鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

酷暑日が続くのに、もう立秋

2016年08月08日 | 議会活動

平成28年8月8日(月)

 

 暑い日々が続いています。

 午前中は、私の地元富士市が防災メールを通じて、熱中症対策の緊急メールを送ってきました。また、このところ、夕方のニュースでは、熱中症による犠牲者の状況が最初に報じられています。私も人ごとではない、危機感が漂ってきました。

 

 そのような毎日を繰り返していたので、昨日が「立秋」だったなんて、とてもイメージがわきません。

 季節のご挨拶も、「暑中見舞い」から、今日以降は「残暑見舞い」となります。

 

 さて、夏といえば、食欲が衰退し体力も衰える時期でもあります。夏こそ、体力を維持するための食事には、様々な配慮が必要になります。

 代表的なものは、土用の丑の日に食すると身体に良いと言われる鰻。土用は、そもそも、立夏、立秋、立冬、立春のそれぞれ前18日間を指すもので、一般的には夏の土用である立秋前を思い浮かべ、先ほどの「土用の丑の日の鰻」が定着しました。

 元々は、土用の期間中は、土の気が盛んになり、土をいじることは御法度ということらしいです。

 

 人の健康と季節の関係を考えてみると、土用の期間が季節の変わり目で、体調に大きく影響が出る時期ともいわれています。従って、健康を支える食事には特別な配慮も必要ということになるのでしょう。

 

 夏の土用、丑の日には鰻を食べて元気になるという習慣は、ここから来ています。ただ、鰻も貴重な食料となり、口に入りにくくなっていることもあって、鰻からナマズ「鯰」に食材を変えるという挑戦もあるようですが、味の方はまだまだ鰻に並ぶところまでいかないようです。鰻に代わる、鯰も含めた食材で、健康維持に努めなければならないことは、少しさみしいような気もします。

 

 夏の暑い時期を乗り越えるための、栄養価の高い鰻を食べる習慣は、万葉集にも詠まれているようですが、いくつかの由来がある中、江戸時代の蘭学者である平賀源内説は有名です。

 知り合いの鰻屋から相談を受け、夏の土用になかなか売れない鰻をどうしたら売れるのかに応えて、「土用の丑の日鰻の日。食すれば夏負けすることなし」という看板を掲げて繁盛し、それを他の鰻屋もまねて広まったとか。

 

 しかし、その鰻が300年後に手に入りにくくなったとは、平賀源内も想像できなかったことでしょう。

 

 さて、皆さんは夏ばて防止にどんな取り組みをしてますか。

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