太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

年の暮れ in 2013 (つれづれ編)

2013-12-29 | つれづれ
 12月は,プライベートのイベントも盛りだくさん.

 年末の懸案事(楽しみ?)の一つは,娘のピアノの発表会.8月には課題曲が決まり,4か月かけて練習をする.ただ家での練習時間は,ほんの少しでどちらかというとこれでうまくなるのだろうかといった感じ.発表会の10日前では,10回弾いても1度もミスなく弾けることはなく,最後1週間で追い込み.ピアノの発表会の日の夜は,イオンの串揚げ屋さんに行くという,別途の目標?を立て,練習に挑んだ.娘と一緒に全くピアノの弾けない私は練習をして行こうと思っていたが全くついていけない.頑張って娘の年長さんのレベルまで.小学1年生には,手もありも出ません.何とか1週間頑張ったものの,当日の朝もミスなしという感じではなさそうであった.細かいところは私にはわからない.今年からドレスを新調した.

 本番は,意外と本人はひょうひょうとしており,家内も私も超緊張していた.串揚げが効いたのか,本番1発大成功.ニヤニヤしながら演奏後に舞台そでに戻って行った.夜はもちろん串揚げ屋さんでフリードリンクで祝杯をした.

 年末は,1年で最も娘と過ごす時間が長い時である.家内は,30日まで仕事.先のブログのように,何とか時間を作り論文を書きたいと思うのだが,全く机に向かわせてもらえない.そのため,いつも諦め思いっきり遊ぶことにしている. 

年の暮れ in 2013

2013-12-28 | 研究室
 確かに12月は,あっという間に過ぎる.

 12月に膝蓋骨可動性計測器(通称:パテラ君)を用いて,膝蓋骨上下方向の計測を行っている.星城の大古先生がとても頑張って学生の計測をしている.200名近くの計測となると,しっかりとした正常値の算出となりそうだ.来年以降,いよいよ論文投稿の準備をする.

 12/12(木)は,中部地区医療・バイオ系シーズ発表会でKneemo(膝関節伸展屈曲アシスト装具)の紹介をした.印象としては,バイオ系が多かった.ただ,私の出展はわかりやすいため何となく覗いて頂いた方も多くいらっしゃった.質問は,やはり適応であった.さて,昨日も臨床に出ていた.最近,股関節の患者さんにこのKneemoの伸展アシストパターンを付けてみることがある.昨日も確実に股関節の症状が軽減した.Kneemoを外すとまた出現した.CKCで膝伸展アシストを強くすると大殿筋のアシストになるのでそのためだろうか.股関節の装具というものがあまり存在しないだけに,はやり今後はこの点も重要なポイントと考える.

 12/15(日)は,スポーツ傷害予防研究会を豊橋の向山クリニックで行った.

1.「健康を科学する」堀田智弘/松葉治療室
2. 腸脛靭帯炎について 太田進/星城大学
3. 20歳代と40歳代の歩行の相違 -3次元動作解析とMRIによる比較- 太田進/星城大学
4. オスグッドシュラッター病について 鳥居善哉¿/向山クリニック
5. レジスタンストレーニングに対するHMBの効果 岐阜大学/服部良
6. 病院外における健康増進活動 はしら整形外科/小島彰子 

 いつものように,フランクな会で多くの意見が出て充実していた.いつも向山クリニックの鳥居先生に取りまとめをしてもらっている.感謝.

 12/17(火),20(金)と国立長寿の松井先生との共同研究と自分の学部学生の卒研の研究とを合わせてデータ収集を行った.姿勢改善がどのような姿勢アライメントに影響しそれがまた歩行にどのように影響するかを計測した.何となく傾向は得られそうかな.

 12/19(木)は,終日の太田研の研究解析法伝達講習会,首都大学の長谷先生との研究打ち合わせ,忘年会を行った.AMは,名大学部4年の安藤さんから私と国立長寿の相本君が生徒となりMatlabを教わった.彼女は以前の大学の修士の時にMatlabを使用しており,今年の研究では自分でプログラムを組んで進めてもらった.超初心者の私には,難解な点も多くあったが,Matlabの魅力を垣間見た.相本君に頑張ってもらおう.星城の3年生のゼミ生は,主に3次元動作解析の方法とMR解析の方法を名大4年の中村君に教えてもらった.その後,長谷先生との研究打ち合わせ.そして名大4年の二人に卒研発表をしてもらい,長谷先生の意見を頂きながらディスカッションをした.話は広がりを見せて,膝OAの関節音(振動)がゆらぎの解析を応用できないかとの話になった.来年はその辺もやって行きたい.カオス指数は聞いたことはあるが,その他の指数などは聞いたこともなかった.

