まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

まろ散歩~外苑の銀杏並木~

2017年11月04日 | 日記

東京の銀杏並木と言えば・・・
やっぱり明治神宮外苑の銀杏並木ですね。
そろそろ見頃とあって大勢の見物が詰めかけていました。



まだちょっと緑が残っていますが
黄色と緑の微妙なグラデーションも味わいがあります。
ここのイチョウは先っぽがとがっていて
独特のかたちですねえ。



お馴染みの光景です。
本日のFacebook やTwitterには
イチョウ並木の写真が大量に投稿されるのでしょうか。
便利なようで何ともやっかいな時代です。




   秋深き 隣は何を する人ぞ (芭蕉)

この句を詠んだ時
芭蕉はすでに病床にあったそうですが
ハラハラと散り敷く銀杏の葉に隣人の気配を感じるのは
静寂がそれだけ深いということでしょうか。
ふと隣のレストランを見ると
ハラハラと散るイチョウを静かに見たい見物客たちの大行列。
待ち時間1時間半の大騒ぎでした。



イチョウの落ち葉は心が落ち着きますねえ。
確か与謝野晶子にこんな和歌が・・・

  金色の ちひさき鳥の かたちして 銀杏散るなり 夕日の岡に

イチョウの落ち葉を小さな鳥に例えるのは
やっぱり非凡ですねえ。
しみじみとした思いにひたっていると
突然、子供の絶叫が・・・
 


なるほど「七五三」の季節でもあるんですねえ。
綺麗なおベベを着せてもらったのに
道端のイチョウの葉を集めて大暴れしていました。
クリクリの頭が可愛いですねねえ。
 

帰り道にこんな和菓子を見つけました。
まさしく私のためにつくられたお菓子ではないでしょうか。
京都・上賀茂神社のにある老舗で
京都ではみたらし団子のりことを「おみた」と呼ぶそうです。
小さなお饅頭の中にみたらしのタレを詰めたもので
なかなか上品な味わいでした。
まろ散歩は「まろのおみた」で締めくくりました。