太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

11下旬から12月上旬 in 2023 太田キャンプ2023

2023-12-12 | 研究室
11月25日に2023年の太田キャンプ(太田研関係者,ゼミOB,OGの親睦,研修会)を星城大学で行いました.
オンラインとのhybridで行い,対面とオンラインで約40名が参加してくれました.
内容は以下です.

特別講演
アリゾナで感じたこと、もがいたこと、つかんだこと
・Arizona State university, College of health solutions.内藤耕三 先生(研究留学中)

骨折手術の少し深堀、最近のトピックス ~橈骨遠位端骨折、足関節脱臼骨折~
・主体会病院 上田 誠

太田研究室と臨床の気づき2023
・星城大学 太田 進

腹部深部筋と尿漏れについて
・星城大学大学院 石橋 心

前十字靭帯再建術後リハの新しい視点
・星城大学大学院,秋田病院 亀山麻夏斗

発達過程にハイハイは必要なのか
・あそびと発達リハビリクリニック 鈴木隆史

国家試験対策比較(医師国家試験と理学療法士国家試験の経験)仮
・大阪大学 佐藤慶彦

その後は,親睦会へ.

星城大学で現ゼミ生(太田研,藤田研)も参加.



さて,気は早いですが来年の太田キャンプですが,原点回帰でキャンプ復活で親睦会は盛り上がりました.それでは,来年の太田キャンプは夏から秋ぐらいですね.



9月中旬 in 2023

2023-09-14 | 研究室
9月も半ばになり,後期授業がいよいよ始まります.ブログは,4月以降随分のご無沙汰となってしまいました.

約半年の間に以下の業績ができました.特に,学会発表では,院生の石橋君が初めての発表にもかかわらず
英語のオーラルとなりました.しっかりと準備(聞き取れない,質問が分からないの時の対応)をして行きました.
ポスター発表の村上さんの所にも何人か質問に来て頂き,にこやかに(?)質問を繰り返して頂いていました.

論文
Ohko H, Ota S. Sex-based differences and relationship with the restricted knee flexion angle due to aging: a comparative study. BMC Musculoskeletal Disorders. 24(1) 348. 2023.

三田村信吾,片岡亮人,太田 進,杉浦英志,藤田玲美,林 尊弘,井上倫恵,藁科秀紀.人工膝関節全置換術後における膝関節腫脹抑制の新しい試み.愛知県理学療法学会誌.2023; 35(1): 33-38.

Fujita R, Ota S, Yamamoto Y, Kataoka A, Warashina H, Inoue T, Ozeki S, Sugiura H. Effect of diabetes mellitus on physical activity in patients with knee osteoarthritis: A cross-sectional study. J Orthop Surg (Hong Kong). 2023; 31(2): 10225536231197726.

学会発表
Ishibashi J, Ota S. Effect of the draw-in maneuver on lumbar spine and hip motion during sit-to-stand for prevention of low back pain and urinary incontinence. ISB, 2023.7.30-8.3. (Fukuoka).

Murakami Y, Ota S, Fujira R, Ohko H, Kawasaki S. The effect of draw-in maneuver on knee joint function and thoracic kyphosis angle in patients with osteoarthritis of the knee. B, 2023.7.30-8.3. (Fukuoka).



4月上旬 in 2023

2023-04-09 | 研究室
 明日から新学期の講義が始まる.今日も授業の準備をしているが,できればペーパーレスにしたいところである.しかし記入する機会があることで,資料の空欄箇所を埋める作業が入り,座学で学生が聞いてくれる印象はある.内容で学生を引き付ける必要があることは重々承知しているが難しい.基本は,PTやOTになりたいと思うモチベーションのため,講義の中でいろいろと説明をしていきたい.最近は,OB,OGと話をしていると,開業や他の仕事をしている卒業生も多くおり,PT,OTを持っているからこそ,他のやりたいことにチャレンジできるという印象を強く持った.

 さて,前回のブログが12月でしたのでかなり情報が遅くなったが,共同研究などで下記の論文の採択や掲載がされた.
・鈴木隆史,太田進.高齢者の車椅子座位における仙骨座圧及び骨盤前傾に対する形状記憶合金コルセットの装着効果について.日本義肢装具学会誌.2023;(in press).
・Yasui J, Ota S, Kurokouchi K, Takahashi S. Preoperative loss of knee extension affects postoperative knee extension deficit in patients with anterior cruciate ligament reconstruction. Orthop J Sports Med. 2022; 11(2) :23259671231151410. doi: 10.1177/23259671231151410.
・Ohko H, Ota S. Sex-based differences and relationship with the restricted knee flexion angle due to aging: a comparative study. BMC Musculoskeletal Disorders. 2023 (in press)

 その他,2報が査読中,1報がrejectからの修正中,その他準備中である.昨年度および本年度の修士修了者も英語論文投稿に向け,お尻を叩いていく予定である.

