太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

2月下旬から3月 in 2018年 

2018-03-25 | 研究室
 2月下旬には,国家試験があり来週にはその結果が発表される.厚生労働省のホームページにもアップされるが,国家試験の受験申し込みをした全員が受験をした.来週いよいよ合格発表である.

 例年のことであるが,合格発表を待たずして3/21に学位授与式があった.壇上で卒業生一人一人の名前を呼んだ.学生たちは返事をしてその場に立つ.当たり前であるが,名前を間違えなこと,順番を間違えてはいけないことにかなり気を遣った.私も初めてのことで緊張した.しかし一人目から心地よい返事が聞こえ,私が呼ぶ名前と学生各位の返事が呼応していると,とても強く感じた.終わってみると不思議な感覚を経験した時間であった.謝恩会,2次会と終わり,いつもながら学生たちに幸せな気持ちにさせてもらった.4月からの彼らの活躍にエールを送りたい.

 3月は,講義がないため研究を進められる時期であり,研究打ち合わせも多く組んだ.それぞれのディスカッションで新たなアイデアも生まれ,またやりたいことも増えてきた.しかしながら,限られた時間とマンパワーでどのように効率よくやっていくか,優先順位をつけていくか,こちらも重要な課題である.関節音の研究は,基礎的な研究も続けていくが,臨床所見を網羅した研究を少なく,今までの解析と合わせてむしろ自分たちの得意な臨床所見をしっかりと取っていく.関節を動かした時の表現である,ポキッ,ガサガサ,ゴリゴリなどの表現も重要と考えている.

 3月初旬には,修士の発表会があり,私の院生3人が無事に発表をしてくれた.2名はあと1年,1名はあと2年でまとめて行く.星城大学の修士の中間発表も9報あり,つまり学生も9名と増えている.大学院の活気も出てきているように感じる.

 布センサのプロトタイプアプリも改良を重ね,機能的になってきた.明日の3年生と4年生の合同の最終ゼミ(計測方法の伝達講習会)でその辺りの検討もしたい.

 さて,現在既に終了している膝痛のある高齢者の介入研究を英語論文にするため,関連論文のまとめ読みしている.いつものように横にそれて違う文献を探すことも多く,なかなか進まず,執筆に至れない.ただ,気づきも多い.論文の背景の展開で当初とやや違う言い回しになりそうである.書斎がない我が家では,にぎやかな所でやっている.