鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

ふじのくに感染症管理センター運用開始

2024年04月09日 | 議会活動
令和6年4月9日(火)

 新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえ、今後も同様な事態発生に備えるために、静岡県は三島市内に「ふじのくに感染症管理センター」を設置し、4月1日から運用が始まりました。7日の日曜日には、「ふじのくに感染症管理センター」の完成披露式と、合わせて同施設内にある「静岡県健康福祉交流プラザ」のオープニングイベントが開催され、議会代表として出席し祝辞を述べさせていただき、テープカントにも参加させていただきました。















「ふじのくに感染症管理センター」完成披露式典




「静岡県健康福祉交流プラザ」

 今後、「ふじのくに感染症管理センター」を核として、政令市を含む保健所、市町、県内医療機関や県医師会、県病院協会、県看護協会等の関係団体、国立遺伝学研究所等の研究機関など、様々な機関と連携しつつ、10年後を見据え、本県の感染症への対応力を強化し、「防疫先進県」をめざします。
 ここで10年と表現していますが、以前、感染症に関わる専門家から聞いた話によれば、何かしらの大規模な感染症発生は、これまでの経験から、おおよそ10年くらいの周期で発生しているともいわれ、そのことも意識しているのではとも思われます。

 センターの主な機能は、①司令塔機能の確保。②情報プラットフォームの構築。③研修の実施があります。

 ①は、平時には、医療・福祉現場の感染症対応力の底上げを行い、有事の際には、感染症対策の司令塔の役割を担います。センターの実務責任者が、有事の際には、医療提供体制の維持・確保について、一定の権限を持てるような体制を構築します。医療圏ごとに拠点病院を設置し、県内にネットワークを構築します。

 ②は、保健所の感染症対応について、デジタル化による業務の効率化を図ります。保健所・医療機関等の業務の効率化、情報の共有化と感染状況の分析等のため、ICTを活用した業務のデジタル化とデータ管理を一元化するシステムを構築します。

 ③は、新型コロナウイルス感染症をはじめ、新興・再興感染症の発生に備え、保健所応援職員、医療従事者や福祉施設職員向けの研修を速やかに実施します。将来的には専門資格を持つ医師や看護師等にも研修を実施します。

 健康福祉交流プラザの前身となる総合健康センターは、健康科学に立脚した健康づくりの拠点施設として、平成8年5月に開設されて以来、県民の健康づくりを支援してきましたが、開設から20年以上が経過し、利用者から施設の改修要望をいただくことが多くなっていました。
 この度、年齢、性別、障害の有無に関わらず、すべての方が親しみやすい交流の場となるよう、ランニングレーンや体育館等の改修整備が行われ、利用者の利便性が向上した形で施設の一般利用が再開されました。
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