太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

6月 in 2016

2016-06-30 | 研究室
 ついに,今月は月1ブログになってしまった.

 研究では,6/8から6/11までロンドンで開かれたEularという学会に参加した.情報収集と発表である.学会はヨーロッパのリウマチ系の学会であるが,そのジャーナルは,系列で最もimpact factorの高いAnnals of the Rheumatic Diseasesを発行している.今まで参加していたOARSIと比較すると膝OAを全身性の多関節の痛みとの鑑別や痛みに関する研究,リウマチとの鑑別のためのプライマリーな取り組みなど,少し視点が異なり,非常に有意義であった.学会は,良かったが宿泊したホテルは,かなりお値打ちなところに泊まったため,驚くほど狭くベッドは寝返りをすると落ちそうになるほどであった.部屋にいるととても圧迫感のある部屋であった.また,学会会場への道中で,地下鉄が2回ほど止まり,路線を変えるなどが必要となった.

 問題は帰りである.ロンドンからの出発が遅れ,ヘルシンキの乗り換えに間に合わず,香港に行ってくれということになった.香港行まで,6時間待ち.それだけでもぐったり.香港につき,2時間ほどの待ち時間で名古屋に出発する予定であったが,機体のトラブルで,5時間待ち.名古屋には夜中の1時頃に到着.公共交通機関は,動いたおらず,航空会社が出してくれたバスで帰宅した.最寄りの駅まで連れて行ってくれたがタクシーがなく,結局,夜中の3時頃に家内に電話をして迎えに来てもらった.本当は,前日のAMに帰国の予定であったが,15時間ほど遅くなった.家に帰り3時間ほど寝たらすぐに自宅を出ないと大学の講義に間に合わないため,へろへろで家を出発した.今となっては,良い経験であったと思うようにしている.

 帰国後は,忙しく情報交換をした研究者には連絡をしておらず,来週ぐらいには,してみたい.膝OAの介入研究を行っているオランダのグループである.

 さて,研究の方は,MRIの計測の準備に追われている.脳とこころの研究センターの研究者カフェに出席し,自分の研究を説明した.センターのセミナーなどの情報もあり,先のEularから得た情報とセンターの痛みの研究などとリンクさせられないかと考えた.論文は,9か月音沙汰なしであった論文を投稿の取り下げをして他のジャーナルに再投稿した.関節音の論文もMinor revisionで戻ってきた.少し論文が動き出した感じである.

 プライベートでは,今週末がいよいよ子供会のフットベースボールの試合である.今年はコーチで関わっているが,低学年の担当もしている.先ほど,簡単な低学年用の㊙作戦ノートを作成した.1年生と2年生は,試合中ベンチで地面にお絵かきをしないことも加えている.今年はどうなることか.