まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

東芝倒産するってよ!

2017年01月26日 | 日記

東京芝浦にある東芝本社。
日立、三菱、パナソニックとともに
日本の家電業界を牽引して来たビッグ4の一角だ。
従業員は単体で3万6000人。
グループ全体では18万7000人の巨大企業である。



その東芝に「倒産」の危機が近づいていると言う。
企業経営に浮き沈みはつきものだが
倒産すれば関連会社や取引先を含めて影響は計り知れない。
その深刻さはシャープの経営破綻の比ではない。
日本を代表する一流企業がなぜ???
そもそもの発端は2006年に6000億円をかけて買収した
米国の原発企業「ウェスチングハウス」社の存在だ。
当時から高すぎる買い物と批判されたが
もともと原発ビジネスを手がけていた東芝は
世界の原発市場を牛耳りたいという野心があったに違いない。
ところがいざフタを開けてみると
このウェスチングハウス社の隠れた問題点が次々と発覚。
7000億円を超える損失を被ることになった。
この時点ですでに債務超過だが
その間には利益を水増しする「不正会計事件」も発覚し
1万人以上の社員をリストラしたのに、それでもまだ足りない状態だ。
と言うか、会社の存続自体が危うくなって来た。
この先、銀行が追加融資に応じる可能性もないではないが
そうなると更なる大規模リストラは必至で
もはや「東芝ブランド」は風前の灯となってしまった。



毎日新聞のコラム氏が
日本人に最も不向きな技術が「原子力」だと書いていた。
確かにそうかも知れないなあと思う。
国策としての技術開発も民間のビジネスもことごとく失敗の連続だった。
多くの人々の痛み、途方もない浪費をくり返して来た。
原子力船「むつ」は放射能漏れを起こし
わずか4回の実験航海をしただけで、結局、廃船となった。
高速増殖炉「もんじゅ」もナトリウム火災事故で
20年以上もまともに動かないまま、昨年末に廃炉が決まった。
1993年に着工した青森県六ケ所村の
使用済み核燃料の再処理工場は23回も完成時期を延期し
いまだに稼働の見通しすら立たない。
それに追い打ちをかけたのが言うまでもなく福島第一原発の事故。
いまだに8万人以上が避難生活を続けていて
事故の処理費用は現段階で20兆円を超えると言う。
その「負の足跡」に東芝が新たなページを刻むことになるのだが
原発輸出を成長戦略の一つに挙げる安倍首相は
この現実をどう考えるのか・・・


松方弘樹さん急逝

2017年01月25日 | 日記

俳優の松方弘樹さんが亡くなった。
闘病中なのはどこからか漏れ聞いていたのだが
まさかこんなに突然・・・
昭和を代表する東映のスターがまた一人いなくなった。

いい男だったなあ・・・
と、あらためて思ってしまうスターだった。
全盛期から「女たらし」で知られるモテモテ男でもあった。
私がひそかに憧れていた清純派女優
仁科明子さんを略奪(?)された時は嫉妬で三日間寝込んだ。
その衝撃はトランプショックの比ではなかった。
今回の突然の訃報に対しては
離婚した仁科さんから「私が最も愛した男性」などと
羨ましいほどのメッセージも寄せられていて思わず嫉妬が再燃した。(笑)
確かに女たらしではあったが
希代の「人たらし」でもあったと思う。

ハマリ役は数多くてキリがないが
一つ挙げるとすればやはり「仁義なき戦い」シリーズではないか。
金子信雄さん演じる山守組の組長のもとで
ギラギラするような男臭さを発散させながら若頭役の坂井を演じていた。
覚せい剤ヒロポンの扱いをめぐって組長と激しく対立。
親のやることに文句があるなら杯返して出て行け!
と破門を告げられるのだが・・・

  「おやっさんさん、言うといたるがのお
   あんた初めからわしらが担いどる神輿じゃないの!
   組がここまでなるのに誰が血ぃ流しとるの!
   神輿が勝手に歩ける言うんなら歩いてみないや、おおぅ!
   わしの言うとおりにしとってくれりゃあわしらも黙って担ぐわ!
   のお、おやっさん、喧嘩はなんぼ銭があっても勝てんので!」

「仁義なき戦い」を代表する名セリフで
その凄みさえ感じる圧倒的な威圧感は息をのむようだった。
まさしく「名優」ではなかっただろうか。

松方さんの訃報を聞いたその日。
富士山の夕景は鮮やかなシルエットだった。
山頂の気温は-27度。
見ているだけで震え上がってしまいそうだったが
あの名優の身震いするような演技をもう一度見たかった思う。
心を込めて合掌。


野鳥天国

2017年01月24日 | 日記

かつて「学園天国」という歌がありました。
沖縄出身のグループが甲高い声で軽快に歌っていました。
それとはまったく関係ないのですが・・・
この季節の公園はちょっとした「野鳥天国」です。

シジュウカラ、オナガ、ツグミ、メジロ、ムクドリ、コゲラ・・・
いろんな野鳥が元気に飛び回っています。
すっかり葉が枯れ落ちた森は野鳥が見えやすくなるんですね。
その野鳥天国の主役がヒヨドリです。
いつもピーピーと甲高い声でうるさいぐらいに啼きながら
枯木立の間を忙しく飛び回っています。
鳴き声が「ヒーヨ、ヒーヨ」とも聴こえることから
ヒヨドリと呼ぶそうです。



