太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

縁(えにし)

2012-05-18 | 研究室
 安城東高校の校歌のkeywordは、縁(えにし)である。今回、千葉大学の倉山先生との縁(えん)は、まさに縁(えにし)という感じがする。

 太田研OBの相本君がそれをつないでくれた張本人である。私が初めで大学で卒研を担当した年で、相本君には膝歩きの動作解析をしてもらった。時をほぼ同じくして倉山先生も膝歩きの動作解析をしていたとのこと。我々の方が少し結果を出すのが早く、相本君が学会発表を済ませており、倉山先生がその抄録を見て相本君にコンタクトを取ったところから始まった。相本君と倉山先生で研究の情報交換を始め(相本君からはその許可の連絡はあり、もちろんOKとした)、そこから相本君が私の研究室で行っている膝関節屈曲アシスト装具を紹介し、倉山先生から研究に使用したい旨の連絡を受け、もちろんOK(むしろ是非)とお答えした。

 そんな中、先週日曜日の愛知県理学療法士協会の研修会の講師として倉山先生が愛知に来られた。事前に連絡を頂き、私も講演を聴講し、その後、私の研究室を案内した。倉山先生の講演は、大変うなずける内容で、非科学的な飛び道具のような内容は全く含まれず、先生のお人柄を表すような実直な内容であった。中でも、最近私も良く感じる片麻痺の方の歩行練習の量の担保に共感した。その量を確保することが重要であると感じている。

 倉山先生と相本君と私の3人で話も弾み、アッという間に時間が過ぎてしまった。倉山先生は千葉に戻られるので、早めの食事と考えていた。先生のご要望で「まぶし」を食べに行った。

 次回、生理学研究所で行われるモーターコントロール研究会でお会いすることを約束してお別れした。

 なんとなく、CVAの歩行に関する研究がにわかに私の中で増えてきた。そして、その分野はまさにPTのアイデアが生かせそうな気がしている。







関節モーメントを出すために

2012-05-09 | 研究室
 Optitrackの赤外線カメラ10台を用い、Venus3Dでマーカ座標と床反力計との同期まで可能となった。カメラは、赤外線の光量が、ViconやMac3Dと比較すると弱く、マーカの認識は少し悪い印象はある。ただ、カメラの台数も増えたので、十分であろう。それよりも全くワックスはかかっていないようであるが、赤外線で床で反射していることが問題であろう。これを解決することが、先決のようだ。床に絨毯を敷くなどの対処が必要だ。先に書いたように、マーカ座標は、算出できるがそこからどのようなアルゴリズムで関節角度や関節モーメントを出すかが問題である。昨日、首都大学東京の長谷先生に大学に寄って頂き、その相談をした。長谷先生の方で、プログラムを組んで頂け、どのようは方向性で算出するか有意義な話し合いができた。C言語でプログラミングをするとのことであるが、少しでもそれらの勉強をできる良いチャンスと考えている。

 さて、GW前に、Smart analyzerという解析ソフトのデモをしてもらった。イタリアのBTS社のソフトであるが、汎用性があり、Davisモデルなどのアルゴリズムも入っており、C3Dファイルを読み込める。Venus3Dのデータも読み込めることがわかり、今後の研究で役立ちそうである。何とか、お盆過ぎから本格的に始まる学部学生の研究までには、関節角度と関節モーメントの算出方法を確立しておきたい。

 2か月前に出したポールウォーキングのバイオメカニクスに関する論文がRejectされた。コメントを見ると、納得のいく内容で自分の論文の完成度が低く恥ずかしい感じがする。細部に関するコメントを頂いたので修正が比較的容易であった。また、気が付かなかったlimitationにも気が付いた。何とか修正ができたので、5月中旬までには、submitしたい。なお、rejectされたジャーナルはScandinavian Journal of Medicine & Science in Sportsでインパクトファクターは2.79、コメントには採択は30%以下と書いてあった。本研究内容は、昨年までの科研費で実施した研究である。採択されるまで投稿する。

 また、同様にポールウォーキングをデイサービスで実施した研究もまとめることができた。先の論文を投稿後、2か月ぐらいかけて作成していた。こちらも、ほぼ完成して先日英語の校正に出した。随分と英語を直され、本日その修正も終えた。こちらも5月中旬を目安にsubmitしたい。

 5月から7月は、財団などの研究助成が多くあり、申請するのであればこの時期である。2つほどの研究テーマで申請を考えている。

GW

2012-05-07 | つれづれ
 今年は、大変楽しいGWとなった。この時期になると、アメリカ留学時代になぜゴールデンウィークというかと聞かれたことを思い出す。調べてみると、現在その表現には、少し物議があるようだ。また、2004年に損保ジャパンがゴールデンウィークを商標登録をしているとのことであった。

 今年の休みは、自宅でゆっくりしながら、近くの公園や温水ポールに足を運んだ。娘がことのほか、プールに行くことを喜んでいた。5/3は午後から友人が自宅に遊びに来てくれ、夜はいつもスキーに一緒に行くS家が我が家に2泊で遊びに来てくれ5/3-5/5を一緒に過ごした。

 5/4は吉良の梶島に船に乗ってアサリを取りに行った。今年のアサリは、昨年より良いとのことであった。ただ、正午ぐらいに干潮になる方が潮の引きがよくアサリがたくさん取れるとのことであった。4日は10時40分ごろが干潮であったが、5/5、6の方が干潮が遅く良いとのことであった。夜は七輪を購入しアサリを炭で焼いて、しょうゆとバターで食べたが大変おいしかった。

 移動は近場だったため、渋滞に巻き込まれることもなく、時間のある時は自宅の草取りをしてゆっくりとした休みであった。