下見

　2001年9月10日。朝、ホテルを出てまずUSC Health Sciences campusに向かいました。 LA郡の病院（County hospital),USCの医学部（Keck school of medicine)も近くにあることを知っていたので、なんとなく洗練された所かと思っていましたが、有刺鉄線のある建物もあり私の印象とは異なっていました。USCのPT専攻のある建物は意外とすぐに分かりました。車でその建物を回りながら、明日のインタビューを心配していました。

　その後、フリーウェイを北に向かいました。インターネットとカリフォルニアの暮らし方と言う本からの情報でPasadenaに住みたいと思っていました。思った通りのきれいな町で適当にグルグルと車で周っていました。途中、きれいな家や景色をカメラで写していました。そうしている内に、どこにいるのか分からなくなってしまい、日本で印刷したYahoo mapを見て場所の確認をしました。その時は、まだ実感できませんでしたが、ストリートの名前と住所のナンバーでとても簡単に現地に行けるそのシステムに後から感心するのでした。

　無事に下見を終え、午後からは自分たちの宿泊するホテルとダウンタウンの対角線上にあるリトル東京に歩いていきました。ことのほか遠く、帰りはタクシーで帰ってきました。夜は、我が家恒例の祝杯をあげました。我が家は何か「こと」があるといつも前祝、本祝い、後祝と言った感じで良く祝杯をあげます。その日は、前祝でした。

　明日は、いよいよDr.Powersとのインタビューです。まったく、英語の自信はありません。作戦は、「相手の目を見てにこやかに」という抽象的なもので臨みました。