太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

Yell

2010-02-26 | 大学
 来たる28日の日曜日は理学療法士・作業療法士の国家試験です。毎年の事ですが、11月下旬の卒研発表と12月中旬の卒論提出までは、4年生はほぼ研究一色です。その後、国試の勉強に取り掛かると言ったペースです。自分の時の卒研発表は、1月?だったような記憶もあり、そこからかなり必死に勉強をした覚えがあります。私の頃は、名古屋で国家試験が受けられたため、大阪の近畿大学で受けました。今は名古屋で受けられ大変便利になったと思います。

 本4年生諸君も最後はよく勉強していたように思います。あとは、良い体調で落ち着いて受ければ大丈夫でしょう。

 最近の歌は全く知りませんが、アメリカに行く時に家内の友人が作ってくれたオムニバスのCDにコブクロのエールが入っていました。アメリカにいた時に良く聞いたものです。アメリカから帰国する直前の最後の車での遠出の時にもかかっていました。その歌詞の一節に「君を探しているんだ。誰かが君を待っているんだ」という節があります。アメリカに来た時を思い出し、自分は自分の時間の中でアメリカに来たのですが、アメリカでは自分と研究をするため、自分を待っていてくれた友人がいたのでした。話を聞くと「英語はしゃべれないようだけど言いか」とボスに言われ、人手が欲しかったので誰でも良かったようでしたが。あちらも、期待と不安で待っていてくれたようです。今でも、とても親しくしています。

 学生諸君。皆さんは皆さんの時間の中で、大学生としての時間を過ごしてきました。1ヵ月後には社会人です。皆さんの来ることを、一緒に仕事をすることを楽しみに待っていてくれる人たちがいます。もしかしたら、4月から新しく来る新人の人にもみてもらうからねと言われている患者さんもみえるかも知れません。自分の感じないところで、時間も人も動いています。4月から皆さんに会えることを楽しみに待っている人がいます。

 国試。頑張ってください。Yellを送ります。

予想外

2010-02-26 | 研究室
 2.22(月)は、豊橋創造大学で1日、変形性膝関節症症例に対する膝装具の研究のデータ解析をしました。2/14までデータ収集を行いそこで本研究のデータ収集は終了としました。向山クリニック、鷹丘クリニックの協力の下、研究に同意して頂ける患者さんを対象にしてきました。臨床で日々忙しい先生方がリクルートし、また創造大学まで患者さんも改めて来てもらわなければならないため、リクルートと計測をされた先生方はたいへんご苦労されていました。私は、それまでは旗振りが中心でしたので、これからの解析で挽回しなければなりません。

 さて、実際のデータも多施設で実施しているため、データベースが1本化されておらず、まとめて行くのに苦慮しました。2/25(木)に東京の装具メーカーと話をする時に使用するため時間がありません。データも解析のミスがないか細かく見ていく必要があるのですが、現時点では大まかに解釈できればと思って進めました。結果は私の予想した所は、私の予想に批判たものでしたが、予想外のところで良い結果が出ていました。少し良すぎる感じもあり、再度すべて見直す必要性は感じていますが、以前生データを比べてみた時もそのような傾向はあったため、どうもその思わぬ結果は少なからずありそうです。つまり、本研究の予想外の目玉になりそうです。

 2/25(木)は、東京に出張して装具メーカーと研究の話し合いをしてきました。豊橋から2時間に1本のヒカリに乗ると1時間20分で品川に着きます。本当に新幹線は便利です。13時からのプレゼンや話し合いも無事有意義に終了しました。メーカーの開発の方も3次元動作解析などもされており、専門的な質問や鋭い質問を受けることとなりました。

 2/26(金)。いろいろな会計の締め切りを本日までにと釘を刺されています。何とか、ギリギリ締めることができました。また、話は変わりますが予算の締め切りに合わせて調子の悪いFAXの原因を追究して工事などをしてもらえればと、業者の方といろいろと試してみました。結果的には、改善策もなくこのままかすれたFAX送受信のままとなりそうです。かすれたFAXの文字を読み取るのことが非常にストレスフルです。

 


