太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

法則と目標

2009-07-31 | つれづれ
 久しぶりに朝4:30に起きました。睡眠時間が少ないわけではなく、9:30には娘の寝かせ付けで、ベッドの中に入っているため7時間は寝たことになります。5時から30分ほど走りましたが、ある法則を見つけました。朝6時や7時、8時に走ることもあるのですが、朝早いほど挨拶を交わしてくる人が多いと言う法則です。自分が朝ほど挨拶をしている可能性もありますが。朝、早起きなほど余裕がある人が多いのでしょうか。

 アメリカ留学中はとにかく、朝早くからmeetingがありました。早い時は6:30からなど。確かに早起きは時間を得した感じがしますが、今日は午後からリハ工学センターでの打ち合わせ、夕方から保健学科助教の情報交換飲み会があり帰りは遅くなりそうです。長い一日になりそうです。

 さて、走ることは9月初旬にあるナゴヤドームリレーマラソンに出場するための準備ですが、なかなか週1回ほどしか走れませんでした。関係ありませんが娘がおまるでウンチができた時にカレンダーにシールを張るようにして、促しています。私も走った時は娘にカレンダーにシールを張ってもらうこととし、娘のおまるウンチの回数と自分の走る回数を競うことにしました。どちらも週3回が目標です。小さい頃のラジオ体操のようです。明確な目標があり、その努力の経過が分かりやすくと自分でも週3回ランニングをやれそうな気がします。まずは、マラソンリレーまで。期間を区切ることも自分を追い込まずにすむので良さそうです。

September 12thからの日々 1

2009-07-27 | 研究留学回想録
 不安のまま、9.11は床に就きました。不安のため交感神経が高ぶり、眠れないと思っていましたが、Dr.Powersとのインタビューとそこに至るまでの道中で相当疲れたようで気がつくと朝になっていました。

 前日に明日は帰れないと思ってくださいと言われていたのでそのつもりでした。テレビのニュースでは、昨日同様に飛行機がWTCに追突するシーンを繰り返していました。服を着替えロビーに降りていくと多くの日本人観光客の人が溢れていました。本日、帰国予定の人のようです。我々もその一人ですが、さすがにあきらめていました。朝、昼、夕とデスクから状況の説明会があるのでそれには参加してくださいと言われていました。朝の説明会では、予想通りいつ飛行機が飛ぶか分かりません、というものでした。

 それぞれの状況があると思いますが、どうしても帰国したいのでとデスクに言っていく人、大きなアミューズメントパークは閉鎖のようでしたのでツアーが中止になったことに対し他のところに連れて行って欲しいと言っている人、持病の薬が無くなるのでどうしても帰国したいと言い寄っている人など、みんな必死になっていました。私たちも予約業務ですので、大きな穴を開けてしまいますが、とても一生懸命対応してくれているデスクの方々に苦情や要求を言える気分には、なれませんでした。

 日本を立った後にアメリカの空港が閉鎖となりカナダに着陸して、本人の意思でツアーに参加するためツアー会社が用意したバスでLAまで来ている人もいたようです。帰国できず、観光客はどんどん増えているようでした。

 空港が閉鎖されているため空に飛行機を見ることはできません。ホテルの小さなプールで、飛行機を確認しながら一日ホテルから出ず過ごしました。事前に借りた衛星電話で職場に電話をかけ、ご迷惑をかけることのお詫びと全くいつ帰れるか分からない旨を伝えました。

 夕方の説明会では、確率は低いものの明日飛行機が飛ぶかもしれないということでした。

 9/13も一日ホテルの小さなプールで空を眺めていました。飛行機が飛び始めていました。(この辺りの情報は、私と家内の8年前の記憶を基に書いているので実際と詳細や日程が異なるかもしれません)9/13夕方の説明会では、飛行機に搭乗できる人はまず当日のチケットを持っている人が優先、次はオープンのチケット(ツアーではない変更のできるチケット)を持っている人が優先と聞きました。ツアーデスクは、飛行機が飛び始めた時点ですぐに航空会社にbook(予約)をしてくれたようです。通常は、ツアーのチケットは変更できないために安くなっているのですがこの時ばかりは、そのように対応してくれたようです。その結果、我々は9/17に帰国できると教えてもらえました。日程が決まりうれしかったですが、もう少し早く帰ることはできないかという気持ちでした。

 予約日より早く帰りたい人が空港で現地受付し当日帰国できるようにトライするため、明日より早朝に空港までのバスを出してくるということでした。我々も翌日からそのトライアルに参加するのでした。

 9/14朝5時に用意して頂いたバスに乗って空港に向かいました。空港に向かうフリーウェイは大渋滞。やっと空港に着いたものの、門前払い状態でホテルに逆戻りし午後からはホテルのプールで空を眺めていました。名古屋から来ていて10日から延泊をしている若者とそこで知り合ったおばさんと親しくなり、いろいろと世間話をしました。若者の一人は、消防士になりたいと言っていました。彼らは私たちより1日前の16日に搭乗の予約できているとのことでしたが、お金も無くなり1日でも早く帰りたいという我々と同じで明日も搭乗のキャンセル待ちのために空港に向かうと言っていました。

 

 

名大理学療法研究会

2009-07-27 | 大学
 7/22(水)19時から名大理学療法研究会の理事会がありました。以前にブログでも書きましたがワーキンググループで話し合った内容を、理事会で紹介し、規約の改定について議論しました。会費を値下げする件、休会の人を再度入会しやすくする件、同窓会色を出していく件などを検討しました。

