春には真っ白な釣り鐘状の小さな花をいっぱい咲かせるのに
秋はこんなに鮮やかに紅葉するんですねえ。
公園に植物は数あれど
これほど春と秋の落差がある植物は珍しいですねえ。
ここ数日の気温の落差も体にこたえます。
あんまり足元が寒いので
昨日は股引を引っ張り出そうかと悩みました。
関西人は股引のことを愛情をこめて「パッチ」と呼びますが
これからは寒さとの戦いも「必死のパッチ」です。
この季節、どうせならサンタにもパッチ履かせてやりたいものです。

今日も寒そうですが
皆さんも暖かくして頑張ってくださいませ。