鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

知事がCNF研究の現場を視察

2024年09月07日 | 議会活動
令和6年9月7日(土)

 先週末、新たに静岡県知事に就任した、鈴木康友知事が、本県東部・伊豆地域を視察しました。これまでも知事が県内の各地を周り、それぞれの地域の現状や課題を直接見聞する機会がありましたが、新知事就任に伴い、「オールしずおか移動知事室」と名称を変え、その最初の視察となりました。

 9月5日の木曜日には、沼津駅付近連続立体交差事業や県の先端農業分野の研究開発施設であるAOI-PARC、静岡県富士山世界遺産センター、そして私の地元にあるCNF研究施設である日本製紙冨士革新素材研究所を訪れました。





(視察の様子)

 私は、この中でCNF研究施設である日本製紙冨士革新素材研究所に同行し、研究所長からCNFの研究開発やその応用製品の事例などについて説明を受けました。
 私は、本県がCNFに関する取組の当初から、議員の立場で関心を持ち、機会ある毎にこの分野の推進について関わってきたこともあり、新知事がこの分野についてどのような関心を示すか、その動向を確認したいことが一番の目的でもありました。

 研究所側の説明の中では、企業として紙製品の需要に応えることがその使命ではありましたが、今後の社会情勢の変化に伴い、紙の原料となる木の可能性について新たな価値の創造を目標に掲げ、その分野に貢献できるセルロース系素材であるCNF(セルロースナノファイバー)に活路を見出し研究開発を進めており、その応用製品化の追求において、静岡県や富士市が大きな支えになっていることなどに触れ、研究施設も富士市に移転して展開していることなどに触れました。

 説明内容は、専門性の高いものではありましたが、初めて聴く知事にもわかりやすいものと感じました。知事からはいくつかの質問も出て、この分野の更なる推進について、県として支えていきたいなどの感想も話していました。

 視察が行われた会議室には、同社が関わっているCNF応用製品が所狭しと陳列され、この分野に関わってきた私でも新鮮なものに写りました。また、製品化はかなり前に実現しているものもあり、CNFの応用化は、水面下で予想以上に進んでいるようにも感じました。

 知事は、この視察を通じてどのように新たな支援策等を考案していくのか、今後の動きに注目していきたいと思います。
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