太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

ニュー太田研究室2009

2009-08-28 | 研究室
 本日、8/28は筑波に来ています。昨日から始まった公衆衛生学会が主催する「公衆衛生活動・研究論文の書き方研修」に参加しています。約50名が参加しており、我々のような理学療法士も数名、保健師、医師、検査技師、工学系の方など多種多様な方がみえました。昨夜の親睦会でいろいろな方と話ができ、特に講師陣のうちの一人の先生に質問ができたことが有意義でした。本日からは、グループ分け後にグループワークを行い、明日発表する形式です。いつもは教える方ですので勉強させていただける環境は、大変ありがたいものです。 

 8/19(水)。朝10:00からノルディックウォーキングのインストラクターで健康増進に関する他大学での講演や地域での活動で活躍されている亀谷氏に、太田研究室メンバーに指導をして頂きました。約1時間半教えて頂き、学生たちも思った以上に楽しかったと口をそろえていました。亀谷氏には、ボランティアで時間を割いて頂きました。感謝申し上げます。

 さて、同日昼に4年生3人と新メンバーの3年生3人と私の7人で、初めてランチョンミーティングを行いました。もともとお互い良く知っているので初々しさは、ありませんでしたが、新しい風が吹き込まれた感じです。いつも学生に行っていますが、チームとして協力し合っていきましょう。

 8/24、25の両日もデイサービスでデータ取りをしました。先週も感じたことですが、介護の現場で働く方々の忙しさと地域の高齢者が支えられているという感覚を実感しました。維持期のリハビリテーションは、医療機関ではなく介護保険事業所とされています。リハビリテーション全体に目を向けると、やはりデイサービスで行われる運動(機能訓練)の質的改善に貢献できればと思います。

ポールウォーキングとデイサービス(8/7-8/18)

2009-08-18 | 研究室
 10日間まとめてのブログです。

 8/7(金)は、名大のオープンキャンパスの日で当理学療法学専攻は、午前・午後共に100名程の高校生の皆さんに参加して頂きました。例年、スポーツ分野での仕事について興味を持っている学生さんが多く、そのような質問を多く受けていましたが、本年は、小児や地域リハ、高齢者などにも興味を持っている人が私が話をした範囲では、比較的みえリハビリテーションが多様化していることを少し垣間見た気がしました。

 オープンキャンパス後、すぐに豊橋に戻り、盆明けからはじめるデイサービスでの最終研究打ち合わせをしました。昨年のスーパーでの地域中高齢者のリクルートは大変でしたが、リクルートの問題はデイサービスのご協力で問題は少なそうです。しかし現場で実際に測定すると起こる予想外の問題を予想する必要があります。いつも研究初日は緊張します。

 8/11(火)。今日は、東京で共同研究先の企業と首都大学東京の長谷先生と研究打ち合わせです。前日からの台風を心配していました。しかし、当日朝、目を覚ました直後に地震があり、すぐに新幹線の運行はと頭が働きました。案の定、新幹線は朝から運行停止で8時ごろから徐々に運行を再開しました。10:40頃のひかりで東京に行く予定でしたが、諦めて動いているこだまで東京に向かいました。予定の13:30少し前にぎりぎり打ち合わせの場所に着きました。無事、有意義な打ち合わせを行い、帰りは予定通りひかりで豊橋に戻ることが出来ました。

 8/12(水)は、休みを取りましたが、先日rejectされた英語論文の校正を業者に依頼してあり、その返答の確認作業を行いました。再度、編集して修正を英語校正業者に出しました。多分お盆明けに文章が戻り、rejectされたジャーナルに再投稿をします。PhDの時の論文投稿と違い期限がないため、あせりはないですがこの論文が終わらないとすっきりしません。

 8/13-16。お盆。娘を初めてプールに連れて行きました。浮き輪を使って浮いていましたが、プールは大変気に入ったようです。安城の実家にも里帰りし、出先ですいか割りをしました。本人がやりたいというので参加申し込みをしましたが、予想通り最年少でろくにバットも持てず、右左の指示も分からないのでスタッフの方が目隠しはハチマキ状態にしてくれました。振り下ろしたバットが、たまたますいかに当たり割れませんでしたが、本人はスタッフの人に絶賛され大満足なようでした。

 さて、いよいよ8/17・18にデイサービスでポールウォーキングの研究を開始しました。十分に器材を準備したつもりでしたが、実施するまでは不安です。案の定、実施場所にカーテンがなく光が燦燦と入り、3次元解析の測定には苦慮しました。結局、窓に簡易的にシーツをガムテープで止め実施しました。会場の下見を怠ったことが原因です。17・18日で15名ほどの測定ができました。デイサービスに3次元解析を持ち込んだ研究はあまり見たことがなく、比較的運動機能の低下した方も対象となって頂いたため、非常に価値のある研究になると思います。デイサービスのスタッフの皆さんには、測定がお昼に食い込むなど、大変ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。対象者と施設の方々のご協力に応えて何とかデイサービスのリハビリテーションに貢献できる研究になればと思います。また、デイサービスを訪問したことはありましたが、朝から送迎の時間まで1日の様子を見せて頂いたことはなく、大変勉強になりました。

September 12thからの日々 2

2009-08-09 | 研究留学回想録
 9/15も早朝5時ごろにバスに乗り込みLAX空港に向かいました。LAにいる観光客は、みんな疲労でぐったりです。前日と同様に渋滞しながらも空港につき、チェックインカウンターに並びました。並んだと言ってもカウンターは、200mぐらい先です。我々の利用したDelta航空は、毎日運航していましたので、キャンセル待ちのチャンスも毎日あります。しかし、バリグブラジルを利用した方は1日おきぐらいの運行でしたので、昨日キャンセル待ちをトライした人は、今日は運行がないので完全に帰国を諦めるしかありません。毎日の便を利用したメリットがこんな所にありました。

