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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

田子の浦港海上安全祈願祭

2018年07月20日 | 議会活動

平成30年7月20日(金)

 

 海の日田子の浦港実行委員会主催による、海上安全祈願祭が田子の浦港吉原埠頭にて執り行われました。

 

 安全祈願祭は、海上物流を担う船舶の無事を祈り、田子の浦港の発展と安全を海に願う行事として毎年この時期に実施しているもので、式典には埠頭荷役・工事関係者の他、市長をはじめとする市関係者、海上保安庁や税関と国土交通省港湾管理部署担当者、田子の浦港の港湾管理者である静岡県および県議会議員、市議会議員や地元住民代表が参加し、神事の後には代表挨拶がありました。また、式典を挟んで、関係者との意見交換を行いました。

(式典会場から見た”ふじのくに田子の浦港公園”の展望台”ドラゴンタワー”)


(式典会場内)


(神事の前)


(主催者あいさつ)

 

 田子の浦港は、ものづくりのまち富士市にとって、原材料や製品を大量輸送するための大きな社会インフラです。かつては、海外から製紙産業の原料となる木材チップやパルプ、トウモロコシなどが輸入され、市内で製品化されものが各市場に輸送されていました。さらに、県東部地区の海の玄関としてその機能を果たしてきました。

 最近では、製紙産業が後退していることから、新たに設置された火力発電所などの燃料となる石炭が大量に輸入されています。

 

 田子の浦港は、潤井川と沼川が合流する河口部に掘込み港として設置され、上流部から流れ込む大量の土砂が港内に堆積し、また港口では富士川から流れ出た土砂が海流によって航路に滞積するなど、常に浚渫をし続けなければならない宿命をもっています。このため、国や県が地元企業からの支援を受けて大型船舶が安全に港を利用できるよう努めているところです。

 

 維持管理に苦慮する課題を抱えている港ですが、駿河湾内には清水港や御前崎港、沼津港などがある中で、田子の浦港は懸念される大規模地震による津波に対して被害が一番少ない災害に強い港であることから、もしもの場合の救援物資の運搬などを可能とすることなどに期待が高まっています。

 また、富士山に一番近い港として、クルーズ船の誘致や周辺の田子の浦しらすなどを食することができる漁港漁協施設、富士山の眺望が素晴らしい“ふじのくに田子の浦みなと公園”など、観光振興に貢献できる港として期待が高まっています。

 

 港の基本的機能は開港当初から変わっていませんが、港湾を活用した新たな魅力が加わり、かつ、安全な港で在り続けることは、船舶や港湾関係者のみならず、市民にとっても重要であり、海の日をきっかけに港湾について多くの人に理解していただくことが必要です。

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