太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

4月から5月上旬 in 2017

2017-05-05 | 研究室
 4月から新学期が始まり,大学での学部学生への講義,大学院講義,週末の子供会の仕事と
忙しくなり,そのような状態の中で,国際雑誌の論文が軒並み,revisionで戻ってきた.
9か月待った1つの論文も先日戻り,本日時点で3つの英語論文のrevisionの修正をしている.

 4月中旬から鼻水とのどの痛みで苦しみ,耳鼻科で風邪薬を処方されたが,あまり
効果を感じず,むしろ思考が働かなくなり,かなり苦しい10日間ぐらいがあった.
別の耳鼻科では,ハウスダストのアレルギーということで,薬を頂き,翌日から
症状が軽快した.ちょうど,OARSIの前に治ったため,ぎりぎり助かった.

 それにしても,薬は怖いもので,本当に今回,先の耳鼻科で頂いた薬で,思考が
働かなくなり,その状態で英語論文の査読者からの厳しいコメントへ立ち向かう
(英語で質問に答え論破する)ことは,困難であった.元気な時でも,査読者からの
コメントは1つ1つ厳しいものが多いとぐったりとしてしまうが,今回はさらに
厳しい状況で,心身ともにまいってしまった.

 その薬をやめるとまた,思考が働くようになり,つくづく薬は怖いと感じた.

 さて,4/27-4/30でOARSIがLas Vegasで行われた.今回も内容は非常に
濃くupdateなものであった.早朝からのbreakfast poster tourというものにも参加した.
私が論文を参考にしている著者の方々も多くそろい,少人数制で内容の濃いディスカッションであった.

 また,ありがたいことに,一昨年に参加した際に,話をした京大の院生(すでに修了)さん達が
私を覚えていてくださり,話しかけてくれた.日本のPTの発表は多くないが,それでも京大と星城大学は
続けて発表している.お互い切磋琢磨できればと思う.

 以前も感じたが,国際学会では,big project(大規模コホート研究など)からの
データを多角的に解析した報告が多くある.ただ,ポスターセッションで,私が細かく
聞くと,自分は統計とエンジニアが専門なので,分からないなど,臨床のことを分からず
解析のみしている研究者も多い.アカデミックな視点を持ったPTの臨床経験が実はとても大切と
国際学会に参加すると感じる.今回もそんな学会であった.

 今年も国際線の飛行機が遅れ,東京乗り換えが駆け足であった.昨年は,帰国時に1回正規の
乗り継ぎが出来ず,帰国するに辺り別の国に飛び,そこではエンジントラブルという2重の
苦しみを味わったが,今回はセーフであった.来年は,リバプールで行われる.