 学部4年生3名で1研究の学部研究も実習前に倫理申請書が提出できた.片足ジャンプ動作の3次元動作解析でdraw-inとBracingとコントロールの比較をする予定である.

 修士は新しく2名が太田研に入ってくれた.それぞれおおよその研究テーマは決まっているが,まずは私のとの押し問答(ディスカッション)で方法論を絞っていく.

 本年度は,少しずつ外に向けた研究を開始していきたい.




12月上旬 in 2022

2022-12-04 | 研究室
 11/27(土)に2022年度の太田キャンプ(同窓生研修会)をオンラインで行った.今年のタイトルは以下です.

特別講演 理学療法士の研究留学と臨床勤務 in NY
1. キネマティックデータからの膝関節内反モーメントの推定
2. ADL維持向上等体制加算での病棟専従 ~褥瘡好発部位の褥瘡発生の抑制について~
3. まだまだ奥が深い大腿骨転子部骨折&エコー&スクールトレーナー
4. 股関節障害に対する機能解剖的運動療法 〜大腿神経の絞扼部位は2か所〜
5.  2cm腹囲を減少させるDraw-inを用いた研究のupdateと生活習慣病への応用

 その後はオンライン親睦会でした.

 特別公演ではニューヨークからBurke Neurological institute Neural Connectivity Development in Physiology and Disease Laboratoryの石田先生に参加して頂き,NYでの研究とPTアシスタントの資格修得について話をして頂きました.
 その後も和気あいあいと幅広いテーマの話をしてもらいました.もちろん子連れでの参加もOKなため,かわいい顔が時々画面に現れました.もしくは一緒に参加.

 4年生の卒論提出も11月初旬に終わり,3年生がその後を引き継ぐ予定.

 修士論文発表会が12/23にあり,M2の2名とは,頻繁にZoom meeting.時間が無くなってきました.ACL再建後の軟骨損傷と動作のシンメトリーの関係,半月板逸脱と膝関節肢位の関連という臨床的かつ興味深いトピックスである.

 投稿した論文は,前回のブログから新しい採択はなし.

 プライベートでは,先日5㎞マラソンを走ったもののアップダウンが多く古傷の足首が痛くなり今は安静中.12月にリレーマラソン参加予定あり,それまで安静.安静が多く体力がなかなかつかない.






 

10月下旬 in 2022

2022-10-24 | 研究室
 昨日,嬉しい知らせが届いた.院生であった安井君の論文が採択された.

Yasui J, Ota S, Kurokouchi K, Takahashi S. Preoperative loss of knee extension affects postoperative knee extension deficit in patients with anterior cruciate ligament reconstruction. Orthop J Sports Med. 2022 (in press)

 最近の私の関連研究はことごとくrejectであったので,大変うれしいと共に大学院を修了しても論文執筆をあきらめなかった安井君に敬意を表します.ACL再建術前に膝関節伸展制限があると,術後100日の時点でその伸展制限の影響が残るというもの.その術後100日の時期はちょうどjogを始める時期のため,スポーツ復帰の初期段階が遅れる.つまり術前の膝関節伸展制限がスポーツ活動初期のperformanceに影響するという臨床的に貴重な内容.ではどうしたら良いかは次の課題.

 さて,10/29(土)は学部生の卒研発表会.今年は私自身が研究テーマをしっかりと学生と絞れず,それにより倫理申請が遅くなり研究期間は限られた時間となった.また,機器のトラブルもあった中,何とか想定のデータ収集が出来た.ただ,これをどのようにまとめ7分の発表にするかは残された時間で学生たちの最大限の努力が必要である.今日,初めてスライドにして3年生も参加する中,4年生に発表をしてもらったが,3年生は分からなかったという感想.土曜日までにBrush upをして,3年生に驚いてもらいたい.

 修士修了者のTKA前の症例を対象にした歩行解析の研究は私のミスで論文の体裁を直す必要があると指示が来ていたことに気付かず,投稿した論文は引き戻されていた.気が付かなかったため,催促をした所,私のミスが発覚して直ぐに再投稿をした.オープンアクセスのジャーナルで,円安の影響は凄まじい.ドローインベルトの膝OA症例への介入研究は,under review.以上,大学院関連で2報,院生以外で2報投稿中.

 OARSIのwebセミナーもニューヨーク時間の開始などに合わせて参加しているが,先日,久しぶりに国内で参加した学会の方が刺激を受ける.やはり対面は,言葉を直接,生で聞くので刺激を受ける.それでも,国際学会発表や参加はまだ少し先と言った印象である.