論文検索の迷宮

2010-02-20 | 研究室
 2/15から2/19は、比較的隙間の時間ができ、論文作成に時間が割けました。背景以外は、出来てきているので背景の文言を考えました。既に一度は作成してありましたが、大幅に修正しました。書く時間よりも、背景のストーリーを考えるための論文検索に8割ほどの時間を割いてしまった。良くある事だが、一つの目的で論文検索を始めるものの、途中で興味はあるもののその時に探していたこととは関係ない論文を見つけ、いつの間にかそちらの内容の論文を探してしまい、論文検索の迷宮に入って行ってしまいます。今週も正にそんな週でした。時間がたっぷりあるとこの迷宮に入っていることは、比較的楽しい時間です。しかし実際は時間がないために、いつも必要以上に時間を割いてしまい後から「しまった」と思うのでした。

 また、先週、私が査読した論文から一つ感じたことがありました。研究実施の際に、いろいろな機器を使うのですが、その時代時代で会社名が変わっていることがあります。なかなか難しいものですが、確認が必要なことの一つと感じました。

 

大学院発表会

2010-02-14 | 大学
 12日に保健学科大学院博士前期課程理学療法学分野・作業療法学分野、博士後期課程リハビリテーション療法学の発表会がありました。AMが博士前期の理学、PMが作業で一番最後に博士後期の発表となりました。前期課程は2年間の研究成果、博士課程は3年間の研究成果の発表です。前期課程の発表は、まだ今後も続いていくものもあり、後期課程のものは既に英語論文にAcceptされた体系化されたものです。

 1日すべての発表を聞いて、いくつかの質問もさせて頂きました。興味深い知見は太田ノートにチェックさせてもらいました。前期課程の発表ですが確かに質の良し悪しはありましたが、皆さん努力された形跡は十分に伺えました。ただ、後期課程に行かれる方は、努力の形跡ではimpact factorのあるジャーナルには、なかなかacceptされません。発表を聞いた学生諸君には、既にacceptされた研究とそうでない研究の違いをしっかり理解されると良いと思います。

自動車購入2

2010-02-11 | 研究留学回想録
 2002年4月5日。アメリカでカムリを購入しました。1/31のブログ自動車購入(研究留学回想録)をご覧ください。カムリを購入後、購入したトヨタディーラーから自分たちの宿泊しているPasadenaに向かう話です。私はカローラで、家内が購入したカムリに乗って2台連なって帰る予定でした。

 前述のブログは、わたしの視点で書きましたが、家内の視点を加えてみますと。

 家内はカムリに乗ってディーラーから右折をして出ようとした所、右折のウィンカーがとても早くカチカチカチとなり、ここで言わないと無料で直してもらえないと思い、見送りに来たスタッフに伝えました。また後日来た時に直してくれると言う事でしたが、既にその時点で私の乗ったカローラと数台離れてしまいました。家内もカムリのテールランプが分からず、多分あれだろうと目星をつけて後ろに付いていたようです。しかし、暫く行った信号でカムリはそのまま進み、家内のカローラは信号で止まりました。家内は、私が路肩で待っていたくれるのではないかと思ったそうです。しかし路肩にそれらしく車もなく、焦ったそうです。ほぼはじめてのアメリカでの運転、辺りは真っ暗、地図はなし、方向音痴、携帯電話無し、英語もまだまだ話せませんし、ダンナのカムリが見えない。辺りの治安も良さそうはない。人生でもっともビビッタ、人生最大の危機と言っていました。

 その後、ハンナキ状態で道路の右側をカムリのテールランプを探して前を見続けて走ったそうです。本人は私が路肩に停まっていると強く信じていたそうです。しかし、私も2台・3台後ろの車は分からないため付いてきていると信じるしかなかったです。どうしても、ダメならディーラーに戻ろうと私は思っていました。家内はそのように思っていなかったようで、今でもあの時会えていなかったらどうしていただろうと家内は言っています。その後のアメリカでのpartyのネタでもこの話はよく使い、あの時会えていなかったら、今もアメリカのどこかを走っているのではないかと言って談笑したものでした。

 私と会えた後は、ただ必死にカムリのテールランプを凝視して走ってきたそうです。周りに多少迷惑を掛けても、どの車も前にいれず喰らい付いて運転していたそうです。無事にモーテルに着いた時は、私の良かったという安堵感の数倍は安堵と喜びがあったようです。

 これは、今後2年間の留学生活で日常茶飯事におきるハプニング?の始まりでした。