太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

自動車事情2002-2004 in LA 1

2010-07-10 | 研究留学回想録
 以前の留学回想録の中で車の購入の話に触れました。我々は、3年落ちのカムリを購入しました。燃費もよく、安定感もあり、大満足でした。しかし路面がアルファルトではなく、コンクリートであるためか、日本では起きたことがないタイヤのバースト直前の状態になりました。タイヤの中のチューブが飛び出ていました。1年と少し走ったぐらいで起きたことですが、どうも時々ハンドルを取られる程度でしたので、あまり重篤に考えていませんでした。日本人向けの雑誌に載っていたある自動車整備工場を2年間の留学中は利用をしていました。見てもらうと、バースト寸前でした。セーフ。タイヤは、貧乏でしたので2本購入して後は良いタイヤを2本残してローテーションしてもらいました。

 ただ、自分が経験して分かるのですが、なぜこんなにfree wayにバーストしたタイヤがあちこちに落ちているのか分かるような気がしました。

 LAは、気温が暖かいため古い車も調子よく動くそうで、かなり古い車も走っていました。私が学生時代に中古で買ってもらった日産エクサも走っていました。カナダのカルガリーに行った時はやはり寒いためかすごい古い車はありませんでした。

 我々の住んでいたPasadenaは、LAのdowntownから北に向かって行くのですが、そのfreeway(110:one tenといいます)は、Pasadena freewayと呼ばれ、カーブが多いところです。しかも雨が降ると、freeway横の砂が道路に落ちてきて、コンクリートの道路がかなり滑りやすくなります。とても事故も多く、雨の日は迂回をしていました。その道路は、Huntington driveという道路で、Histric 66とも言われ、有名な道路でした。

 Pasaneda freewayは、特にそうですがレンタカーで借りたカローラでは安定感が悪く、やはりカムリが安定していました。スーパーの駐車場や道路の道幅からみても、軽自動車の必要性は確かにありませんが、全く見かけませんでした。逆にハマーは良く見かけました。ただ、その頃よりハリウッドのスターが、リムジンではなくプリウスで登場というのが話題になり始めていました。アメリカの車事情が少し変わり始めた頃かもしれません。

2010.7/5-7/10

2010-07-10 | 大学
 7/6.本日は2限目に研究方法論の講義をしました。講義といっても自分の研究室の研究内容の紹介をして、新しく現3年生が自分の研究室を選ぶための情報を与えるものです。もちろん、今まで実施してきた研究を紹介することで実際に「研究とは」を感じてもらう意味もあると思っています。アイデアだけはたくさんあるので、支離滅裂していたように感じていますが、PTにしかできないPTならではのアイデンティティを生かして社会貢献をすることが私がもっともしたいことです。目標は大きいです。8月上旬には、新メンバーが決まります。

 7/7.アメリカへの留学のapplication letterを願をかけて7/7で出しました。毎年7/7にはそれを思い出します。今日は夕方から、人の訪問を受けました。私の研究に興味を持っていただいた方で、現在、実業団のあるスポーツチームで専属のトレーナーをされている方です。なかなか厳しい世界のようです。PT以外の分野に、ネットワークが広がっていくことは嬉しいことです。

 7/8.夕方。豊橋市民病院のリウマチ科のO先生と食事をしました。JOSKAS膝賞のお祝いも兼ねてくれました。O先生は、昨年末から体調を崩されましたが、ずいぶん元気になり食欲もかなり旺盛でした。ほっとしました。

 7/9.AMは、大学院の講義である2次元・3次元動作解析の演習を、吉備リハの鈴木さんに来て頂き行いました。前回のデータ収集方法に加え、解析方法の演習をしました。来年度は、その解析途中で使用するExcelの使用方法にも時間を少し取った方が良いように感じました。

 夜は、元労災リハ工学センターの方々と豊橋創造大学の金井先生を交え食事会をしました。皆さん新しい職場で、ご苦労もされながら活躍されています。しかし、個人の関係は施設がなくなっても関係なく、今後も続いていくものと感じました。というより、私が今後もご支援頂きたいと思っています。

 若い人の集まりでなかったので、居酒屋で飲み放題にせず、コースも頼みませんでした。刺身の盛り合わせ、串の盛り合わせ、サラダに少しの小皿のものでまあまあお腹は膨れました。一人3杯ぐらい飲んでいるのですが、なんと一人2500円。若者と飲まないときは、コースにしない方がお得と感じました。

2010JOSKAS3

2010-07-06 | 研究室
 7/3は、学会開始前に会場に入り、e-posterというポスター発表をPCで見ることをしました。座ってゆっくり見られるのでなかなか良いものでした。メモも座って出来るので助かりました。