スズメの仲間だそうですが
体長はスズメの3倍近くはあってデカイです。
整った顔立ちとつぶらな瞳はイケメンと言えなくもありません。
決してめずらしい鳥ではありませんが
不思議な存在感があります。
数年前までは高性能の双眼鏡まで買い込んで
野鳥観察に熱を上げたものですが
最近はすっかり熱が冷めて双眼鏡もホコリを被っています。
でも、声を聴いただけで何の鳥か
今でもすぐに分かりますから大したもんでしょう!(笑)

そんなことを考えていたら・・・
足もとをヒョコヒョコと歩く野鳥がいます。
おお、ハクセキレイですねえ!
野鳥ですからもちろん空を飛びますが
飛ぶよりこうやって歩きながらエサを探すのが特徴なんですねえ。
昨日もコンビニの駐車場でパンくずを漁っていましたが
その歩き方がとっても可愛くて
妙に人懐こいところもあるので大好きな野鳥です。

花も実も枯れ果てて
昆虫もたちも冬眠中のこの時期だけに
野鳥にとっても冬場は「試練」の季節と言えるでしょうか。
早く春が来てほしいものです。


なぜに星野源なのか?

2017年01月23日 | 日記

星野源という俳優が人気らしい。
俳優であり同時にミュージシャンでもあり
小説やエッセイなどを器用にこなす文筆家でもあるらしい。
多才ぶりを発揮するマルチタレントなのだが
どうもそれだけではないらしい。

星野源は話題のドラマ『逃恥』でブレイクした。
「逃げるは恥だが役に立つ」という長いタイトルのドラマである。
残念ながら私は見ていないのだが
若い男女の「契約結婚」をテーマにしたラブコメディらしい。
ドラマの主演はあくまでもガッキー(新垣結衣)なのに
女性の間ではガッキーを凌ぐ人気だそうだから大変なものである。
この一見、冴えないメガネのヤサ男の
どこにそんな人気があるのか、サッパリわからない!

先日、新聞にこんな特集記事が載った。
一過性の「星野源人気」なんかには屈しないぞと抵抗しながらも
どんどんハマッてしまう女性が増えていると言う。
私の周囲にも約一名ほどいる。
彼女の場合は生まれて間もない子供を旦那に強引に預けて
武道館コンサートに駆け付けたりする。
若いOLだけではなく主婦層にまで星野菌は感染しているのである。
彼女たちの声を総合してみると・・・
才能があるのに押しつけがましくないのがいいと言う。
すぐ隣にいるような「敷居の低さ」に惹かれるとも言う。
次はなにをやるのか、筋書きがない魅力があるという意見もあった。
うーん、よくわからない・・・

お世辞にもイケメンではない。
年齢はもう35歳だと言うがどこか頼りない若さがある。
ギラギラしたところが少しもなくて
ほわ~んとした育ちのよさが全身に漂っている。
彼は数年前に「くも膜下出血」という大病を患って入院したが
そんなところも女性からすると
ほっておけないという気持ちにさせる要因だろうか。
バブル時代はいかにもハンサムな大スターが
しゃかりきになって視聴率を稼ぐという時代だったかも知れないが
確かにそういう押しつけがましさは微塵もない。
あえて言うなら派手さのない「無色透明」なスターだろうか。
彼はこの顔で「下ネタ」の帝王だそうで
私と気が合うかも知れない。(笑)

ドラマの中でガッキーと踊った「恋ダンス」が大流行らしい。
動画を見て私も思わず踊ってみたくなった。(笑)
作曲はもちろん星野源。
彼は曲のセンスもいいしダンスもうまい。
ポストバブル時代を象徴する新しいスター星野源。
ブームは当分続くのではなかろうか。
と言いつつ、すでに彼に屈し始めている自分に気づいた。


まろの路上観察③

2017年01月22日 | 日記

寒波襲来で寒い日が続いているが
時にはウソのようなポカポカ陽気の日がある。
寒気がゆるむと、ついつい気持ちまでゆるんでしまう。

陽だまりで真昼間から猫が熟睡中だった。
それにしても余りにも無防備すぎるのではないか。
二、三度声をかけたが
まったく反応する気配さえなかった。

丸裸のケヤキが寒さに震えていた。
いつも思うのだが・・・
ここまで容赦なく伐採する必要があるのだろうか?

最近は「朝まで飲む」などということは
全くなくなってしまった。
若い頃は始発で帰ることもしょっちゅうだったのに・・・

ヒチコックの「鳥」は何の鳥だったか・・・
ハトが人間を襲うことなどないとわかっていても
下を通る時はどうしても身構えてしまう。

これは何のオブジェなのか?
考えても考えても意味がよくわからない。
一年中、正月気分で過ごせればいいなあとは思うが・・・

ガードレールが悲鳴を上げている。
人工物など自然の強靭な意志力の前ではひとたまりもない。
天然記念物に登録したいほどだ。