村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

ポンポンダリア

2021年03月24日 | Weblog
子供の頃、農家の庭先にはいろいろな花が咲き乱れていた・・・
経済的に生活は苦しくても・・・花を愛でる気持ちはどこの農家でも持ち続けていたようである・・・

勿論、スーパーなどまだない時代には、お墓に挿す花は自前だったからでもある・・・

その頃、ダリアの花はどこの農家の庭先でも見ることが出来た・・・
なかでも、ポンポンダリアは・・名前も珍しかったがポンポンと穴が連なる花弁は何とも愛らしく、・・・
当時は、教室に飾る花は児童が交代で持って来ていた・・・中でもポンポンダリアは一番の人気だった・・・

用事で、ホームセンターに寄ったら、花の苗や球根が店頭に並んでいる・・・
ポンポンダリアの球根を見つけて、なつかしさから今年は植えてみようかと買って帰った・・・

昔は、ダリヤの球根は各農家で貯蔵して、時々は種類の違ったダリアの球根を交換し合っていたものである・・・
今頃は、農家でもダリアを作っている農家は少ない・・球根の交換など出来そうもない・・・

センターに売られていたダリアの球根は・・・昔のことを思うと・・・何とも貧弱な芋である・・
その上に、球根一個で300円以上の値である・・・
はたして芽が出るだろうかと思われる様な・・・・小さな芋だ・・・

農家で自家栽培していた頃のダリヤの芋と言えば・・さつまいもと間違えるぐらいの大きさの芋もあったが・・
今頃のダリヤの芋は、親指ほどの大きさである・・・

ダリヤの芋まで、上品になっている・・・
人間でも、花の芋でも野性味を失って上品になって来た時代になった・・・

少子化になるはずだ。
コメント
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