 年末に再度,にわかにMatlabの必要性を感じ,振動・周波数の解析方法を深めていくことが自分の研究を進めることだと認識した.

 またまた最後に星城の三田先生(工学)から,廊下で英文first author10本を書きなさいねと言われ,先生は「Must」ですよと言われた.いつもお声掛けを頂き応援をしてくださる.実は私が博士を取った時に全く同じことを言われている.名大の鳥橋先生から.私の最重要目標を年末に再確認した.来年も,粛々と謙虚に目標を向かって努力していきたい.


 

12月上旬 in 2013

2013-12-10 | 研究室
 今年もあと,20日ほど.年を重ねるとともに,時間が加速度的に早く過ぎていく.

 さて,12月上旬は.

 プライベートでは,娘をWaltsのクッキーづくりに連れて行った.店の奥に料理教室ができるところがあるとは知らなかった.クッキーの完成は4枚で家族で味わって食べさせて頂いた.さて,最近の懸案であった東海シティマラソン10kmに8日の日曜日に参加した.ナゴヤドームマラソンは,お祭りであるが今回は自分で10kmは走らないといけない.またこのような大会に出ることも初めてであった.若かりし頃の付けでいろいろと負傷を抱えており,いつ痛みが出るかとそちらも心配であった.最近も週1回4-5㎞のランニングを続けているがそれ以上は走っていない.数週間前に8㎞ぐらい走ったら腸脛靭帯炎の痛みが出現した.そんな不安を抱えて参加.星城生150名ほど参加と聞いた.おそろいのTシャツで,参加.学生(リハ学部)たちは,毎週月曜日の夕方に練習をしている.なお,私は1度も参加したことはない.目標は1時間.学生たちに交じり,スタートラインに.ゆっくりとスタート.最初の2kmは,12分ぐらいであったのでペーストしては1時間丁度と思ったがそこからペースが上がるとは思えず,1時間を過ぎてしまうかと心配をしていた.意外と3-5㎞ぐらいは元気であった.折り返しの選手と対面し,何人かの学生とも目で合図を送ったりした.なかなか対面でお互い頑張っている姿を見るのは,心地よいものであった.しかし7km以降はだいぶ疲れが出た.ゴールと思った辺りが残り2㎞,必死で走りゴールかと思った辺りで,あと1kmの看板.最後は,ふらふらでゴール.足の痛みもなく,基本的に元気に完走した.53分50秒であった.

 研究では,現在膝蓋骨可動性計測の上下方向の再現性と正常値の算出をしている.内外側方向も含め100名以上の計測を行い,正常値を出す予定である.星城のO先生が計測を行ってくれている.上下方向は初の試みである.昨日も計測をしていて下方への動きと腹臥位での膝の屈曲角度と関連しそう.膝の最終域の屈曲は,筋腹の伸張性ではなく膝蓋骨直上あたりの伸張性に由来しているかもしれない.

 2つの英語論文のmajor revisionの修正も何とか進んだ.1つは,本日submit.しかしsubmitする時に one-page summary describing the revisions madeも送れと書いてあった.しかし修正した論文にresponseとして,コメント1つ1つに返答をした書面を作ったのでそれをまたまとめることに抵抗があった.このような要求は初めてである.取りあえず,修正のサマリーの代わりに1つ1つに答えたresponse書面を作ったとして提出した.もう1つの論文ももう少し.今週中にはsubmitできそうか.1つでもXmasプレゼントとしてacceptをもらいたいものである.

 先日,OARSIで新しい研究の抄録をまとめたので,この流れで何とか3次元動作解析とMR計測による軟骨評価の比較研究をまとめたい.Osteoarthritis and Cartilageでは,来年の10月にImageの特集号を組むとのことでimageに関する研究の募集をしていた.大変無謀とも思えるが,まずはreject覚悟の大物狙い投稿からと思っている.