 7/25(土)の総会で議決され、名大理学療法研究会も少し形を変えていけそうです。とても前向きな話です。また私個人としては、名大理学療法の縦と横のネットワークを他施設間の共同研究に応用して研究できないかと思っています。学術集団としての意味合いも強くなってくると思います。

 7/25(土)は午後から名大理学療法研究会がありました。リハ工学センターの鈴木先生を講師にお迎えしてビデオによる解析の講習会をして頂きました。40名以上の参加となり、混乱が予想されましたが皆さんPCの扱いには慣れているようで比較的スムースに講習会は進みました。

 本年3月に卒業した学生は、就職して4ヶ月ほどになります。彼らの歓迎会を研究会後に行いました。学生の時とは違った苦労をしているようで、日々、目の前の患者さんのために精進しているようです。まずは皆さん順調なようでホッとしました。

スポーツと休日

2009-07-27 | つれづれ
 少し前になりますが、海の日をからめた連休に中3になる姪のソフトボールの試合の応援に行って来ました。姪は、小学生の頃から女の子ながらリトルドラゴンズに入り野球をやり、中学校ではソフトボール部に入り、日々一生懸命努力をしてきました。小さい頃から、着せ替え人形よりも、刀やピストルのようなおもちゃが好きな子でした。姪は1番ショートです。




 自分の子供は3歳で小さいためわが子の応援はまだだいぶ先です。今までにゆっくりと中学生や高校生の部活動の試合などを見た記憶はありません。試合は両チームとも1点を取るために純粋に必死になり、一歩も譲らない状態でした。姪のチームを応援していましたが、とても相手チームのミスに対して揶揄するような応援はできませんでした。プロ野球の観戦とは全く違います。

 試合は結局、延長戦の結果敗れてしまいましたが、大変感動的なものでした。試合終了と同時に、破れた彼女たちの目から涙が流れていました。きっと今まで努力をして来たために自然に出てきた涙と思います。努力してきたことに価値があるよと言ってあげたい気持ちでした。人は純粋なものに心惹かれると思います。試合終了後はすぐにグランドをあとにしないといけませんでした。娘をカブトムシ取りに愛知こどもの国に連れて行くためです。




 私は理学療法士として多くの部活動により怪我をした学生たちを診て来ました。学生たちと一緒に怪我を克服していく時間は私にとって特別な時間でした。先日の姪の試合で感動した気持ちは、スポーツ傷害の方々を治療をしていく原点であるように思います。

 さてさて、我が家にはザリガニに加えカブトムシが増えました。

 そして、昨日(7/26)は、こどものイベント参加のため東京に行きついでにガンダムを見てきました。娘はガンダムを大変気に入っていました。




 

一段落

2009-07-20 | つれづれ
 ここ数週間の懸案であったフィージススタディの研究費申請(シーズ顕在化)と倫理委員会の申請書を提出し一段落と言った感じです。

 13日(月)は、学生が企画するオープンラボで私の研究室も現ゼミ生(太田研究室ではチーム太田のメンバーという位置づけですが)がスライドで研究室紹介を新しく研究室に配属される学部3年生に行ってくれました。研究する場所や器材は、まだしっかりとは確保されていませんので、オープンラボもスライドで研究内容の紹介をしてくれたようです。

 14日(火)は、Mac3Dという3次元解析システムのデモをしてもらいました。購入のめどはもちろん立っていません。医学科からの先生や付属病院リハ部からのPTの先生も参加して実施しました。デモともし研究費が入ったらという仮定の話でいつの間にか値段交渉にも時間を割いていました。

 15日(水)は、午後からリハ工学センターの鈴木先生が25日に行う名大理学療法研究会の会場の下見と事前打ち合わせのために大学にみえました。通常のビデオカメラを使用した2次元動作解析の講演ですが、現在のビデオ形式がAVIではなく、MPG、MODなどいわゆるMPEG2形式となっているため少し講義を進めていくにあたり、不具合があることを見つけました。最終的(7/18)には、それに対応したフリーソフトを鈴木先生が見つけ、私の方に連絡が来ました。しかし、7/17(金)に資料の印刷やCD-Rへの書込依頼をしてあるため、どのように対応しようか悩ましい問題です。

 16日(木)は、豊橋市役所高齢福祉課の主催する「運動機能向上に関する検討会」に委員として参加しました。H18年から続いている非常に有意義な会で、医療と介護の情報連携を一つのテーマとして進めてきました。その具体策として医療・介護現場の共通運動機能評価表の作成と運用で、実際に具体化され検証作業を終え、いよいよ実用の段階となりました。また、当課主査のはからいで、私のデイサービスにおける研究の説明と数年先に実施したいと思っている計画の話をさせて頂きました。

 17日(金)。久しぶりに太田研究室の学生とランチョンミーティングをしました。研究スケジュールの打ち合わせがメインの予定でしたが、いつも私が思っている臨床の面白さやそこから得られた理学療法士としてのアイデンティティを社会貢献に活かすことの話をしました。皆、真剣に聞いてくれました。理学療法を大切にしながらも今までの理学療法にとらわれず、広く社会を見ることとまたそこにも科学性を追及することが大切と思っています。真剣に聞いてくれる学生を見ると、学生の純粋さが伝わってきます。どっぷり社会に使った人と話をする時とは、違う感覚です。

 さて連休後からは、Rejectされた論文の再投稿と書き始めたばかりで停滞している足関節背屈制限と膝関節の関連に関する論文の作成です。前者が先で、後者は9月末までの投稿を目指す予定です。私の夏休みの宿題です。