太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

4月下旬から5月上旬 in 2019

2019-05-12 | 研究室
 NOART(名古屋変形性関節症研究チーム)のデータ収集も開始して9か月となり,約半年の時点のデータをまとめて,各メンバーで国際学会発表の準備を進めた.4月中旬に行った研究打ち合わせでは,英語プレゼンの予演会を行い,本チームの英語面でのアドバイザーも加わり,英語で発表および質疑を行った.本研究の内容では3つの研究をまとめ,2つは国際学会,1つは国内学会で英語発表エントリーとなっている.先に行われたトロントで行われたOARSIも無事に終了した.

 今回のOARSIは,道中は一人であったが,会場で本研究メンバーの一人と合流,また日本人研究者を含めネットワークも広がった.そのおかげで夜一人で食事は初日のみであった.今回の学会の私の領域ではPTOAであった.これは,外傷後変形性関節症のことで,やはりACL損傷後のOA変化が一つのトピックスとなっていた.私自身のポスター発表は,関節音関連の研究であったが,質問者には意外と研究の趣旨は理解してもらい非侵襲的膝OAスクリーニングの重要性は共感してもらえた.今回は,日本(羽田)からのダイレクトフライトとしたため,帰国時のトロント発が2時間半遅れたものの無事に日本に着けばその後は新幹線のため助かった.以前はトランジットに遅れ,別の国に飛んでそこでもエンジントラブルでと辛い目にあったことを思い出していた.

 今回も手帳の半分ぐらいになった殴り書きのメモを取った.今は,それらの内容をまとめているが早くやらないと忘れてしまう.学会中の夕方に行われた研究ネットワーク構築と若手育成のmeetingにも参加したが,世界の若手研究者は,どんどんと手を挙げて要求,問題点を挙げてくる.その積極性には圧倒される.私は英語の理解で必死と言った状態であった.

 論文投稿は,私が筆頭である論文は,under review,院生が書いた1報はmajor revisionからの修正で返答済み,もう1報は再度,内容の見直しと苦戦している.