太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

1月中旬から下旬 in 2016

2016-01-30 | 研究室
 大学院の仕事として,初めて修士論文の審査を行った.通常の論文審査は,かなり行っているのでその延長線上であることは間違いないが,修士論文の場合は通常の原著より情報量が多くなり,一つのストーリーとしてまとめることの難しさを感じた.審査であるが,やはり質問のみに終わらず方向性を示したいと思っているのだが,臨床研究では,やはり多くのバリエーションが考えられ,質問自体は良いがその質問で方向性が広がりすぎないようにする必要があることを感じた.1月の中旬に審査を行い,院生は現在,皆さん修論の修正中である.

 良く考えると,自分の直接の院生は1名であるが,臨床PTで他大学の修士学生1名,教育系の大学院生1名,工学系の大学院生1名とは共同で研究を行っている.教育系と工学系の院生は現在M1で来年が修論作成である.

 研究に関しては,介入研究の被験者の方々に結果の通知を何とかできた.終了してから1か月ちょっとぐらいで返信できホッとしている.結果は,今後まとめていくが,日常生活を変えるだけでも効果が証明されている運動と同等ぐらいの効果がありそう(?)である.ただ,これは最後に論文となって第3者に認められてから言うセリフなので,そのような感じというところまでで.

 さて,投稿中の2つの英語論文に関しては,一向に戻ってこない.とても嫌な予感がする.作成中のACL術後の膝蓋骨可動性の論文はおおよその草稿を書いたが,完成まではまだまだ時間がかかる.そんな時に今度は,今までに査読をしたことのない初めて国際誌からの査読依頼が来た.整形外科領域のジャーナルでインパクトファクターは1.5と2の間ぐらいのものである.私の研究に関連しているので依頼が来たと思われるが,お受けすることにした.こちらも一応の査読コメントを書いたが,拙い英語のためいつものように英語校正をNativeにしてもらう.ボランティアで受けて,英語の校正は,自腹.一応は,名誉なことと納得はしている.そこで1つ困ることが発覚した.それは私がいつも英語校正をお願いしている個人の会社であるが,そこがcloseするようである.とても迅速にかつ適切に親切に何度も校正をして頂いていたのでとても残念である.その方は85歳になられるそうですが,自分が年齢を知らなかったため,いつもの校正をそのような年齢の方がやって頂いていたのかと思うと信じられない気持ちである.また,とても感謝の気持ちが湧き上がってくる.

 1月末に締め切りの学会が2つありどちらにも,共同研究者を支援しながらabstractを申請した.JOSKAS(福岡)は私を入れて3名,Eular(ロンドン)は4名である.Eularは,OralとPosterを選べないため,4月の返事でどうなっているかちょっと気になる.

 名大理学療法同窓会の役員会があり,今後の研究会の話なども行った.まずは,2/20の名大整形酒井先生の軟骨に関する研究のご講演.ぜひ,ご参加頂きたい.

 明日は,12月に行えなかったスポーツ傷害予防研究会を豊橋で行う.今の予定では,膝OA,投球障害,ジャンパー膝の演題である.


12月下旬 in 2015から1月上旬 in 2016

2016-01-11 | 研究室
 年末年始の研究に関しては,修士院生の研究発表・修論作成,ACL再建術後の膝蓋骨可動性の論文作成が中心であった.また優先順位の高いこととして,昨年末まで実施した介入研究の結果をまとめ参加して頂いた皆様に結果を郵送することである.個々の方々別々に結果を送らせて頂くため少し時間がかかるが,何とか1月末までにお送りしたい.

 また,Eular2016という学会の抄録を先日私はsubmitしたが,共同研究者もsubmitする予定で,3000字程度の英語抄録を1月末までに作成する支援をする.また,JOSKASも28日までが期限であるので,そちらも作成をしないといけない.

 いよいよ2016年のスタートである.本年も,研究と論文作成を粛々と進めて行きたい.