 いよいよ午後からは緊張の学会賞受賞式です。未だに信じられず、学会会場のスクリーンに名前が映し出されて初めて本当だったと感じました。



 スライドで名前を呼ばれ舞台に上がりました。私は、膝賞、他の2名の先生は関節鏡賞とスポーツ賞を受賞されました。ご高名な整形外科の先生方でした。

 受賞式の前に、審査は非常に厳選に行なったことを強調されました。賞は、JOSKAS会長、広島大学教授の越智先生から頂きました。



 賞を頂いたのちひと言挨拶をさせて頂きました。



 私が理学療法士であることを伝えると少し会場がざわめく感じがありました。私はこの賞は今後理学療法士が自分たちのアイデンティティを生かし、かつアカデミックな研究をしていくことを期待されて頂いた賞と認識しています、と挨拶をさせて頂きました。また、学部学生と一緒にやった研究であることも伝えました。最後に感謝の意を述べました。

 発表よりも緊張しました。受賞式が終わり舞台から降りてからも、改めて越智先生が太田先生は理学療法士ということで、と再度、受賞のお祝いと今後の期待を述べて頂きました。身に余る光栄です。



 後厄で、下顎骨の骨折をしていやなこともありましたが、良いこともありました。まさに苦楽。次に大きな悪いことが起こらないように謙虚に行きたいと思います。 

 

2010JOSKAS2

2010-07-04 | 研究室
 JOSKAS初日午後。

 発表も終わり、すっきりした気持ちでランチョンセミナーに参加しました。昨日の機内で隣同士になり話をした先生が股関節のimpingmentの話題を出され、まさにそれに関するセミナーがありました。股関節の関節鏡は現在のトピックスのようで、スポーツ傷害の一つとして股関節に起こるこの障害をfemoro-acetabular impingement(大腿骨と寛骨の挟まり)と言うようです。早速、今年度のスポーツ理学療法に加えます。

 本学会はアジア太平洋整形外科スポーツ医学会(APOSSM)も並行して行われており、英語のシンポジウムなどを聴講しました。英語でopの話はなかなか難しいものでした。

午後から肩の腱板広範囲断裂のパネルディスカッションがありました。留学時代の知り合いであり、現在大阪医科大学で大変活躍してみえるM先生の新しい手術方法が大変注目されていました。ディスカッション終了後も、質問の方が順番に並ばれるような感じでした。すべての質問が終わるまで待っていて、久しぶりに話ができました。大変活躍されているにもかかわらず、謙虚でアメリカで会っていた時と同じでした。現在も1年に1回アメリカに行って研究をされてみえ、来年は私もと思い話をしました。短い時間しか話ができませんでしたが、モチベーションが高まりました。

 学会終了後は、懇親会がありそこで名大、特にM病院の先生と一緒に食事をしました。そちらの病院のK先生は、膝蓋骨の内側靭帯(MPFL)の再建をされている先生で、私の膝蓋骨可動性装置、別名パテラ君の話をしたところ大変興味を持って頂きました。名古屋に戻ってからまた研究の話が進みそうです。

 その後、同じメンバーとまた新しくゆかりのある先生方が集まり、三線の生演奏を聞きながら食事をしました。あまり自分で言うのも言いにくかったですが、お世話になっているM病院のT先生(院長)に、学会賞を受賞し明日表彰を受けることをお伝えすると大変驚いてみえました。





JOSKAS発表と交流1

2010-07-03 | 研究室
 昨日、朝7時にホテルを出て会場に向かいました。会場には学会が用意してくれたバスに乗って向かいましたが、あいにくの雨ということもあり宿泊先の那覇市内から会場の宜野湾にある沖縄コンベンションセンターまでは随分と渋滞して時間がかかりました。道中、感じたのは何か台湾に町の感じが似ているということでした。原付バイクが多いのもその一つかもしれません。

 事前登録をして、参加証は事前に送られて来ていたので受け付けは不要でした。我々の学会では、事前登録をしても参加証は送られてこないので事前登録のところに並んで受付をしなければなりません。運営側としては、参加証を郵送する手間とコストがかかりますが、良いシステムと感じました。

 朝は、シンポジウムで「バイオメカニクスからみたスポーツ障害」に参加しました。そこで、赤外線マーカーによる3次元解析よりも良さそうな磁気センサーの話を伺いました。その後それを使用して肩関節のスポーツ障害の話をされた早稲田のY教授に声を掛けました。話をするともともと中京大学にみえた先生で、共通の知人もいました。そんなことで、また何か一緒にという話になりました。これは、面白そうです。

 その後は、変形性膝関節症のセクションに参加して無事発表を済ませました。内容の要旨は、動作解析の結果ノルディックウォーキングは大腿四頭筋の筋力強化になり、ポールウォーキング(ポールを前についての歩行)は、膝のO脚方向の力が通常歩行よりもかからないことを発表した。質問は、この3つの歩行様式の計測順序に関するものであり、今回ランダムに行わなかった。もちろん正直に答えました。weakpointをつかれた質問でしたが、まあまあの感じでした。

 その後のこと。今回参加して興味深かった内容は、のちほど。今から学会に参加します。