 さて、長蛇の列に並んでいると見たことのある人が目の前を通っていきました。同じ病院の職員でした。あちらも急いでいたので、少ししかしゃべれませんでしたが、他の旅行会社のツアーでしたが、予約が取れて本日帰国できるそうでした。

 数時間後、やっとカウンターに着くと受付嬢は今日はもうキャンセル待ちもできないと言っています。私なりに一生懸命言いましたが受け付けてくれませんでした。救いの手をと思い先ほどまで近くにいたHISの人を探しに私はその場を離れ、家内が引き続き交渉をしました。HISの人を見つけられず、戻ってくると家内の交渉で、無理だと思うけどという条件でキャンセル待ちを受け付けてくれました。昨日より少し前進した感じです。頼もしい奥さんをもらったなあと感じました。

 その後、飛行機の離陸まで待ちましたが、予想通りキャンセルは出ず、預けたスーツケースが回転盤に戻ってくるのを待ち、またホテルに戻りました。何もしないよりも良かったような達成感が不思議とありました。

 空港で聞いた話と思いますが、他のツアー会社のパッケージツアーで参加していて、帰国の予約は21日と言われたそうです。もし21日より早く帰りたい人はツアーから離脱し、自分でキャンセル待ちのトライをしてくださいと言われたそうです。しかし、ツアーから離れると自分でホテルの確保をしなくてはならなくなり、空港までもタクシーで自分で行くなどすべて特殊な状況下で自分でやらなければならなくなると言っていました。それを言っていた若者2人はツアーから離脱して自分でトライしているようでした。自分たちが帰国できた後も彼らはいつ帰国できたのか気になっていました。




7/29-8/5と新メンバー

2009-08-05 | 大学
 先週水曜日(7/29)は、名古屋大学保健学科のトータルヘルスプロモーション(THP)の講演会に出席しました。ノーリフトについての話でした。ノーリフトつまり持ち上げないことです。介護・看護の中でどうしても要介護者を持ち上げる動作が入ってしまいますが、それを無くしリフターなどの用具を用いる話でした。話の中心は労働環境の改善にあり、離職率の高い介護職、看護職には重要な話でした。しかし、理学療法士も同じように治療や患者さんを移動させる際に、大きな負担が腰部などにかかり、腰痛持ちも多いのが実際です。先日見たデモ機の中に、下腿前面と腰部のサポートで要介護者を立たせる用具があり、これは理学療法士の腰痛予防と立位訓練としての治療に使えるのではないかと考えました。一度、病院のリハでデモをしてもらうように早速手配をしました。

 7/30(木)。豊橋市内のデイサービスで8月中旬から開始するポールウォーキングに関する研究の測定練習をしました。スペースの問題、手順の問題などの洗い出しができました。今回、姿勢に関する評価も本年新しくSpineというジャーナルで発表された方法を取り入れ行う予定です。8/7に再度、豊橋創造大学で練習の予定です。昨年、苦労したポールウォーキングを地域の中高年の方に実施した研究経験が生きていることを実感します。

 7/31(金)。午後からリハ工学センターで、共同研究をしている工学部の修士の学生と長谷先生(首都大学東京)と工学センターの鈴木先生で修士学生の研究に関して話し合いをしました。工学部の修士も希望者のようですが企業へのインターンが夏にあり忙しいようです。しかし逆算すると我々の学部生のデータ取りがお盆過ぎから本格的になるたため、一緒に進めていくには時間が余りありません。まず、問題は現在リハ工学センターで使用してるViconのデータを、工学部の筋骨格シュミレーションソフトSIMMに落とせるかです。ここ10日間位が勝負です。

 8/3(月)は夕方から豊橋創造大学で介護保険に関する研究の論文書きメンバーが久しぶりに集まり、打ち合わせをしました。論文3つで一つはRevisionで編集中です。1つはRejectされましたが、他の論文に投稿します。もう1つの論文も投稿先を決定しました。目標は3論文年内のAccept(受理)です。

 8/4(火)。午前は人間ドック。午後は年休を取りました。当初、8月後半に人間ドックを入れていましたが、お盆に心置きなく飲めないため盆前に変更しました。毎年、8月上旬にドックを受けています。私の記憶によれば、37歳でアキレス腱を切って以来本格的な運動はしていませんでした。最近、少し走っていますが。その頃より、腎臓結石疑いでどうやら小さいのが今年もあるようです。水を飲んで運動する「水運動療法」というものをネットで見つけました。やはり、バスケットをやめたせいでしょうか。たまたま、そのような年になったからでしょうか。結石が出る時がかなり痛いようですので、大変気になります。今は、うさぎやカンガルーのまねをして飛び跳ねている娘と一緒に跳んでいます。

 本日(8/5)、太田研究室に新しいメンバーが配属されました。女性2人、男性1人の計3人です。それぞれ私の研究のデイサービス、スポーツ、ACL,姿勢、ポールウォーキングなどに興味を持ってくれていました。これも何かの縁です。結果を求めすぎずその過程を大切にしていきましょう。メンバーが増えうれしく思います。太田研究室全員(私を入れて7人)の顔見せランチョンミーティングは12日としました。弁当屋さんが盆休みでないか心配です。